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男は慈悲を求めて自ら惨めな姿を取る

2023.10.17.Tue.21:00
地下室の扉が、数時間ぶりに開かれた。その音に気付いた男は、黒革の目隠しに遮られた目を音の発生源である扉の方に向けつつ、球状の黒い枷を噛まされた口で誇りを捨てた哀願を無様に紡ぎ始めた。

「おぅ……ううひへ、うあはい……おひり、はふへへ……っ!」

これ以上、尻穴を苛む苦悶を味わいたくない。そんな願いを込めた悲痛な声音で、男は閉ざされた視界の向こうに感じる気配達に対して慈悲をねだる。矜持など守ってはいられない。無慈悲な責めに尻穴を追い詰められ精神の摩耗へと導かれた男は、腕の自由を奪う白色の拘束服と左右の足をつま先から付け根近くまで包んで締め上げる白色の拘束具を軋ませ、丸出しとなった男根を間抜けに震わせながらの懇願を切羽詰まった声で放っている。
だが、男達は全く動かない。地下室へと踏み入った男達は床の上で滑稽に身をくねらせている男を堪能する輪を作った上で、無言の観察を行っている。
誰一人として、許しをもたらそうとはしない。男の両腕に自らを抱き締めているかのような形を強要させる拘束服を着せ、男の両足をきつく一まとめにする拘束具を装着した男達は、恥を承知で寄せられる不明瞭な助けてを悠然とした態度で聞き流している。
これだけでは足りないのか。屈辱に苛まれながら、男は地獄からの解放を欲して更なる声量で願いを叫ぼうとする。惨めに悶絶している自分を味わっている存在達に向かって、より真に迫った悲鳴を寄せようとする。
しかし、そこで男は思い出した。敵達が自分を置き去りにする前に教え込んだ、おねだりの作法を思い出した。それに従い、男は思い通りに動かせぬ裸体を敵達が臨む姿勢に移行させていく。おねだりの絶叫を発するよりも情けない姿を、自らの意思で率先して取っていく。全ては、尻穴を地獄から逃がす為。敵達の手で投与された痒み薬の効果にいたぶられている尻穴に、刺激という名の安堵を恵んで貰う為だ。
拘束服に圧迫された上半身の背中側を床に預け準備を整えた男は意を決して足で床を蹴り、その勢いを用いて左右を密着させられた足を上半身の方へと運び、痒みに狂わされている尻穴を天井に向けてさらけ出した体勢となった。

「おえあい、ひあうぅ! おひり、ほひっへぇ! ひっはいへぇっ!!」

痒みを紛らわせる責めを希求する言葉をくぐもった声で飛ばし、その責めを欲しがっている尻穴を敵達に見下ろされた状況ではしたなくヒクつかせながら、男は無自覚に腰を揺すって一生懸命におねだりの意を示す。
早くほじって欲しい。奥深くまで掻き毟って欲しい。敵達に捕獲された時には想像すらもしていなかった淫猥な願望を理性と本能の両方から湧き上がらせつつ、男は敵が叩き込んだ調教によって堕ちた裸体をいたぶる尻穴の痒みからの救済をひたすらに渇望する。
その最高に愉快ななりふり構わぬ淫乱の仕草を味わいながら、非道な敵達は命令通りのおねだりを行えた男にご褒美という名の新しい地獄をもたらしていく。尻穴を無防備に見せ付ける格好を自らの意思で選んだ男との距離を詰めた敵達は、後ろにでんぐり返しをしている最中のような姿勢から抜け出せないよう髪を緩く掴み拘束越しに床の上にある上半身と大きく持ち上げた足を押さえ付けながら、待ち望んだ感覚を男の尻穴に嬉々として流し込み出した。

「もほぉぉっ!? あぉ、ほごおぉっ!?」

一切の宣告無しに突き入れられた男根型の淫具に激しい摩擦を加えられた男が、痒みによって感度を引き上げられていた尻穴を蹂躙する偽の男根が引き寄せた悦楽に驚愕しつつ、至福に染まった悲鳴を上げる。痒みを和らげつつ与えられる雌の快感が気持ち良い。そんな普通からはかけ離れた感情を募らせつつ、男は塞がれた口から溢れた幸福色の鳴き声を地下室中に反響させる。
けれど、男は悦びに溺れながらも敵達が求める反応を忘れない。敵達による苛烈な調教に心を折られ隷属を深く刻み付けられた男は、尻穴に作り物の男根を突き入れられただけで自身の胸元目掛けて精液をだらしなく零した自身の男根の硬度を再度高めつつ、敵達がおねだりの作法と共に自分へと仕込んだ感謝を表わしていく。

「あ、あひ、あひあほう、ごあいあふぅ……おひり、ほひっへくあはひ、あいあほう、ほあいあうぅ……っ!」

枷を通じた不完全な発生で淫蕩な感謝を口にする無様な男を愉しみながら、堕落した男に加虐心を掻き立てられた敵達は尻穴に埋めた作り物の男根を荒々しいまでの速度で上下に往復させつつ、数人がかりで身悶えを封じた拘束塗れの裸体の各所を無遠慮に撫で回し、追い打ちの快楽を何の迷いも見せずに付け足していくのだった。






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