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追撃の準備は冷酷に整えられる

2024.02.27.Tue.21:00
二の腕を胸部へと結び、捻り上げる形で交差させた左右の手首を胴体の真後ろへと縫い付ける。そんな縄によって男は、腕の自由を完全に奪われてしまっている。
左右の足首と太ももを短く括る縄を施され、後から付け足された別の縄によって足首の縄と腕の縄を短く繋げられた。そんな縛めによって男は左右の足を隙間無く密着させた状態に固定され、更には後ろに大きく曲げた海老反りに近い格好から逃れられない状況を作り出されてしまった。
手も足も出せない。身動きを完全に制限された男の裸体は、丸出しにさせられた男根を覆い隠すことさえ許されない。
視界を塞ぐ黒革製の目隠しを毟り取りたくても毟り取れず、口に栓をしている粘着テープを引き剥がすことも、テープを貼られた口と共に鼻をきつく締め付けるように上乗せされた白布を濡らしている強力な媚薬を拒むことも叶わない。
ありとあらゆる選択肢を削ぎ落とされ、唯一の呼吸孔となった鼻を用いる度に嫌でも望まぬ発情が加速する屈辱に囚われた間抜けな男。。二本並んで存在する木製の柱に首と膝を接続する駄目押しの縄の力で右半身を下にした姿から離れることも禁じられ、媚薬混じりの呼吸に屈して情けなく勃起させられた男根を休み無く露出させられている惨めな男。
その滑稽極まりない男を作り出しその正面に置いた座布団に腰を下ろした無様な痴態を堪能していた残酷な男は、目隠しの向こうにいる自分に怒りを込めた唸りを飛ばす力を失い畳の上に転がされた裸体を諦め悪くよじらせる余裕も無くして分かりやすく憔悴している愉快な男に笑みの黒さを深めながら、抗えぬ男の鈍った反応を復活させ媚薬に火照った裸体を甘く苦しく嬲り倒す真の地獄を嬉々として味わわせ始めた。

「んぶぅぅっ!? ぶみゅぅぅーっ!!」

ビンと張り詰め脈動を繰り返していた男根が、非道な男の右手に握り込まれる。得たいとは一切思っていないはずの快楽を、身体で渇望させられる。けれど、身体が放つ淫猥な懇願の叫びは欠片も汲み取って貰えない。生殺しの拷問に長く苛まれていた肉体を慰める至福を強く覚えさせられた男は、前にも後ろにも移動出来ず悶えることも出来ない裸体を痛々しくよじらせながら悦びとも拒絶ともつかない絶叫をテープと媚薬に濡れた布越しに発する。
まだ、男根を握っただけ。それだけで早くも乱れている男に興奮を募らせながら、無慈悲な支配者に君臨した男は右手の中で震えている男根を包む力をほんの少しだけ引き上げつつ、たっぷりと焦らし抜いた身体を淫らな幸福と苦悶に追いやる摩擦の刺激を容赦など全く含まない速度でもたらし始めた。
無論、その効果は覿面だ。

「ぶっ、ぎゅぅぅぅぅーっ!? ふぶっ、うびゅぅぅ!! んー! むぐぅぅぅぅーっ!!」

流し込まれる快楽を誤魔化すことさえ不可能にされた裸体が、縄を耳障りに軋ませつつ行う痛々しい痙攣を披露する。
もう、助けを請う思考さえ紡げない。もはや、形だけとなっていた媚薬の吸入を遠ざける呼吸の制御もままならない。
あっという間に限界を超えた悶絶に至った男の光景を愉しみながら、残酷な男は一回目の射精が近いことを脈動で伝えている男根を一層熱烈に扱きつつ、暇をしていた左手をそっと真っ赤に充血し尖りきった乳首の元へと運び、絶頂を迎えた直後の男に加える甘く冷酷な追撃の準備をさも当然のように整えていくのだった。






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