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青年バニーはスポットライトに発情する肉体を照らされる

2015.03.24.Tue.21:00
スポットライトが降り注ぐステージの上で、青年が頭部に装着したカチューシャから伸びている白いウサギの耳を模した飾りがひょこひょこ揺れている。逆に言えば、それ以外に大きく動く物はステージ上には無い。

「う、うぅ…っ」

言葉を封じる為に装着された赤いギャグボールから弱々しい呻き声を上げている青年は、ウサギの耳付きのカチューシャに加えて黒いレオタードや網タイツ、そして赤いハイヒールといったいわゆるバニーガールの格好をさせられている。もちろん、そんな格好は青年自身が望んだ物ではなく、恥ずかしい格好をスポットライトに照らされ、観客として来ている男達に観察されている今の状況は恥辱以外の何物でもない。
が、そんな恥辱の状況に置かれながらも、青年はステージの上から逃れる事は出来ない。何故なら、青年の身体は青年を捕らえた者の手によって身動きが取れないように台の上に拘束され、自由を取り上げられてしまっているからだ。

バニー姿の青年を拘束する台。それは、半月状をした表面が柔らかい黒色のマットで作られた背の低い台で、青年はその上に仰向けで、背を仰け反らせる形で寝かされている。
その仰け反った身体を動かしたくても、青年は動かせない。それは、幾本もの革ベルトによって身体を台へと縛り付けられているせいでもあったが、一番の理由は首輪と足枷を繋ぐ鎖だ。
足首を一括りにして拘束している革の足枷から伸びた鎖は、半月状の台の下を通って青年の首に嵌められた黒の首輪の後部へと遊び無く繋がれている。つまりは、青年は少しでも足を動かせば文字通り自分の首を絞めてしまう状態に置かれており、そんな状態では大きく暴れる事は当然出来ず、青年はベルトと枷で低い台に固定された自身のバニー姿を男達の好奇の視線に晒されるしか無い。
恥辱を与える格好をさせた青年を逃げられないどころか動く事も満足に出来ないよう拘束し、多くの男の前に見世物として晒す無慈悲な仕打ち。これだけでも無慈悲かつ非情な責めだが、青年を捕らえた者はこれに加えて、もう一つ責めを青年に施していた。
性的興奮を促す媚薬を摂取させ、無理矢理に発情させる責めを。

「うー…! ん、ふぅっ…!」

目を剥き、ギャグボールの穴から溢れた唾液で自身の顔を汚し、頭部のウサギの耳の飾りを跳ねさせながら拘束された肉体を小刻みに震わせる青年。その身悶えは身体中にじくじくと溜まる疼きを抑えたくて、またレオタードを押し上げて硬くふくらんでいるペニスを揉みしだきたくて行われる物であったが、首輪と足枷を鎖で繋がれている以上、手をベルトで台に縛り付けられている以上思い通りに身体を使う事は叶わず、結果として青年は満たされない疼きで肉体が痙攣する淫猥な様子という男達にとって最高の娯楽を提供してしまう。

「ん、もぉっ! ふー…む、ふぅぅぅ…!」

助けての気持ちを込めて唸っても、男達はズボンの下で男根をふくらませるのみで誰一人として助けの手を差し伸べず、青年は発情とスポットライトの熱で火照る一方の肉体を台の上で惨めに蠕動させながらウサギの耳を揺らして淫欲に苦悶し陥落する自分を、余すところ無く何十人もの男達に観察される事しか出来なかった。






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