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無様な見世物はその質を自ら高めつつ残忍な主に愉しまれる

2024.02.06.Tue.21:00
幾ら内部で騒いでも外部に声が漏れ出ることは無い。そう設計された地下室の中央に、一本の太く丸い棒が床と平行になる形で配置されている。
二つの壁を繋ぐ形で配置されたその棒は、悪趣味な娯楽を作り出す為の舞台装置として用意された物だ。途中に幾つもの枷が接続されている棒は、捕らえた男を無様な姿で飾り辱めの下地とする為の物だ。
万歳をするかのように持ち上げさせられた手首に棒へと繋がれた枷を嵌められ、恥部を露出させる形で大きく開かされ高く上げさせられた足首にも同様に枷をあてがわれた男達はもう、誰一人として屈辱的な格好から逃れられはしない。駄目押しとばかりに隷属の証である黒革の首輪と棒を南京錠と鎖を用いて遊び無く結合された男達はもはや、手足を縛める拘束と戦うことはおろか言葉を封じる目的で装着された穴の空いた黒いギャグボールを振り払おうと試みることすらままならない。
手も、足も使えない。しゃべることも叶わず、下手に動けば首に強い圧迫を注がれてしまう。
そんな八方塞がりの立場に追いやられた男達はもう、腰のみを床に触れさせた間抜けな裸体に加えられる仕上げの非道をどうすることも出来ずに受け入れさせられるしか無い。無防備にさらけ出された尻穴に挿入された悪趣味な責め具が生み出す加虐を拒むことも出来ず、加虐に流されることも許されない惨めな男達はもはや、尻穴だけでも絶頂に達せるよう躾けられた肉体を嬲る決して絶頂には至れない緩すぎる刺激に悶絶させられながら、じょじょに狂い淫らに壊れる様を自分達を捕獲した残酷な男の酒の肴として扱われるしか無いのだ。

「あぅっ、おぉ! んもぉぉ……っ!」
「うっ、うぶっ、ふびゅぅぅ!」

一人用のソファーに腰掛け、好みの酒が入ったグラスを気まぐれに傾けながら自分達が生殺しの拷問に苦しむ様を眺めている男に誇りを捨てた哀願の唸りを叫んでも慈悲は一向に訪れない。
涙と唾液と汗に汚れきった顔を不細工に歪めつつ首輪による圧迫を承知で暴れても、男達は自力では外せない頑丈な拘束と無駄に格闘する滑稽な様を観察者の男に提供するだけに終わってしまう。
一体どうすればこの地獄から抜け出せるのだろう。考えを巡らせ行動を起こせば起こす程に、男達は何をどうしても地獄からは逃れられないという残酷な現実を突き付けられていく。
痛々しく張り詰め透明な蜜を涙のように零している自身の男根を潤んだ視界に映す度に、その男根の向こうにある尻穴から抜け落ちないよう腸内で空気を送り込まれ膨張させられた状態でもどかしい振動を延々と繰り返しているアナルプラグを目にする度に、男達は自分の肉体が淫猥に作り変えられつつあることを改めて思い知らされていく。
そうして希望が一切無い状況で絶頂に対する渇望のみを際限無く蓄積させられる拷問が数十分に渡って続いた頃、男達は一人の瓦解を切っ掛けにして全員が羞恥と尊厳を捨てきった屈服の心境へと至り、今日もまたあれだけ嫌っていた男に助けを欲し縋り付き不明瞭な哀願を向ける陥落を仲良く間抜けに披露し始めた。

「ごひゅひん、はまぁっ! イあへへ! イはへへくあはいぃっ!!」
「ひゃへー、ひゃへへ、うあはいぃぃっ!!」
「イひはい! イひはいえふぅぅっ!! おえあいひあふ! おえ、あいぃ……ひあひゅぅぅぅぅっ!!」

可能な限りに腰を振って破裂しそうなくらいに膨らんだ男根を揺らめかせながら、酒を嗜む主に射精をねだる男達。人間であることを捨てペットとしての自覚を強く抱きながら、とどめの快楽を希求しておねだりを口々に叫ぶ男達。
その順調に壊れ始め見世物の質を高め出したペット達を独占し満喫しながら、男は寄せられた要求に応える素振りすら見せること無く残忍に歪めた口に、またグラスを近付けさせていくのだった。






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