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男は淫らな処刑場へと為す術無く進まされる

2024.02.18.Sun.21:00
両手両足を包み込んで締め上げ、窮屈に折り畳んだ状態を強要させる。そんな黒革製の拘束具によって自由を奪われた男が、幾ら騒いでも助けの訪れない地下室で絶え間無い苦悶に嬲られながら、誇りと余裕を跡形も無く失った哀願を無様に叫び続けている。
もはや、自分を捕らえ身動きを封じた憎き敵達に対する怒りを思い出すことも叶わない。気高さと気丈さを兼ね備えた反抗を鋭く示していた過去の自分を取り戻すことも出来はしない。限界を超えた消耗へと追いやられた哀れな男は、終わりの見えない地獄からの解放を願う思考だけを休み無く掻き乱されている脳に浮かばせながら、許しを請う意思をなりふり構わずに表わし続けている。
しかし、どんなに男が屈服色の懇願を重ねても状況は変わらない。一人きりで置き去りにされた地下室に荒い呼吸混じりの助けてを何度響かせても、男に救いを与えてくれる存在など現れはしない。
行動を大きく制限された惨めな男はもう、自分を拉致し拷問に放置した残酷な敵達の思惑に沿った疲弊へと追い立てられるしか無い。手足を縛める拘束達へと後から接続された地下室の床に存在する機構から逃れたくても逃れられない男は、意に染まぬ歩行を強いる悪趣味な加虐に為す術無く苛まれながら、心と身体を同時に蝕む憔悴を延々と蓄積させられるしか無いのだ。

「あぁ、もぉ……もぅいやだぁぁ……ゆるじで、ぐれぇ……! やず、まぜでぇ……っ!!」

大粒の涙を垂れ流しながら、男が息切れ混じりの慈悲をねだる言葉と共に唾液をだらしなく溢れさせる。これ以上、肉体の酷使を強制されたくない。真っ赤に火照りきった顔を痛々しく歪ませながら、男が切羽詰まった声で救済を欲する。
もちろん、男一人しかいない地下室で終わりを欲してもその思いは届かない。帰ってくるのは精々、破裂しそうなくらいに高鳴っている心臓の音と、手足を勝手に動かし間抜けな四つん這いでの前進を絶えず行わせる冷酷な装置の駆動音だけだ。

「だ、れがぁっ! だじゅげでぇぇ!! ぐりゅじっ……ひぬ、ひんじま、うぅぅ……っ!」

手足を囲んで圧迫する拘束具の表面に取り付けられた無数の丸い金具達を自身に接続された装置達は、破滅に怯える男が哀願の勢いを更に引き上げてもやはり全く聞き入れない。床全体に作られた四つの溝から現れている十数本のアーム達は、恥を捨てて助けをねだる男の声を無視しながら、伸ばすことを禁じた手足の外側と内側にある金具達を動かすことで男に惨め極まりない散歩を繰り返させている。
その散歩の状況から抜け出したくても抜け出せない惨めな男は、ただただ装置達が求めるままに、自分に縛めと装置を施して去った敵達の計画通りに、地下室中を練り歩かされていく。単純な一周ではなく地下室全体を網羅するような長い経路で移動をさせられている男は、方向転換の際に涙に潤んだ視界へと頻繁に入る醜悪な駄目押しの責め苦に絶望を容赦無く加速させられていく。
一周を締めくくる最後の直線へと至らされた男は、もうすぐ到着させられる一周を終えたご褒美と称して用意された装置が正面に見える位置へと進まされた男は、拘束された手足を無理矢理に歩かせるアームが配置された溝の外側に設置されている淫猥な器具を先端に携えた二本のアームに打ちひしがれながら、拒めぬ歩行を一歩また一歩と不自由な手足で行わされるしか無いのだ。

「お、にぇがいぃ……たしゅけへ、くらひゃいぃ! もぉ、ぎもぢいいのやら……ゆ、りゅじ、で……!!」

あそこまで進まされたら、右側にある薄紫色をしたオナホールを持ったアームに、隠せない男根を扱かれてしまう。あの処刑場まで運ばれたら、左側にある男根を模したイボ塗れの張型を装着されたアームで、守れないという意味だけでなく注がれる快楽に抗えないという意味でも無防備な箇所へと貶められた尻穴を蹂躙されてしまう。
そこまで理解していても何一つとして対抗策を打ち出せない今の己の立場に改めて絶望を募らせながら、男は無駄な足掻きと諦めの悪い助けてを虚しく紡ぎつつ、けたたましい音を奏でて自分の手足を運搬する機構に屈する形で上乗せの拷問が待つ場所へと移動させられていくのだった。






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