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媚薬を嗅がされ狂いゆく男

2013.09.10.Tue.08:00
「んん…うぅっ」

ベッドの上で、男が身悶えていた。
全裸で横たわり、仰向けに寝ている男の手足は大の字に拡げられ、ベッドに鎖で拘束されていた。

限界まで引き延ばされ、腕も足もほとんど動かせない男。拘束を外す事も出来ず、口は布で塞がれている。

「ん、ぐぅ…」

男の口を塞ぐ布は、三種類。口の中に詰め込まれた物と、その詰め物を押さえ付ける物。
そして、男の口のみでなく鼻までも覆っている物だ。

口に詰められた布が、男の口を開いた状態にさせ、呼吸を強く奪っている。
噛まされた布は詰めた布を吐き出そうとする意志さえも封じ、更に男はそれを噛み締める事によって屈辱を覚える。
鼻と口を覆う布は口で十分に出来ない呼吸を鼻でする事も制限し、激しい運動をした訳でもないのに男は常に息切れに近い状態にされていた。

過剰とも言える猿轡、しかし、本当の目的は言葉を封じる事ではない。
三種類の猿轡には全て、薬品が染み込まされている。それは男の身体を強制的に発情させ疼かせる…強力な媚薬。

「うぅ、うんぅ!」

媚薬によって身体中が熱く火照り、全身が疼いている男は、その疼きを鎮めようとする。
しかし、手も足も完全に使えず、触る事は叶わない。憐れに手の指がもがき、鎖が擦れて音を立てるだけ。

「ふぅ、ふぅ…」

その上、暴れれば暴れる程ただでさえ苦しい呼吸が辛くなっていき、男は酸欠と疼きでどんどん理性を壊されていく。

触りたい、息をしたい。男の頭の中は、もはやその二つの願望しか無い。

涙を滲ませて身悶える男のいる部屋に、自分を拘束した男がようやく現れた時。ベッドの上の男はプライドも無く必死に目で許しを訴えた。
その様子に、ベッドの側に立った男は満足そうに笑う。

「随分としおらしくなったじゃねーか。んなエロい目してよ」
「んぐぅ…」

罵倒されても、悔しいとは思ったが反抗する気力は無い。近くにいる相手に、全身で助けを求めるのが精いっぱいだ。

「身体の疼き、どうにかしてほしいか? 猿轡も、どうにかしてほしいか?」
「んっ、んぅ!」

ガクガクと首を縦に振る拘束された男。それを確認して、いくつかの淫具が取り出された。
それは、ぶるぶると振動して性刺激を与える大人の玩具。ピンク色のローターが、三つ。

「可哀想に…乳首真っ赤に腫れてんな」
「うぅ!」

テープを使って、乳首にローターが貼り付けられる。極限まで焦らされた肉体は、その動きにすら堪らない快感を覚える。

「ここも、エロ汁だらだら流して…淫乱」
「うぅーっ!」

先走りで濡れそぼり、何時間も勃起しっぱなしのペニスには、ローターを入れたコンドームを被せられた。
こうして、快感を送り込む準備が終えられ、拘束された男が怯えながらも期待に瞳を潤ませるのを愉しみつつ。
支配者の男は、ローターのスイッチを入れた。

「んぐぅぅっ!!」

敏感になり過ぎた場所に待ち望んでいた以上の悦楽が与えられ、拘束された男は目を剥いてビクビク痙攣した。

「まだだ、次は猿轡だよ」

猿轡を外してもらえる。そう安堵して男は焦点が合わなくなり始めた目で見て、驚愕した。
自分を拘束した男は、別の布を手に持っている。よく見なくても、その布が湿っている事はすぐ分かった。

「そろそろ媚薬も終わるだろうから、また吸わせてやるよ。嬉しいだろ?」
「うぅっ!?」

男は拘束された身体をあらん限りに振り乱して逃れようとしたが、結局逃れる事は不可能で。
男の口にはもう一段制限が追加され、新たな媚薬が男の体内を犯し出した。

「んじゃ、次に会う時はお前が一生懸命におねだりするのを愉しみにしてるぜ」
「んぐ…ふぅぅーっ!!!」

また、一人にしないで。そう呻いたが男が振り返る事は無く、部屋には甘い責め苦にのたうち鎖を鳴らす男だけになった。

「うぅ、う…」

乳首とペニスを責める淫具のモーター音を聞き、男はふぅふぅとか細い呼吸をして媚薬を吸い込み。
自分を淫乱に変える拷問に身を委ねるしか、無かった。




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