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男は甘い地獄に置き去りにされる

2015.01.12.Mon.21:00
「んぅぅぅぅ! む、うぐっ! うぅぅぅぅーっ!!」

口に詰め込まれた布を噛み締めながら、男はくぐもった喘ぎ声を上げて絶頂を迎えた。
勃起した男根の先端から、とろとろと白の体液が床に放出される。だが、そうして淫液の放出を終えても男の尻穴に押し込まれた三つのローターと、そのローターが抜けないように栓をしているバイブは容赦無く暴れ続けて体内を抉り、達したばかりの男に休む事を許さずに次の絶頂を強要する。

「うぅぅー! むぅぅぅぅんっ!」

頂点を極めた直後の過敏な肉壁を責め立てられ、男は言葉にならない悲鳴を上げて身悶える。
その身悶えは尻穴を襲う甘い刺激から逃れようとして行われる物だったが、効果は全く無い。男がどれだけ力を込めて身をよじっても、裸体を拘束する縄の服は一向に緩まず。男の手首は背中で捻り上げられたまま、足は足首と膝を括られて窮屈に折り畳まれ、膝と首を縄で短く繋がれた状態のままだ。
手は使えない。立ち上がる事も出来ない男は、当然自身の恥ずかしい穴を嬲る淫具を抜き取る事も出来ず、与えられる快楽に苦悶させられるしか無く、おまけに男をこの状況に追いやった存在は男に拘束と淫らな仕掛けを施したまま部屋を去ってしまった為、視線や呻き声で助けを求める事も叶わない。

「ふぅー…! ん、もぉぉぉ…っ!!」

目の端から涙を零し、絶え間無い悦楽でいたぶられる男は、床の上で無様にのた打ち回りながら自分を甘い地獄に置き去りにした存在を待ち続ける。
すぐ隣の部屋でその存在が、自分が尻穴の淫具を揺らして悶える様が映っているモニターを見て愉しんでいる事など、気付く由も無いままに。




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