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絡め取られた獣人達は敗北色の精液を無様に迸らせる

2023.12.03.Sun.21:00
長雨が原因となって発生した崖崩れによって露出したそれまで地域住民ですら知らなかった洞穴を、その冒険者達は細心の注意を払って探索していた。
周辺の魔物の強さから判断すれば、恐らく危険度が高い魔物はいないはず。自分達に調査の依頼を出す際に告げられたギルドからの言葉を己の内で反芻しながら、四人の冒険者は万が一の可能性を考慮しつつ洞穴の奥深くへと歩を進めていた。

「大分進んだが、魔物らしい魔物は見当たらないな」
「空気にも今のところ異常はありません。至って正常ですね」

絶えず警戒を周囲に向けながら先陣を切る狼獣人の戦士と、暗闇でも全員の視界を確保する魔術と大気の成分を分析する魔術を常に展開している猫獣人の魔術師が声量を抑えた言葉を放つ。

「えぇ、とても静かです。崖崩れが起こるまで見付からなかったくらいですから、魔物も踏み込めない程完全に塞がれていたのかも知れませんね」
「だが、用心するに越したことは無い。誰も見付けていなかったということは、何が起こるか誰にも分からないということだからな」

何時でも弓を放てるよう構えを保ったまま、狐獣人が穏やかな声音で分析を口にする。そして最後尾を務めていた虎獣人の男が、雄々しく膨れ上がった腕に握った斧を振るう機会が訪れずに済むよう祈りつつ全員の無事を第一に考えた引き締めの言葉を仲間達に寄せる。
そうして一切の油断無く一本道の洞穴を進む冒険者達の目に、開けた空間が映る。何か罠があるとしたら、魔物が待ち構えているとしたら、あそこだ。意思を交わさずとも伝わる緊張を共有しながら、四人は己が持つ技で入り口付近に罠が無いことを看破しつつ洞穴の奥に存在していた空間へと踏み込んだ。

「……何も、ねぇな」
「ここの空気も正常です。この最深部にも、毒性を持った気体が溜まっているって可能性は無さそうですね」
「罠もやっぱり無さそうです。あるとしたら、僕らの種族には反応しない物でしょう」
「ふむ……どうやらただの洞穴だったようだな。魔物も全くいなかったし、周辺の村や町が脅かされる危険も恐らく無いだろう」

ここには何も無い。自分達の技で調べ四種の獣人で最深部まで進んだという条件では、何も異常は起きなかった。
ギルドに報告する内容を脳内に浮かべつつ、冒険者達は来た道に向き直り陣形を組み直して帰還を開始しようとする。
そんな四人が先程自分が通った道が岩壁によって閉ざされていることに気付いたのと、四人に悟られぬ形で隠れていた存在が正体を現し牙を剥き始めたのはほぼ同時だった。

「っ!? 何ぃっ!?」
「い、一体何処に!?」
「床だ! いや、壁も……違う……っ!?」
「この空間が、まさか……洞穴、その物が……っ!?」

自分達の実力を持ってしてもいることを暴けなかった。そんな巨大な魔物が、粘液で構成された肉体をありとあらゆる方向から四人に迫らせ、抵抗する暇も認めずに自由を奪い取っていく。
床に擬態し、壁に擬態し、天井に擬態していた魔物が雪崩の如く四人に襲い掛かり、戦いの術を一つ残らず叩き潰していく。

「んぐうぅっ! ぶ、むぶぅぅっ!」
「うぅっ! むぐぅぅぅーっ!!」
「あっ、ぶあぁぁっ!」
「もごぉぉっ!! ふっ、ぶぐぅぅぅーっ!!」

得物を手からもぎ取られ、四肢を粘ついた魔物の身体に絡め取られた三人の獣人はもう、苦し紛れの反撃さえも行えない。
あっという間に口を塞がれ状況を覆す為の呪文を紡げないようにされた猫の魔術師はもはや、自分よりも屈強な三人の仲間が暴れても振り払えない拘束を施された事実に戦慄しつつ、仲間達と共に塞がれた口で喚きながら装備を一つ残らず剥ぎ取られるしか無い。
自分達を騙しきる知能を持ち、不意打ちだったことを抜きにしても自分達が逃走を試みることも叶わない程の速度を有している魔物に捕まった四人の獣人は、何十何百年振りにやって来た大きな獲物を悦ぶ魔物の餌として扱われるだけの存在だ。
時折迷い込む小動物にしかありつけない状況をもたらす封印を与えた古の魔術師に対する憎しみをまっとうな食事の到来に対する至福に上書きしていく魔物に捕獲された哀れな獣人達は、武器と共に防具を剥がされその下の衣服も毟り取られた裸体から体液を絞り出す責め苦に狂わされることしか出来ない存在なのだ。

「もごぉっ!? ぶぉ、あぶおぉ!?」
「んーっ! みゅぅぅぅーっ!?」
「んぶっ、むぶっ、あぼぉぉぉっ!」
「おぐっ、えぅ、むぼぉぉっ!?」

口内に潜り込んだ粘液の身体が、唾液を吸収し摂取していく。全身をまさぐる粘液が体毛を濡らす汗を啜り、恥部へとあてがわれた触手が体液の更なる分泌を促す刺激を、効率の良い食事の為に会得した甘く激しい快楽の攻撃を四人に注いでいく。
巧みに乳首を吸われ弾かれ、すっぽりと包まれた男根を捏ね回されるのが気持ち良い。尻穴に潜り込んだ細い粘液に前立腺を抉られるのが思考を白く染め上げる程に気持ち良い。魔物に弄ばれているというのに湧き上がる淫らな幸福に翻弄させられながら、四人の獣人は粘液に掻き回されている口から愉悦を剥き出しにした悲鳴を甲高く響かせつつ自分達の主に君臨した魔物の底無しの食欲をかすかに紛らわせる精液を、粘液の中へと迸らせていくのだった。






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