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恋人達は夏の終わりを惜しむ

2014.08.31.Sun.21:00
夏の終わりの、静かな山奥。
そこにある小さな村の家の一室に、少年はいた。

「む、う…ん、ふぅぅ…っ!」

目を薄い青のタオルで覆い隠されて視界を閉ざされ、口には丸めたハンカチを詰め込まれた上に吐き出せないようにさせる黒いガムテープの栓をされて言葉と口呼吸を封じられた。
そして、少年は靴下のみを身に着けた裸体を、床に座った状態で手首を天井から内側にクッションの付いた革の枷で吊るされてしまっている。

手枷と天井を繋ぐ鎖は、決して無理矢理に少年の腕を引き上げる事はしていないが、逆に緩やかな万歳をした状態から腕を下ろす事も許さない。
同時に、弱点を責める淫具達、左右の乳首とペニスの先端に細いテープで貼り付けられ、尻穴に挿入されたイけそうでイけないくらいの細かい振動で絶え間無く快楽を注ぐローター達を、自力でむしり取る事も許してはいなかった。

「んぅー…! ふ、ぐっ」

少年は力無く呻き、吊るされた裸体を悶えさせる。それは、どうにかしてローターから逃れようと行った抵抗だったが、疲弊し切った肉体は本人が思う程激しくは動かず、目を閉ざされた少年はそれに気付かないまま、汗に濡れた身体を淫らにくねらせてしまう。
動く度、少年の鼻からは甘く乱れた苦悶の呼吸が溢れ、尖り切った乳首がローターごと揺れる。その下ではふくらみ切ったまま萎える事も射精する事も出来ないペニスが責めるローターと共にぶるぶると揺れ、後ろの穴からは分泌された腸液が床に滴った。

あまりに淫猥な痴態。苦しげに裸体がくねる光景に、黙って痴態を観察していた存在は思わずごくりと唾を飲み。
観察をするだけでは満足出来なくなって、声をかけた。

「先輩…そんなにいやらしく身体を揺らして、どうしたんですか?」
「ん、んっ」

それ程時間は経っていないはずなのに、気が狂いそうな生殺しの快感に責められていた先輩はかけられた後輩の声をまるで数日ぶりのように感じ、疲れ果てた身体を必死に動かし、腰を突き出して意思表示をする。
それを見た後輩は嬉しそうに笑い、口のガムテープをゆっくりと剥がし、口内を満たしていたすっかり唾液で濡れそぼったハンカチを取り出した。

「おね、がいぃ! イかせへ! しゃせーしたいぃっ!」
「うん、いいよ。先輩が射精するところ、俺にいっぱい見せて?」
「あ、あぅぅぅぅぅーんっ!!」

今までもどかしい振動しかしてこなかったローターが、後輩がリモコンを操作した直後数段上の欲しかった振動を始め、先輩は堪える事も出来ずに大量の精液を幸せそうに噴き出させた。

「ん、あぁぁ…でてりゅ、たくさん、出て、りゅ…」
「そうだね、先輩。でも、エッチな先輩をもっと見せてよ。都会に帰る前に、見ておきたい」

長い休みがあっという間に過ぎ、明日には帰らなければならない。それを思い出した瞬間、後輩は先輩の目を塞いでいた目隠しを外し、まっすぐな瞳で潤んだ目を見つめた。

「ね…もっともっと、大好きな先輩を苛めて…可愛がらせて?」

答えなんて、考えるまでも無かった。

「うん…! 俺の事、好きなだけ苛めて、可愛がって…!」

別れを惜しむ恋人達の時間を邪魔する存在は無く、二人はお互いを求め、深く唇を重ね合うのだった。




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