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緩い快楽で男は飼い慣らされる

2014.06.05.Thu.21:00
「ん、うぅぅ…っ!」

黒布の目隠しで視界を閉ざされた暗闇の中、その男は口を開いたまま閉じられなくする開口具を嵌められた口から飲み込めない唾液を零し、呻いていた。
見る事としゃべる事を封じる拘束具を外したくても、男の手は頭上高く持ち上げられた状態で天井から下がった手枷に繋がれてしまっていて、つま先立ちを強制された裸足には、足を閉じられなくする棒の足枷が装着されていた。

「あーっ…うー…!」

見えず、言えず、座る事さえも許されず。男はただ必死に震える指先を酷使して身体を支え続ける。
しかし、男を拘束した鬼畜な男は、悠然とソファーに腰掛けたまま右手に握ったリモコンのダイヤルをゆっくりと回した。

「ん、ぁぅ…っ」

途端、吊るされた男の口から甘く濡れたか細い悲鳴が溢れ、灰色のジーンズを身に着けた下半身がもどかしげに揺れる。
その淫らな様子に支配する男はほくそ笑み、意地の悪い口調で…尋問をした。

「そろそろ、君が集めた資料の在り処を教えてくれる気になったかい?…教えてくれたら、君のお尻に入れた玩具をもっと強くしてあげるよ?」
「うぅー!」

教える訳が無い。その思いを込めて大きく唸り声を上げる。
本当は、すでに限界を越えていて、今すぐにでも自分の尻穴に仕込まれた淫具、小さなアナルプラグを強く振動させて欲しかった。
だが、わずかに残ったプライドがそれはいけないと踏みとどまり、緩い快楽の性尋問を施されている男に抗う気力を与えた。

それが、残酷な男の加虐心を煽り、より無慈悲な責めを生み出すなんて、熱に浮かされた思考回路では気付く事も出来ずに。

「そうか…なら、しゃべりたくなるまで君を飼い慣らしてあげよう」

言いながら、男がソファーから立ち上がる。

「んっ…? あ、うっ!」

男が近付く気配を感じ、逃れようともがいても手足の拘束はびくともせず、惨めに吊るされた男の首には隷属の証である首輪が巻き付けられ、鍵がかけられてしまった。
ずっしりと重い、屈辱の飾り。けれど、屈辱の感情はふくらみ切る前に弾けて消えた。男の指が、汗で貼り付いた白いシャツを押し上げていた乳首を、左右同時に指で捻ったせいだ。

「まず、躾として君にはおねだりを教えてあげよう。自分から腰を振って快楽をねだれるよう、たっぷりと焦らしてね…」
「ん、ぅ…っ」

布地ごと乳首を責められると、気持ち良くて。尻穴を淫具で震わされるのも、気持ち良くて。
だけど、そのどちらの快楽もとても弱く、男は気が狂いそうなもどかしさにくねくねと身をよじり、自分を捕らえた男の目の前でだらしなく舌を垂らしてしまう。

「ふぁ、ぅ…おん…っ」

いつしか、捕らわれた男は反抗心を完全に忘れ、散々焦らされて口枷と目隠しを外された時にはもう、主が望む言葉と視線を向ける、従順な性奴隷へと変えられていた。





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