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刑事は浴室で乳首を責め立てられる

2014.09.16.Tue.21:00
この作品はなこさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!


湯気が立ち込める浴室に、冷たい金属の擦れ合う音が反響する。
それは、裸体の男が自身の手首と足首に嵌められた革の枷の鎖を揺らす音で、もっと言えば男が必死に逃れようとして浴室の天井から吊るされた手と、足枷で短く繋がれた両足をもがかせる音でもあった。
しかし、本人のもがき様とは裏腹に手足の枷はどんなに力を込めても外れる気配すら見せず、男は手を拘束され隠す事も許されない裸体をつま先立ちの姿で、勃起したペニスを振り乱しながら淫らにくねらせる様子を自身を嬲る男に見せ付け、言葉と呼吸を大きく制限する顔の下半分を覆う白布の猿轡の下から、荒く乱れた苦しい呼吸の音で嬲る男を愉しませる事しか出来ない。
たとえその男がわざとらしくニヤニヤと笑ってくねる身体を眺め、しらじらしく尋ねてきても、吊るされた男はその視線に晒され、唸り声で返事をするしか無かった。

「ふふ…刑事さん。随分と苦しそうだねぇ。もしかして、具合でも悪いのかな?」
「う、うぅーっ…!」

可能なら、目の前の男のニヤケ面を殴り飛ばしたい。もしくは身体に蹴りを入れたい。そう思っても、刑事の手足は自由を奪われている為男に触れる事も叶わない。
抵抗も反抗も封じられた刑事には、もう選択の余地は与えられていなくて、絶え間無く襲い来る無慈悲な感覚を解消して欲しいが故に刑事は屈辱と恥辱に塗れると知りつつも、耐え切れずに胸を突き出した。
正確には、男の手によって薬品を塗り込まれ、真っ赤に充血していやらしくふくらんでしまっている…左右の乳首を。

「んー? どうしたの、刑事さん? 敵の私に向かって女の子みたいに尖っている乳首を見せ付けて」
「う、うぅぅ!」

羞恥を煽る言葉。だが、誇りを汚されながらも刑事は乳首を男に突き出し続け、救いを求める。
誇り高い刑事が全裸で浴室に吊るされ、塞がれた口から苦しげな吐息と呻きを発し、ペニスを勃起させて尖った胸の飾りを差し出している。
そのあまりにも無様な様子に男は思わず嬉しそうに微笑み、粘付いた口調で意地悪く言った。

「苦しそうだね、刑事さん。それはそうだよね…何て言ったって、苛めて欲しくて堪らなくなるお薬を、乳首にたっぷり塗り込まれたんだもんね…」
「んぅーっ…!」

男の言葉に反応し、刑事は首を縦に振る。するとその首振りに合わせて、残酷な薬品によって与えられた気が狂いそうな疼きに苛まれている真っ赤な乳首がふるふると揺れた。過敏になっているそこは、そんなわずかな刺激さえ強く感じ、刑事を苦悶させるというのに。

「あぅ、あおぉ…っ!」

目の端とペニスの先端から雫を垂らし、全身を小刻みに痙攣させる刑事。もはや正気など欠片も残っていない刑事に、男は黒い笑顔で、右手にシャワーを握って優しく尋ねた。

「さすがに可哀想になってきたよ。刑事さんさえ良ければ、今すぐお薬を洗い流してあげたいんだけど、良いかな?」

限界をはるかに超えて過敏になり過ぎた場所に、シャワーをあてる。それがどんな結果を生むか、平常の思考であれば考えるまでも無く分かっただろう。
けれど、心も身体も男に追い詰められた刑事に、平常の思考が出来る訳はあるはずが無くて。憐れな刑事はようやく与えられた許し、を装った鬼畜な提案に。

「んぅ、んむぅっ!」

あっさりと騙され、首を縦に振ってしまった。

「じゃあ、お湯を当ててあげるね…」
「む、ふぅんっ…!」

右の乳首に狙いを定めたシャワーを見つめ、安堵の吐息を漏らす刑事は、数秒後に自分が獣のような甘い絶叫を上げる事をまだ知らない。




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