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狼少年は甘い嘘で発情する

2014.10.31.Fri.21:00
10月31日。ハロウィンで華やぐとある街の民家で。
狼男の仮装をした少年がソファーに仰向けで寝転がらされ、その唇を幼馴染みの青年に奪われていた。

「んむ…ふ、うぅんっ」

口内をくすぐる青年の舌の感触に少年は鼻にかかった声を発し、瞳をとろつかせて青年の背中に回した手に力を込める。
その手は始めは覆い被さってくる青年の身体を引き剥がそうとして伸ばされた物であったが、今ではそんな面影は微塵も無く、少年は自ら青年を求め、一生懸命に愛しい青年を引き寄せていた。

「んちゅ、む、んぅ」

頭部に着けた狼の耳の飾りを揺らし、少年は青年の舌に自分の舌を絡めていく。すると、青年は少年の様子に嬉しそうに目を細め、より深い口付けをご褒美のように施した。
口の中と頭の中にぴちゃぴちゃという水音が鳴り、少年は欲情を高めながら口付けに夢中になり、流し込まれる青年の唾液を悦んで飲み干す。
だが、その口付けは不意に終わってしまった。青年が突然、口を離したからだ。

「んぁ…っ」

夢中で貪っていたキスの悦びを途切れさせられ、思わず少年は不満そうに吐息を漏らした。
それを聞き、青年は少年の顔に自身の吐息がかかる距離でにっこりと微笑み、尋ねた。

「キスは気持ち良かった? 狼君」

問いかけられ、ふっと少年は我に返る。そして、まるで本物の狼になったかのように青年に言葉で噛み付き始めた。

「う…るさい…! 俺がこんなんなったの、お前が変なチョコ食わせたからだろ…っ!」

言いながら少年は震える左手でテーブルを指差す。正確には、テーブルに置かれたチョコレートを。
蕩けた表情と思考で何とか怒りを作り、青年に抗議する狼姿の少年。しかし、抗議を向けられた青年はというとぷっと吹き出し、少年にとって意外な事実を語り始めた。

「何だ、その嘘まだ信じてたの?」
「…え?」
「あれは、勝手に俺の家に入ってチョコ食ってたお前をからかおうとして言った嘘だよ」

絶句する少年。おかしくて堪らなさそうな青年。
けれど少年は諦めずに、何とか言い返そうとする。

「その嘘のせいで、俺はっ」
「気持ち良くなっちゃった?」

掠れた声で指摘され、少年の背筋がぞくぞくと痺れた。言い返そうとしていた言葉も一瞬で掻き消され、何も言えなくなった少年に青年は言葉を続ける。

「俺の嘘を信じて発情しちゃってるところ…可愛かったよ、狼君。後でたくさんお菓子をあげるから…俺に気持ち良い悪戯をさせて?」
「ふむぅっ…!」

憤ってたはずの心は、愛しい恋人の青年から与えられる甘いキスでじんわりと温まる。
お菓子なんてもらえなくても、良い。気持ち良くして欲しい。そう、心の中で思いながら。
少年はどんなお菓子よりも甘くて心地良い、青年が与えてくれる快楽に身を委ね、身も心も熱されたチョコレートのように溶かされていくのだった。



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