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淫らな渇望で少年は苛まれる

2015.04.26.Sun.21:00
「ん、はぁ…ひぃ、は…ん、ふ、うぅっ…」

窓の無い狭い部屋の中に、少年が発する荒い呼吸混じりの声が聞こえている。火照った顔を振り乱し、だらしなく開いた口から熱い息と飲み込めない唾液と垂らしているその少年は、衣類を一切身に着けていない裸体にさせられている。その裸体は少年を捕らえた者達の手によって拘束具を装着され、自由を奪われてしまっていた。
両手首に装着された革の手枷から伸びた鎖は、少年の腕を斜め上に引き伸ばした状態で天井にある金具へと繋ぎ、少年に腕を下ろす事はおろか立ったまま座る事も許さない状態にしている。そして、立った姿勢を強いられている足の足首に装着された枷は、少年の足を閉じられないようにする位置で足首と床の金具を短い鎖で繋ぎ、少年に移動と足を閉じて恥部を隠す事を禁じている。
狭い部屋の中で手足をX字に伸ばした格好を強制され、裸体を晒させられている少年は、ただじっとしているだけでも人としての尊厳を傷付けられ、耐え難い恥辱を受ける状況だ。
しかし、少年を捕らえた者が与えた真の責めは尊厳を傷付ける事でも、恥辱を与える事でもない。一見しただけでは分からないその責めは確実に少年の心を内側から崩し、緩く続く終わりの見えない苦しみで少年の裸体を嬲っていた。

「あぁ…ん、く、ふっ……身体、あひゅい…っ…!」

体内に溜まる熱の存在を口に出しながら、少年はどうにかしてそれを解消しようと繋がれた裸体を力無くくねらせた。
けれど、そんな事をしても熱は散らない。全身に塗りたくられた淫薬によって発情させられた肉体の火照りはくねったくらいでは全く散らせず、むしろ少年は身悶えたせいで新たな快楽を感じ、発情させられている肉体をより高みへと自ら追いやってしまった。

「うぁ、は、ひぃっ!」

勃起したペニスがひょこひょこ跳ねる事すら、赤く染まってぴんと尖り切っている乳首が空気で撫でられる事すら、尻の谷間で息づくアナルが形を変える事ですら快楽に変換される程鋭敏になった肉体は、持ち主である少年に絶え間無く強い快楽を要求してくる。少年自身も、可能なら自らの手で身体を撫で回し、際限無く快楽を貪っていただろう。
だが、今の少年は手を拘束されている。これでは手を使って尖った乳首を摘んで弄る事はもちろん、ペニスを扱いて射精に至る事も、疼いているアナルに指を突っ込んでめちゃくちゃに掻き回す事も出来ない。
身体中が激しい悦楽を望んでうずうずしているというのに、拘束された少年に出来る事はせいぜい腰を大きく振ってペニスを跳ねさせる振動で悦楽を得る事くらいで、その悦楽すら渇きに渇いた肉体にとっては求める物に遠く及ばず、どう試行錯誤しても少年は満たされない渇望に苛まれてしまう。

「もぉ、いやぁ…っ! たひゅ、けへ…俺、おかひくなっひゃ…うぅぅ…!」

目の端から涙を零し、助けを叫ぶ少年。それは返事を期待した物ではなく、自身が置かれている生殺しの地獄から意識を逸らそうとそて発せられた叫びであったが、意外にも返事があった。
少年を救う者じゃなく、少年に拘束と責め苦を与えた悪の男の返事だったが。

「やぁ、ヒーロー君。気分はいかがかな?」

部屋中に広がるスピーカーを通した男の声。責めを受ける前までは嫌悪感しか持っていなかった男の声にヒーローと呼ばれた少年ははっと顔を上げ、なりふり構わず欲望を詰め込んだ願望を大きく叫んだ。

「お、ねがい。おにぇがい、ひまひゅ…っ! 身体、いじって! きもひよくしてぇっ!! このままじゃ…俺…頭、へんにな、りゅっ…!」
「そうか、それは大変だね」

必死に快楽を望む少年ヒーローの様子を別室のモニターで眺め、切羽詰ったおねだりをイヤホンで愉しむ男は、余裕たっぷりの声音で言いながら右手でスイッチを押した。
すると、少年の周りに変化が起きる。具体的には床や壁に作られた幾つもの隠し扉が一斉に開き、そこから、筆や鞭、マッサージ器のような淫具を握った手の形をした機械が、数え切れない程現れて立ったままどこにも逃げられない少年へと迫ってきた。

「じゃあ、ヒーロー君が変になっちゃわないように気持ち良くしてあげないとね。お薬で敏感になった身体をじっくりたっぷり弄って、ヒーロー君を気持ち良くしてあげる」
「は、あぁ…!」

駆動音を立てつつ迫ってくる機械の手は、本来ならば恐怖を受けるべき光景だ。
けれど、今の少年には、気が狂いそうな疼きで長い時間嬲られた少年の目にはそれは恐怖の対象には見えず、むしろ少年はこれから機械の手達によって施される強い快楽の波を心の底から期待し、勃起したペニスを更に硬くしていた。
敵の男が別室で自分を眺めている事も忘れ、快楽に期待して無意識に腰を揺らめかせる少年ヒーローは、自分がもう二度と元には戻れない程の淫乱へとすでに作り変えられてしまっている無情な事実など、知る由も無かった。



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