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師匠は期待で尻尾を揺らめかせる

2015.01.22.Thu.21:00
この作品は蓮ヽ(・∀・)ノさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!


「やっぱり…僕の思っていた通り、師匠には茶色が良く似合っていますね」

森の奥深くにぽつんとある一軒の家ので。魔法使いの青年がその顔に満面の笑みを浮かべて、魔法の師匠である少し年上の青年に褒め言葉を贈っていた。
しかし、褒め言葉を贈られた方の師匠は、弟子の褒め言葉を全く嬉しく思っていない。
それもそのはずだ。何せ弟子が似合うと褒めている茶色は、衣服などを指した物ではなく、弟子がかけた魔法によって無理矢理に生やされた、犬の耳と尻尾を指した物なのだから。

「すごく可愛いですよ、師匠。その魔法を覚えるのは大変でしたけど、苦労した甲斐がありました」

その苦労を別の方向に向けろ。可愛いなんて言うんじゃない。首輪を外せ。今すぐ服を返して、魔法を解け。
にこにこと笑っている弟子に対して言いたい事は山程ある。だが、その積み重なった言いたい事は、全て。

「わぅっ! わん、わぉんっ!!」

弟子にかけられた魔法の効果によって、犬の鳴き声に変わってしまう。
文句を言っても、怒りを口にしても、魔法を解除する呪文を唱えても、それらが何もかも犬の鳴き声に変わる状況に追いやられた師匠は、もはや自分の不意をついて魔法をかけた馬鹿弟子に鋭く睨み付ける視線を浴びせながら怒気を含んだ吼え声をぶつけ、魔法の効果で四つん這いを強制させられている裸体を、首輪の鎖がピンと張る位置に動かして限界まで弟子と距離を取る事しか出来ない。

「がう! わおんっ!」

立場が下である弟子の前で裸体を晒し、犬のように扱われている屈辱と羞恥に師匠は顔を赤く染め、受けている屈辱と羞恥を誤魔化すように大声で吼えている。頭部の犬の耳と、尻の少し上に生えた尻尾を弱々しく震わせ、足の間で硬く膨らんでしまっている男根を隠し切れていない状態では、必死の吼え声が虚勢だとすぐ弟子にばれてしまうというのに。

「本当、師匠は素直じゃないですね…いつもと違う状況で責められて、興奮しているくせに」
「っ! きゃぅっ! わぅぅっ!」

興奮なんてしてない。そう示す為に師匠は首を横に振るが、その首振りで勃起した男根を揺らしていては、説得力なんて無い。
けれど、弟子の指摘を。ひいては弟子に意地の悪い言葉をかけられていながら男根の体積と身体の火照りを高めている淫らな自分を認めたくない師匠は、弟子に本心を見透かされていると気付いてなお、否定の意思を示していた。

「まぁ、好きなだけ嫌がって見せてくれても良いですよ、師匠。僕はただ、師匠が素直になるまでたっぷりと可愛がってあげるだけですから」
「わ…ふっ…!」

師匠が離れられないよう、首輪の鎖を巻き取りながら距離を詰める弟子に、師匠は口では警戒の鳴き声を出しつつ、尻尾は期待で小さく揺らめかせている。
そのどこまでも意地っ張りで、どこまでも愛しい師匠の様子を優しく眺め、ゆっくりと近付くと同時に、弟子は愛しい師匠をどうやって甘く鳴かせようかと思案をしていた。




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