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縄に捉われ歩かされて

2014.06.21.Sat.21:00
屋敷の地下に作られた部屋。主以外は存在自体も知らないその場所で、主の男はソファーに深く座り、右肘を肘かけに乗せて頬杖をつき、微笑んでいた。

「ほら…刑事さん、足元がふらついてるよ?」
「ん、むうぅぅ…!」

部屋の中央に置かれた手すりの無いルームランナーの上で歩かせている青年刑事の姿を目で愉しみながら。

「ふぅ…ぐっ」

調べていた相手である男に捕らえられた刑事は、着ていた衣服を全て剥ぎ取られ、代わりに赤い縄の服を身に着けさせられていた。
刑事の上半身を淫らに飾り立てる赤縄の服は、手首を背中で重ねたまま動かせないようがっちりと拘束している。
だが、手を拘束されている以上に刑事を苦しめているのは、ペニスを睾丸からくびり出している縄と、尻の谷間に沿って這わされた縄だ。

機械の動きに従って歩かされ、身体を動かす度にその縄は刑事のペニスを絞め付け、敏感な谷間を刺激する。
荒い縄の表面で恥ずかしい穴が擦られるごとに、ペニスはその硬度を増して縄に食い込み、ルームランナーへと先走りを零して男の目を悦ばせてしまう。

「うぅ、ん、ふぅぅっ」

羞恥と、勝手に高まっていく肉体によって刑事は内側から責め立てられ、鼻と口を覆う猿轡の下から熱く濡れた吐息を漏らす。
その瞳は許しを求めて男を見つめていたが、残酷な男はソファーから立ちあがりもせず、無慈悲に言う。

「ふふ…刑事さんの身体、どんどん赤く火照ってきて、ガクガク震えてる。もっともっと美味しそうに熟れて食べ頃になったら…鳴き叫ばせてあげるよ」
「う、ぅ…っ」

残忍な宣言から逃れる術など、どこにもありはしなかった。





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