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無様で無自覚な腰振りは陥落を拒みつつ行われる

2023.10.30.Mon.21:00
憎き悪の手で加えられた己への非道を思い出しながら、男はどうにかして自身に与えられた拘束を振り払おうと裸体をもがかせ続けている。
残忍に、醜悪に微笑んだ敵達の表情を想起し、嘲りと共に浴びせられた言葉と恥辱を糧にして怒りを燃え上がらせながら、男は自由を奪う縛め達から抜け出そうと試行錯誤を繰り返している。
だが、頑丈な拘束達は生身の男が幾ら力を送っても外れはしない。左右の手首に嵌められた黒革の枷と地下室の天井に打ち付けられた金具を結ぶ長い鎖は男の足掻きを無駄だと笑い飛ばすかのような音を立てるのみでビクともせず、左右の足首に巻き付けられた黒革と床の金具を遊び無く繋ぐ短い鎖は何をしても逃げられはしないという事実を思い知らせるかのように暴れる足の動きを狭い範囲に留めさせている。
どう頑張っても、自分はもう堕ちるしか無いのか。努力とは裏腹に一切変えられない現状に絶望しながら、男の心が折れ始める。
程良い筋肉に覆われた雄々しき裸体と同様に頑強な精神が、悪に捕らわれ辱められる日々の中でも矜持を保ち続けていた理性が崩れ出す。
すると、まるでその瞬間を待っていたかのように地下室の扉が開き、悪に属する男達が現れた。ようやく帰還した敵達に対する反抗の意思表示も、今の男にはもはやままならない。そんな愉快な情報を噛み締めつつ何処にも逃れられない男の裸体を取り囲んだ悪達は、無言のままで腕を組み観察の体勢を取り始めた。

「あ、う、あぁ……っ!」

頭上に運ばされた腕を小刻みに震わせ、肩幅に開いた状態に維持させられた足を痙攣させながら、男が胸に戦慄を湧き上がらせる。悪達は無様に悶え苦しむ自分が限界に達し、自ら凌辱をねだり出すまでの過程を堪能しようとしている。その意図を察した男は、屈辱に打ちひしがれながらも悪の思い通りにはなるまいと、己の内側で膨れ上がった衝動を必死になって抑え込む。

「っ、く、ふうぅ……っ! は、はぐうぅ……っ!!」

悪の手で弄ばれ、自らの汗が撫でる刺激すらも快楽と受け取る程の器官へと貶められた乳首は、気が狂う程に疼いている。けれど、まだ耐えられる。
悪に毎日いたぶられ、勃起している状態が当たり前となるよう常識を上書きされた男根は痛々しく張り詰め、先走りが道を伝う刺激を悦びに変換しながら更なる快感を欲しがっている。しかし、まだ抗える。
悪の男根で連日に渡ってほじくり回され雌の至福を植え付けられた尻穴は、肛虐のお預けを言い渡されてから半日も経過していないはずだというのにはしたない収縮を休み無く行っている尻穴は、何十という男根に蹂躙される淫らな至福をねだり腸壁を切なげに蠢かせている。それでも、まだ拒める。自分はまだ堕落には到達していない。
そう自らに言い聞かせながら、男は屈服を遠ざけ続ける。悪への敗北という道を嫌がりながら、男は際限無く加速する火照りに逆らい続ける。
すでに、他人から見た自分が言い訳も効かない程に堕ちていることにも気付けない。そんな惨めな男が無意味に忍耐を継続する様を何も言わずに眺めながら、完全な陥落に至るまで手出しをしないという意思を示す目的で腕を組んだ男達はズボンの内側で固く膨らんだ自身の男根を使用する瞬間に思いを馳せつつ、だらしなく蕩けた顔を晒し立ったままの姿勢を強要されている汗に塗れた裸体を悩ましげにくねらせながら無自覚に腰を前後に振っておねだりの本心を露わにしている男が自身の淫欲に何もかもを押し潰される展開を今か今かと待ち侘びていた。






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