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双子は掻き立てられた欲に溺れながら聖なる使命を忘れ去る

2024.02.10.Sat.21:00
指を伸ばした左右の手を頭部の両隣に配置し、足を大きくがに股に開く。そんな体勢を強要された双子の少年が、絶え間無く襲い来る苦悶に為す術無く苛まれ続けている。
聖なる存在に仕える者として身に着けた術の数々は、幾ら念じても使用出来ない。そんな制限をもたらす黒い魔力製の板に裸体を無様な格好で取り込まれた双子の少年が、板同士を向かい合わせで接続する駄目押しの縛めによって一切の光が差し込まない暗闇の中へと閉じ込められてしまっている。
何も見えない。自分ともう一人が放つ呻きと身悶えの音以外何も聞こえない。行動と視覚と聴覚を大きく封じる、そんな異常な拘束に囚われた双子はもはや、その縛めをもたらした魔族の思惑に沿った堕落へとどうすることも出来ずに追い立てられるしか無い。
自分達を組み込んだ板から発せられる悍ましい魔力を絶えず肌で吸収させられ呼吸の度に体内へと吸入させられている双子は、己が聖なる存在に身を捧げた者であることを忘却させることを目的とした強烈な発情に、逃れられぬ心と身体を際限無く蝕まれるしか無いのだ。

「はぁ、ん、はあぁ」
「あぅ、うぁ、んくぅっ」

下手に声を放てば、その振動で正面にいるもう一人の高まりきった肌を淫らにくすぐってしまう。それを理解していても抑えられなくなった喘ぎを仲良く惨めに漏らしながら、双子の少年が湧き上がる欲望をひたすらに制し続けている。
自分達が堕ちたら、この街が担当している魔王の封印の一部が解けてしまう。その事実を思考に改めて浮かばせながら、少年達は世界の破滅を近付けさせまいと陥落を拒み続けている。
だが、忍耐をどんなに重ねてみても希望は全く訪れない。自分達を捕らえ封印の解除を狙った淫猥な拷問を加えている魔族の部下が自分達を始めとした聖職者達に化けて街の人々を騙している以上、自分達が地獄に悶え苦しんでいることに気付いて貰える可能性は皆無に等しい。
それでもと、二人は耐えに耐え続けた。時折板の外側から浴びせられる敗北を促す魔族の言葉に打ちひしがれ、死に至ることすらも認めない魔力の板による強制的な栄養の補給に絶望しながらも、聖なる双子の少年は折れそうになる心を協力して支え続けた。
しかし、それは無意味な欲望の蓄積という結果を引き寄せることしか出来はしなくて。長い長い我慢の果てに、双子はとうとう押し込め続けた欲を責めを施した魔族すらも予想していなかった形で解放させ始めた。

「○○、○○ぅ……ひゅき、らいひゅきぃ……っ!」
「僕も、しゅきぃっ……□□、もっひょ、おひんひんぐりぐりぃ」
「おや、これはこれは……」

かつて祈りの場であった空間へと縦に浮かべられた二枚の板が、正気を失った二人の動きに合わせてゆらゆらと揺れ始める。二枚の板の内側で絶え間無い発情を長期間に渡って強いられた少年達が、血の繋がっている者同士とはとても思えぬ蕩けた声でもう一人の名を呼びながら、口付けの音と腰をくねらせ張り詰めた二本の男根を摩擦し合うはしたない水音を響かせ始める。
神に身を捧げた聖なる者同士でなければ、血を分けた兄弟でなければ、募らせた愛を伝えることが出来た。そんな枷を淫蕩な拷問によって幸せに取り払われた双子が一生懸命にお互いを求めお互いの口に甘く歪んだ悲鳴を流し込みつつ絶頂に向かう過程を二枚の板の外側で愉しみながら、非道な魔族は敬愛を寄せる魔王の封印の一つが効力を失っていく感覚に興奮と至福を滾らせていた。






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