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残忍な感覚はより容赦の無い物へと膨れ上がる

2023.12.07.Thu.21:00
左右の肘から手首までの部分を背中で密着させた状態に維持させる。椅子の座面に預けた頭部を左右から挟む位置に、足首を固定させる。
それ以外に施された縄の縛めは、もはや男には分析しようも無い程に加えられている。見える範囲で調べても、肌を締め付ける感覚で把握しようと考えても、一言や二言では説明しきれない程に与えられている。
はっきりと認識し、また明言出来るのは、普通の使用用途とは全く違う体勢で裸体を木製の椅子に縛り付けられているということのみ。背もたれに腰を沿わせる形で高い位置へと運ばされた股間を無防備に晒す間抜けな姿で、ありとあらゆる行動を不可能にされているという絶望の事実のみだ。

「うぅっ……む、ぐむぁっ」

目を覚ました自分を待っていた屈辱的な拘束。裸体を不自然な格好で固め、捕らわれの身となった現実と惨めさを絶えず思い知らせてくる過剰なまでに纏わされた拘束。そんな縄から抜け出したい一心で、男は眠らされている間に口へと噛まされていた黒いギャグボールに歯を立てて悔しげに唸りつつ、椅子に縫い付けられた裸体をひたすらにもがかせている。
自分を捕らえたであろう者達の悪辣さと残忍さは、嫌というくらいに見聞きさせられている。このままじっとしていたら、自分はあの者達が紡ぎ出す悪意に晒され心と身体を死の方が有情だと思う程に痛め付けられてしまう。
己に迫る危機を確信しながら、男は焦りに歪んだ言葉にならない叫びをギャグボールの穴から唾液と共に噴き出させつつ、全身をまんべんなく圧迫する縄からの脱出を求める試行錯誤を重ねている。
しかし、幾ら男が頑張っても厳重に這わされた縄は緩む気配すら見せない。四本ある脚を部屋の床へと金具を用いて接続された椅子の上で男がどんなに裸体を暴れさせようとも、その動きは何一つとして変化を手繰り寄せられはしない。

「うっ、うぐぅっ!」

なりふり構わずに裸体をよじらせても、縄は解けない。縄が食い込む痛みに耐えながらもがきにもがいても、男は無駄な試みを嘲笑うかのような縄の音と、丸出しにさせられた男根を小さく左右に震わせる間抜けなダンスしか生み出せはしない。
詰みの状況を嫌でも再認識させるだけの努力を繰り広げていた無様な男。そんな男の耳に、部屋の扉の開く音が聞こえた。

「むぐぅっ!?」

視線は自らの足と椅子の座面によって天井の方に固定されてしまっている。故に、背もたれ側の方にある扉が開き数人が踏み入ったことしか分からない。
だが、男を戦慄させ打ちひしがせるにはその情報だけで十分だ。何をされても抗えない、我を忘れて悶え狂うことも叶わない。ただ嬲られることが精一杯となった裸体を湧き上がった怯えに強ばらせている滑稽な男に背もたれ側から歩み寄り露出させた恥部を反抗を示す余裕さえ無くした表情と共に覗き込み味わった非道な男達は、手中に収めた男を跡形も無く壊し再起不能にさせることを目的とした拷問を、きゅぅと窄まり最後の抵抗を行っている尻穴に嬉々として流し込み始めた。

「もごっ!? ぶ、むぶうぅぅっ!?」

自身の尻肉の向こうから現れ、恐怖を募らせる暇や身構える時間すらも許されずに尻穴をこじ開け差し込まれた注射器のような器具が、底を押す指の力に従って内部に蓄えられていた液体を腸内へと撒き散らしていく。
大きく振り乱すことも出来ない頭部を小さく左右に往復させやめてくれの思いを寄せる男の様子を満喫しながら、無慈悲な男達は先端のみを尻穴に潜り込ませた器具の底を迷い無く押し込み、まだ地獄が到来していない男の反応を目と耳で愉しんでいく。
その時間が、どれくらい続いた頃だろう。中身が空となった器具が引き抜かれ新たな器具が淡々と用意されている最中に、男は正体不明の液体がもたらす冷たさと不快感だけを覚えさせられていた腸内を予想外の感覚に苛まれ始めた。
それは、気が狂うような痒みの感覚。腕が自由であれば憎き敵達の前だということも忘れて自らの尻穴を指で一心不乱にほじくり回していただろうと断言出来る程に強烈な、拷問以外の何物でもない痒みの感覚だ。

「むごぉぉっ!? ぶぁ、ぼもあぁ! うぎゅぅぅぅーっ!!」

隠したくても隠せない尻穴をパクパクと愉快に開閉させながら、男が敵達に囲まれた状況で悶絶する。一人きりで縄と格闘していた時を超える勢いで丸出しの男根を踊らせながら、男は助けてを飛ばすことさえ考えられなくなった思考を埋め尽くす痒いを誤魔化したいと願う本能に任せて椅子に繋がれた裸体を狭い範囲で跳ね回らせる。
その最高に見応えのある何度経験しても飽きない痒みによる崩壊の入り口を眺め、笑みの黒さを際限無く深めながら、敵の男達は痒みをもたらす順番を交代し、新鮮な薬品を内部に携えた器具を収縮し続けている尻穴に差し込み、支配下に置いた男を完膚無きまでに砕き尽くす為の痒みをより容赦の無い物へと膨れ上がらせていくのだった。






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