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淫らな奴隷は主と己の為にお膳立てを行う

2023.11.29.Wed.21:00
左右の手を厚く囲い、指の使用を禁じる。そんな機構を備えた二の腕までを覆う黒革製のグローブが、優しくも意地悪く微笑んだ男の手で自力では脱ぎ捨てられないようしっかりと固定されていく。
手首部分に存在するベルトを締められ、肘の近くと二の腕にも存在する同じベルトも締められた青年はもう、男にベルトを外して貰えなければ二度と指を使うことは叶わない。つま先から足の付け根までを包む腕の物と同様の機構を備えた器具のベルトを緩ませることも出来ず、口を塞ぎ言葉を封じる穴の空いた黒いギャグボールを毟り取ることも許されない。
手足を縛められ、発言を禁じられた。その惨めで屈辱的なはずの状況を、青年はこれ以上無く悦んでいる。黒革に隠されていない乳首と男根を被虐の興奮で硬く膨らませ、誰が見ても明らかな発情に達している。
大好きな恋人であり、淫らな自分の飼い主でもある男に何をされても逆らえない状態にされた。そんな隷属の事実を噛み締め至福を滾らせながら、青年は口を縛めているギャグボールの穴から唾液と欲情に染まった吐息をだらしなく溢れさせつつ黒革に閉じ込められた両足を隙間無くきっちりと揃え、両腕を万歳をするかの如く頭上へと運んだ。
それが主が自分に求めている行動であり、自分が主に願っている苦悶を与えてもらう条件だからだ。

「良い子だね、○○」

命じなくとも従順にお膳立てを行った青年を穏やかな声音で褒めつつ、男が無抵抗の肉体に駄目押しの拘束をもたらしていく。
左右の腕を覆う黒革の器具の指先部分にあてがわれた二つの丸い金具を地下室の天井から太い鎖で吊るしたフックへと引っ掛けさせた上で万が一にも自力では外せないようそのフックに存在する留め具を施し、足側の器具のつま先部分に取り付けられている丸い金具を床に打ち付けられた丸い金具へと南京錠で接続することで、主である男は青年が欲している不自由な格好を嬉々として作り上げていく。

「今日も素敵だよ、○○。こんな何も出来ない無様な姿にされて嬉しがっている○○は、世界で一番可愛くて情けない私専用の淫らな奴隷だよ」
「あぉっ……んむぁっ」

愛しい主を満足させる淫乱奴隷。その立場を肯定する唸りをギャグボール越しに放ちながら、青年は上下に引き延ばされた裸体をくねくねと悩ましげに踊らせる。
何時もみたいにたくさん苛めて下さい。ご主人様の思い通りに弄んで下さい。主だけでなく自らの欲望もまとめて解消するおねだりを胸の内で叫びながら、青年は先程よりも硬度を増した乳首と男根をぷるぷると間抜けに突き出しつつのダンスを披露する。
しかし、今日の主は青年の思いにすぐさま応えてはくれない。大事な奴隷であり、それ以前に最愛の恋人である青年が示す恥を捨てた懇願を独占しながら、男は慈愛と残忍さが同居した笑みで今日の加虐を宣言していく。

「そんな私だけの最高の奴隷を、今日はたっぷりと苛め抜いてあげる。ここ最近忙しかった分、君の欲求を満足させる時間を捻出するので精一杯だった分、今日は私の欲求を気が済むまで満足させてもらうよ? じっくりゆっくり焦らして、頭がおかしくなるくらいにイきたいって思いを溜め込ませて、普段よりも淫乱な君を私の前にさらけ出させてあげるからね、○○?」
「ほっ、もっ、ふもぉぉっ……!?」

今日は、ご主人様が満足するまでイかせてもらえない。こんなにも火照っているのに、まだ射精をさせてはもらえない。
容赦の無い生殺しの宣告が脅しではないと知らしめるように始まった男根をもどかしく撫でる右手と奥深くまでを掻き毟られたがっている尻穴の入り口を緩く捏ねる左手の責めに絶望させられながら、青年はその絶望すらも淫欲への糧としつつ多忙が続く中でも自分との時間は確保してくれていた主への感謝を込め、自らを余計に苦しめる結果になると知った上で絶頂のお預けを前提とした快楽を積極的に汲み取っていくのだった。






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