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裏切られた男は愛用の拷問で理性を叩きのめされる

2024.02.29.Thu.21:00
不快な摩擦が、黒革越しに男の背面へと注がれていく。尻と背中と後頭部を苛む刺激が、男に捕らわれの身に堕とされたという屈辱の事実を絶え間無く思い知らせていく。
どんなにもがいても、自身の裸体をすっぽりと包み込む黒革製の拘束服からは抜け出せない。気を付けの姿勢から離れることを禁じる悪趣味な衣装に閉じ込められた男はもはや、その衣装に存在する大小様々な十数本の革ベルトを緩めてくれる外部の協力者を得なければ自身を取り込んだ黒革から脱出することも叶わない。
胴体の真横に沿わされた両腕へと幾ら力を込めても、左右を隙間無く密着させられた足を必死に暴れさせても無駄。頭部を包囲し圧迫する黒革のせいで開くことも不可能にされた口から怒りを乗せた唸りを放ちながら身悶えても無意味。そんな立場に追いやられた無様な男は、自身を詰めた黒革に存在する取っ手を掴んでいる者の意図に従った運搬を為す術無く受け入れさせられるしか無い。左右のすねを挟んでいるかのような位置に用意されている拘束服の取っ手を握って自分を引きずる者に逆らいたくても逆らえない姿に変えられた惨めな男は、文字通り手も足も出せぬ肉体をじたばたとよじらせる様を愉しまれながら、更なる屈辱と残酷な地獄が待ち受けていることだけは嫌でも分かる望まぬ移動を抗えぬその身にもたらされるしか無いのだ。

「んぅぅーっ! んぶっ、ふびゅぅぅぅーっ!!」

外気に触れることを許された唯一の器官となった鼻の穴から間抜けな呼吸音を休み無く立てつつ、一切の抵抗を没収された男がゆっくりと運ばれていく。息を切らしながらくぐもった唸りを発し、一層呼吸が狂うことを承知で黒に封じ込められた裸体をのたうたせつつ、男がどうすることも出来ずに床の上を引きずられていく。
一体何時まで、このまま運ばれるのだろう。自分は何処に、運ばれようとしているのだろう。ありとあらゆる情報を遮断されているが故に長く感じる運搬の中で、男が疲弊から唸りを途切れさせた瞬間にふと恐れの思考を募らせる。
すると、それを待っていたかのように運搬が停止し、男の肉体は二の腕部分にも存在している取っ手を後から握った者と足側の取っ手を握っていた者の協力によって宙へと持ち上げられ、そのまま目的地の床に設置されていた棺桶のような形状を有する黒い箱へと仰向けで放り込まれてしまった。

「んっ……? んぎゅぅぅ!?」

突然訪れた変化に、男が困惑する。そしてその困惑はとある可能性に思い至ると同時に戦慄と驚愕が入り混じった絶叫として表われた。
それを無言で笑みを深めて満喫しながら、箱の周りに待機していた者達は意のままに弄ばれる以外の選択肢を削ぎ落とされた男に加虐の準備を施していく。先程用いた取っ手と箱の内側にある金具を縄で短く繋いですでに皆無に等しい行動の余地を駄目押しで刈り取った者達は、非道を開始させるスイッチの役割も担っている蓋を合図さえあれば即被せられる状況を作り上げる。
そんな仲間達の状態を認識し歪んだ充足を湧き上がらせながら、男をここまで運ぶ役という苦労を進んで担当した男は箱の底で諦め悪く足掻いている黒一色の男に永遠の別れと共に、もう理解しているであろうこれから生み出される拷問の内容を嬉々として説明した。

「それじゃあ兄貴、これでさよならです。最後は兄貴が大好きでよく使ってた拷問でじっくり壊してあげますよ。今まで兄貴が発情地獄で壊してきた奴らと同じように壊して、新しいボスに君臨する○○様専用のおバカな淫乱ペットに生まれ変わらせてあげますからね」
「んぐぅぅーっ! ぶみゅぅぅぅーっ!!」

悪の幹部として生き、捕らえた正義を己の嗜好に合わせた拷問を満喫しつつ淫らに狂わせていた自身の上司であった男がなりふり構わずに紡ぐ哀願の絶叫を味わいながら、新たな総帥となる野望を滾らせた別の幹部の下に付くことを選択した男達は最初に与えられた指示である調教を完遂へと導く為に蓋を閉め、箱の内部に強力な媚薬混じりの空気を注入する機構を、元幹部の男が愛用していた生殺しの淫獄を作り上げる機構を作動させ、解消したくても出来ない淫猥な欲望に理性を叩きのめされる元幹部の滑稽で愉快な悶絶を箱の外側で満喫し尽くしていくのだった。






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