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正義は足りない快楽で丁寧に躾け直される

2023.11.28.Tue.21:00
頭部全体を這うようにして施された黒革のベルトと一体化している男根を模した醜悪な枷を噛まされている口から憔悴に染まった荒い吐息を漏らしつつ、男は一人きりの地下室で絶望に打ちひしがれていた。
口を奥深くまで貫き言葉の使用と舌を噛むことを禁じている拘束は、何をしても外れない。口を塞いだ偽の男根の底から生えている輪状の金具と地下室の壁にあてがわれた同じ形状の金具を南京錠で結合された事実からも決して抜け出せはしない。敵に捕らわれ完全に支配下に置かれている現実を思い知らせる情報に反抗心を跡形も無く削り落とされた男は、口と壁を結ぶ駄目押しの拘束を虚しく見つめながら、無駄な足掻きを繰り返し流した汗と自身の体温でじっとりと蒸れた裸体を力無くよじらせた。
気丈な態度の陥落。待ち侘びたその瞬間の到来を監視カメラ越しに別室から確認した残忍な男は、自力では何処にも逃れられず逃れる為の変化を追い求める気力すらも消失した滑稽な捜査員が疲弊している地下室へと赴き、扉を開ける男に対して分かりやすい怯えの反応を示した正義の男との距離を詰め始めた。

「うぅぅ……んぐ、むうぅ……っ!」

背後に向けた目を痛々しく見開き、恐怖に染まった唸りを零しながら捜査員の男が諦め悪く拘束との格闘を試みる。
自らを抱き締めているかのような形を腕に強要する黒革製の衣服は、幾ら暴れても両腕と胴体を包み縛めた状態から離れない。左右の足を窮屈に折り畳ませ正座のような形を取らせている黒革の器具も、もがきを嘲笑うかのような軋む音を立てるのみでビクともしない。
そんな事実を承知の上で一縷の希望に縋って意味も無く身悶える捜査員の様子を堪能しつつ歩み寄った悪に属する男は抗えない肉体の左側で片膝を付くと、視線と呻きで慈悲をねだっている正義を堪能しながら黒革でわざと隠さなかった恥部に、捕獲し拉致してから与えている淫猥な薬品混じりの食事に屈して間抜けに熟した男根と尻穴に、一時的な物ではない真の陥落と自分に対する魂からの隷属を促す甘く苦しい加虐を注ぎ始めた。

「んっ、もぉっ、んもぉぉっ!」

薬品の力に逆らえず興奮を強いられ、硬く張り詰めさせられていた捜査員の男根が悪の左手で緩く撫で回される。捕まった日から加えられた責めによって快楽を覚えられる器官へと育て上げられた捜査員の尻穴が、悪の右の指先でくちゅくちゅと粘ついた音を立てつつ揉まれながら、滲み出る腸液の量をじょじょに引き上げていく。
だが、それらの刺激はあまりにももどかしすぎる。捜査員が快楽を拒む思考を無くし男根と尻穴への悦楽を積極的に汲み取り出したとしても、絶頂に至ることは叶わない。

「うぐっ、むごぉっ! ぶむぅぅぅっ!!」

一人きりで放置され、薬品に掻き立てられた発情を延々と味わわされていた肉体を悶えさせながら捜査員が鳴き喚く。口枷と壁を繋ぐ南京錠のせいで頭部を大きく振り乱せず、裸体に施された黒革のせいで踊り狂うことも出来ず、散らしたくても散らせない欲望に残りわずかな理性を砕かれながら、捜査員は一度萎んだ怒りや反抗を取り戻すことさえ認められぬまま悪の男が望む瓦解へと導かれていく。

「ふぶっ、ぼもっ! んもぉぉぉぉーっ!!」

イきたい。本能が紡いだ願いを無自覚に悲鳴として放ちやはり無自覚に腰を揺すって射精を不自由な身体で懇願する捜査員の悶絶を真横という何もかもが満喫出来る特等席で独占しながら、悪の男は間違っても射精をさせないよう両手の動きに細心の注意を払いつつ男根と尻穴を足りない快楽でいたぶり、捜査員の男をかつての気高さを微塵も感じさせない淫獣へと堕ちるよう丹念に、丁寧に躾け直していくのだった。






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