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狼は監禁され甘い悲鳴を響かせる

2014.08.13.Wed.21:00
様々な獣人達が住む街のビル。そこにある隠された地下室で。

「うぅっ、む、ふぅぅぅ…っ!」

狼獣人の男が、細いベルトで開けないよう閉ざされた口で唸り、灰色の体毛に覆われた、衣服を奪われた裸体を床の上でもがかせていた。
必死にもがく狼、だが、狼の手は爪を使えなくする手袋を嵌められた状態で麻縄を巻かれ、背中で縛り上げられてしまっている。更に同じ麻縄は足首にも巻かれ、後ろに折り曲げたまま足を伸ばせなくする為に腕の縄と短く結合されてしまっている。

海老反りの姿で拘束され、文字通り手も足も出せない狼は、口を封じるベルトを外す事は叶わず、床の金具と身体を繋ぐ首輪の鎖と、膝に巻かれた縄を解く事も出来ない。
幾ら暴れても脱出には至れない程の過剰な拘束を施され、憐れな狼は一人きりの地下室の床で仰向けになったまま惨めに身をよじる。

「っ、うぅ!」

たとえその耳に数人の男が談笑しながら地下室に近付く音が聞こえても、逃げられはしない。

「よぉ、スパイの狼さん。お待たせ」
「今日もお前を気持ち良くしに来てやったぜ」
「うー! んぐぅぅーっ!!」

恐怖に怯えた狼、捕らわれの身となったスパイが悲痛に呻いても虎や犬の雄獣人達は聞く耳を持たず。むしろ嬉々として無防備な狼の肉体を撫で回し始める。

「んなに焦んなよ。たっぷりしてやるから」
「ん、ふ、ぐっ」

乳首を、ペニスを手で揉まれ、狼は縛られた肉体をビクビクと跳ねさせる。
心は拒んでいるのに、捕らわれてから毎日快楽を与えられた身体は刺激に弱く作り変えられていて、少し弄られただけで乳首とペニスはふくらみ切ってしまった。

「おいおい、もうビンビンじゃねーか。淫乱」
「ほら、淫乱狼が大好きなモンだぜ?」
「くぅ、ふぐ…」

鼻先にペニスを突き付けられ、口を塞がれた狼は嫌でもそのペニスから香る淫臭を嗅がされてしまう。
それが一嗅ぎごとに理性を蕩けさせていく、悪魔の香りだとしても、だ。

「あ、ふっ…んむぅぅ…」

瞳が潤み、腰が揺れ出す狼。その様子を見て笑う男達。
かつてスパイであった狼は、抵抗も許されずに心と身体を快楽に嬲られ。今日もまた、地下室の中に甘く濡れた悲鳴を響かせるのだった。





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