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窪みの底で男は発情した裸体を慰める

2015.05.17.Sun.21:00
「っあ…ん、は、あぁ…っ」

荒く乱れた喘ぎ混じりの呼吸が、石牢の中で反響している。だが、その苦しげな呼吸の主である男の姿は、鉄格子越しに見た限りではどこにも見当たらない。確かに声は反響して辺りに響いているのに、声の発生源である男の姿は石牢に置かれた簡素なベッドの上にも、金属の拘束具が付いている石牢の壁際にも見当たらない。
何故、そんな不可思議な状況になっているのか。その答えは、至極簡単だ。男は鉄格子から声は聞こえるが姿は見えない場所、石牢の床に作られた縦長の窪みの中に衣服を剥がされた裸体を入れられているからだ。ただの窪みではなく、男が背伸びや跳躍をしたくらいでは決して中からは出られない程の深さを持ち、発情を促す薬品入りの気体を男に無理矢理吸わせ続ける機構を持った無慈悲な窪みの中に。

壁にある穴からパイプを通して窪みへと溢れ出してくる甘い香りを持った気体を男は当然拒み、逃れようとして必死に窪みからの脱出を試みた。
しかし、手を限界まで伸ばしても窪みの縁に全く届かない状態では、指をかける事も叶わない程凹凸を削った壁に囲まれている状態では、脱出したい意思があってもそれを形には出来ない。そして男はその必死さも虚しく自分を窪みへと放り込んだ者の予定通りに淫薬をたっぷりと吸入させられ、その者が想定した通りに無理矢理に発情させられた裸体を窪みの底でだらしなく投げ出したまま自らの手で火照り切った肉体を慰め、何度も迎えても足りない心地良い絶頂を味わっていた。

「あ…あぁ! 気持ち良い…イ、く。イ…く…っ!」

仰向けの体勢で足を大きく開き、両手で乳首やペニス、尻穴といった快楽に弱い箇所を弄り回して絶頂する男はもはや達しても精液を放出する事は出来ず、何も吐き出せない状態で達する事がより激しい甘い苦悶を誘発させるという事実にも気付かない。

「もっと、もっと…きもひいいの、もっろ、ぉ…!」

淫薬入りの気体に理性を溶かされ、快楽しか考えられなくされた男は蕩け切った表情で自分の裸体を撫で回し、淫薬と体液が混ざり合った淫猥極まりない匂いを嗅ぎながら、入れられた窪みの底で快楽を夢中で貪っていた。



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