鞭打ちは陽のあたる場所で吊り下げて行われる
2014.06.23.Mon.21:00
緑の生い茂る木々に囲まれた、山奥の別荘。そこにある強化ガラスの屋根が付いたウッドデッキに、一人の男がいた。
「う…んうぅ。ふ、ぐ…っ」
口に結び目の付いた白布の猿轡を噛まされて言葉を取り上げられ、衣服を奪われた裸体に麻縄の緊縛を施された姿で屋根の梁から吊るされた惨めな男が。
男の全身を彩る縄は肌の白さを際立てる赤色をしている。自由を奪う縄から逃れたくても男の手首は背中で捻り上げたまま幾重にも縛り上げられて全くと言って良い程動かせず、縄を解こうともがけばもがく程宙吊りの裸体が捕らわれの事実を知らしめるように揺らめき、柔らかな肌に縄が食い込んでいく。
腕に、足首に、睾丸からくびり出されたペニスに。
そして、わずかな振動を繰り返すアナルプラグを押さえ付けるように這わされた尻の谷間に縄が圧迫を加える。
「うう゛っ…んぅ!」
淫具で開き切った尻穴が自身の身悶えで不規則に抉られ、男は吊るされた肉体をビクビクと跳ねさせた。
その蠕動の度に、アナルへの甘い責めでパンパンに膨らんだペニスが右へ左へと振り乱され、男の真下の部分には汗と淫液が混じった液体がウッドデッキに淫猥な染みを作り上げた。
「ふぅ…ふ、んぅ」
ここに吊るされてから何時間が経ったのか、男には分からない。快楽による熱と日光に炙られた事による熱で思考がぼやけている男に、分かるはずも無い。
喉の渇き、縄の絞め付け、決して射精には至らない緩い快楽の地獄。もはや暴れる気力も失い、男は猿轡に染み込む汗をすすりながら自分を苦悶させている憎いはずの相手を、心から待ち侘びていた。
「スパイ君、お待たせ…おやおや、一人で随分愉しんだみたいだねぇ」
「う、ぅ」
階段を上がって現れた男、吊るされたスパイが潜入していた企業の社長は、スパイの真下に出来た染みを見つけて小さく嘲笑する。
「ん! ん、ぐっ」
しかし、そんな屈辱も今の追い詰められたスパイには感じられない。単純に許されたい一心でスパイは憔悴した身体をくねらせ、屈服した瞳で社長に視線を向けた。
だが、その瞳は社長の手に握られた道具を目にした途端強い怯えを覗かせ、どこにも逃れられないスパイは口の布を噛み締めてカタカタと震えた。
「さて、私の仕事も終わったから、今日はこれからこの鞭を使って悪いスパイ君にお仕置きをしてあげるよ。近くに人は住んでないから、せいぜい可愛い声で鳴いてくれ…よっ!」
「うぐぅぅぅ!」
先が平たい乗馬用の鞭で左の尻たぶを叩かれ、スパイはくぐもった悲鳴を上げて足の着かない裸体を無様に揺らめかせる。
「ほら! もっと大きな声を出して!」
「んぎゅ! む、ふぐぅぅっ!!」
嫌だ、とも。助けて、とも言えず。鋭い痛みとアナルの快楽に滅多打ちにされて。
捕まったスパイは甘い声で鳴き、気絶するまでぶらぶらと揺れ続けていた。
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「う…んうぅ。ふ、ぐ…っ」
口に結び目の付いた白布の猿轡を噛まされて言葉を取り上げられ、衣服を奪われた裸体に麻縄の緊縛を施された姿で屋根の梁から吊るされた惨めな男が。
男の全身を彩る縄は肌の白さを際立てる赤色をしている。自由を奪う縄から逃れたくても男の手首は背中で捻り上げたまま幾重にも縛り上げられて全くと言って良い程動かせず、縄を解こうともがけばもがく程宙吊りの裸体が捕らわれの事実を知らしめるように揺らめき、柔らかな肌に縄が食い込んでいく。
腕に、足首に、睾丸からくびり出されたペニスに。
そして、わずかな振動を繰り返すアナルプラグを押さえ付けるように這わされた尻の谷間に縄が圧迫を加える。
「うう゛っ…んぅ!」
淫具で開き切った尻穴が自身の身悶えで不規則に抉られ、男は吊るされた肉体をビクビクと跳ねさせた。
その蠕動の度に、アナルへの甘い責めでパンパンに膨らんだペニスが右へ左へと振り乱され、男の真下の部分には汗と淫液が混じった液体がウッドデッキに淫猥な染みを作り上げた。
「ふぅ…ふ、んぅ」
ここに吊るされてから何時間が経ったのか、男には分からない。快楽による熱と日光に炙られた事による熱で思考がぼやけている男に、分かるはずも無い。
喉の渇き、縄の絞め付け、決して射精には至らない緩い快楽の地獄。もはや暴れる気力も失い、男は猿轡に染み込む汗をすすりながら自分を苦悶させている憎いはずの相手を、心から待ち侘びていた。
「スパイ君、お待たせ…おやおや、一人で随分愉しんだみたいだねぇ」
「う、ぅ」
階段を上がって現れた男、吊るされたスパイが潜入していた企業の社長は、スパイの真下に出来た染みを見つけて小さく嘲笑する。
「ん! ん、ぐっ」
しかし、そんな屈辱も今の追い詰められたスパイには感じられない。単純に許されたい一心でスパイは憔悴した身体をくねらせ、屈服した瞳で社長に視線を向けた。
だが、その瞳は社長の手に握られた道具を目にした途端強い怯えを覗かせ、どこにも逃れられないスパイは口の布を噛み締めてカタカタと震えた。
「さて、私の仕事も終わったから、今日はこれからこの鞭を使って悪いスパイ君にお仕置きをしてあげるよ。近くに人は住んでないから、せいぜい可愛い声で鳴いてくれ…よっ!」
「うぐぅぅぅ!」
先が平たい乗馬用の鞭で左の尻たぶを叩かれ、スパイはくぐもった悲鳴を上げて足の着かない裸体を無様に揺らめかせる。
「ほら! もっと大きな声を出して!」
「んぎゅ! む、ふぐぅぅっ!!」
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