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虎は縛り付けられ絶頂する

2014.07.27.Sun.21:00
夜の闇に覆われた海を進む海賊船。船内から酒盛りの歓声が響くその甲板で。
海賊達を捕らえようとして逆に捕虜とされた虎獣人が縛られ、惨めにくねっていた。

「う、うぅ…ふぅ」

苦しげに呻く虎獣人の口にはどんなに力を込めても牙が立たない、金属で作られた棒状の口枷が噛まされ。衣服を脱がされた裸体は、何本もの麻縄によって立ったまま、背にした柱へと厳重に括り付けられている。
左右の手首を腰に結ぶ縄、肘と胸部を結ぶ縄、首に巻かれた縄、足首と膝を足を開けなくする形で結ばれた縄、そして、ペニスの根元に結ばれた縄。
それら全てが遊び無く張られ、虎を柱から離さないように固く結ばれている。丁寧にも、爪で縄を引き裂けないようにする鍵付きの手袋を嵌めた状態で、だ。

「ん、ぐぅぅ…っ!」

座る事はおろか、身体を折り曲げる事も出来なくされた裸体を悶えさせ、虎は月明かりの下に照らされた自分の勃起した性器を見下ろす。
海賊達が強奪した品の中に紛れ込んでいた強力な媚薬を、戯れにたっぷりと塗り込まれ、海風にすら快楽を覚える程過敏にさせられた場所を。

「あむっ、うぅ!」

休み無く吹く海風から逃れたくても、縛り付けられた身ではどうしようも無く。下手に動けば勃起した性器が揺れた衝撃で、根元に巻かれた縄の締め付けで堪らない悦楽を受けて達してしまって。虎はただただ一人きりの甲板でくぐもった喘ぎを上げ、形の無い風に絶頂を促されるしか無い。

「うーっ、うぅーっ!!」

助けを求めて唸っても、それは海賊達に届く前に風に掻き消され、同じ風はそのまま憐れな虎の性器を様々な角度から嬲る。

「んおぉぉぉぉーっ!」

ビクビクと尻尾の先まで痙攣し、虎は性器の先端からもはや透明に近くなった精液を放出する。
放出された体液は風に煽られて甲板に飛び散り、すでに淫液でぐしょぐしょになっている床を淫らに汚した。

だが、地獄は終わらない。風がやまない限り敏感になり過ぎた性器は不規則に責められ、虎は気を休める事も許されずに快楽に怯え続ける。

「んんっ…んもぉぉぉぉーっ!!」

悲痛な唸り声は闇に虚しく散り、虎は少しずつ、身も心も壊されていくのだった。





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