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絶頂地獄で少年は魚のように跳ね回る

2015.02.07.Sat.21:00
家具が一切置かれていない殺風景な部屋の床で、一人の少年が拘束された身体を必死にもがかせ、与えられた責め苦から逃れようと奮闘していた。

「ん、うぅ…ふ、ひゅ…ぅ!」

目を覆って視界を塞いでいる黒革の目隠しの下で切なげに眉根を寄せ、口を塞いでいる黒のギャグボールの穴から飲み込めない唾液と濡れた吐息をとめど無く溢れさせている少年は、床に寝転がらされた身体を絶えずくねらせ、じたばたと暴れている。それは、どうにかして拘束からの脱出を試みている懸命な姿だ。
しかし、その懸命さが報われる様子は全く見えない。少年がどれ程必死になってもがき、床の上でのた打ち回っても、少年の裸体の首から下をすっぽりと覆い、気を付けの姿勢のまま固定してしまっている黒いラバー製の全身スーツは床と擦れ合って耳障りな音を立てるのみで、脱げる気配は欠片も無い。

腕は、身体に沿って伸ばした状態のまま動かせず。足も、ぴっちりとくっ付けた状態のまま離れられず、せいぜい曲げ伸ばしくらいしか行えない格好にされた少年は、視界を奪う目隠しも、言葉を奪うギャグボールも、床の金具と赤い首輪を短く繋いで移動を禁じている頑丈な鎖も外す事は出来ず、当然、全身スーツの内部に仕込まれた薄いパッドが弱点を容赦無く責め立ててくるのも、決してとめられはしなかった。

「うぅー…! っ、ふうぅぅ!!」

一際大きなくぐもった喘ぎを上げ、鎖とラバーが擦れる音を立て、少年は床の上で身を激しくよじらせながら絶頂を迎える。そして、ラバースーツの中にどぷりと薄まった精液が弱々しく吐き出された。
けれど、責めは終わらない。小刻みな振動を繰り返すパッドは少年が絶頂した事などお構い無しに震えて少年の乳首とペニスを刺激し、達したばかりの肉体を休ませる事無く次の絶頂へと追い詰めていく。

「ん、ぐぅぅ! ふ、ぶ! んぶぅぅぅ!!」

閉ざされた口で許しを叫んでも、機械達はそれを無視して駆動し、目隠しの下から涙を零している少年を無慈悲に快楽で苦悶させる。
気が狂いそうな程の絶頂地獄に理性を砕かれ、自由を取り上げられた肉体を床の上で魚のように跳ねさせながら、少年は。
自分をこの責め苦に放置した男が早くこの部屋に戻ってくる事を、心の底から待ち望むのだった。




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