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公園の片隅で裸体は月明かりに照らされる

2015.04.01.Wed.21:00
ほとんどの人間が寝静まった真夜中。月明かりが遊具を照らす、一見無人に見える公園の公衆トイレの裏側にある奥まった死角の空間。そこに、二人の男がいた。

「ご主人、様っ…恥ずかしっ、です……もぉ、やめっ…!」

顔を羞恥で真っ赤に染め、抑えた声で一生懸命に主に頼み込む男の身体は屋外だというのに靴だけを身に着けたほぼ裸体の状態にさせられていて、更にはその裸体を手で覆い隠す事が出来ないよう、手首に嵌められた革の手枷の鎖を、背にしたフェンスの高い位置に南京錠を使って繋がれてしまっていた。
裸体を月明かりに晒け出す羞恥と、奥まった場所とはいえ公園という誰が来てもおかしくない空間で裸体を露出させている背徳感に苛まれた男は手首の枷を鳴らしながら主に火照った顔を向け、しきりに懇願を繰り返す。
だが、幾ら繰り返しても主はその懇願は聞き入れず、男の言葉は主から与えられる口付けによって何度も途中で遮られてしまう。

「ん、むぅっ…っは、んふっ」

顔を振って逃れられないようにあごを右手で緩く掴まれたまま注がれる、甘い口付け。それに流されてはいけないと頭では分かっていても、口内に入り込んだ舌に自身の舌を絡め取られて優しくくすぐられる刺激と歯列をじっとりと撫で回される刺激は、男の背筋を本人の拒む意思に反してぞくぞくと震わせ、結局男は愛しい主から与えられる甘い口付けに心と身体を悦ばせ、ここが屋外であるというのに身体を高ぶらせてしまう。

「ふふっ…恥ずかしいって言う割には愉しそうにしてるね。ほら、乳首も、ココも硬くなっているよ」
「あうっ!」

唇を離した主の左手が、尖っていた右乳首を摘んできゅうと捻る。右手があごから離れ、股間でふくらんでいたペニスの先端を撫でて滲み出ていた先走りを掬い取る。

「すごいね、もう先端がエッチな汁でとろとろに濡れているよ? もしかして、いつもより興奮しているのかな?」
「そんな、事…!」

無い、と言いたいのに、男は言い切れない。屋外でこんな淫らな行為に及び、羞恥に火照る裸体を主に視姦される状況に置かれた自分の肉体が、いつもよりも明らかに興奮している自覚があったからだ。

「ご主人様に嘘とは、いけない口だね。これは、たっぷりお仕置きをしてあげないと」
「っあ…」

乳首を摘みながら、ペニスの先端に自身が分泌した先走りを塗り込みながら、再び、主の唇が迫ってくる。
また口付けられ、身体を高められてしまう。そう危機感を覚えながらも男は知らず知らずの内に期待で心臓を大きく鳴らし、それと同時に腰をねだるように揺らめかせてしまう。

「外でこんなにいやらしく腰を振って…悪い子だ」
「んっ、ふ、むぅ…」

重ねられた唇に悦び、フェンスに立ったまま繋がれた裸体をビクつかせる男の可愛らしい反応は淡い月明かりに優しく、淫らに照らされ、主の表情を愛しさに満ちた物で緩ませていた。




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