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正義は仲間に見られながら悪の手の中で弄ばれる

2023.10.09.Mon.21:00
すぐ近くから、仲間の声が聞こえている。暗闇に覆われている空間では姿を確認することは出来ない。それでも、仲間が自分と同じように敵に捕らわれ意識を奪われている間に拘束を加えられたのだろうということは分かる。そんな危機的な状況を嫌でも思い知らされながら、男達は言葉を封じる猿轡越しに放つくぐもった唸りで意思疎通を図りつつ縄からの脱出を試みる努力を協力して重ね続けていた。

「んぐっ……うぅ! ふぶぅっ」
「んもっ、もごっ、んぶうぅ!」

決して目が慣れることの無い真の暗闇の中では、ここが何処かも分からない。だが、敵の陣地であることは間違いない。
時間経過がそのまま事態の悪化に結び付く立場に置かれている事実を共有し、焦りの感情を仲良く募らせながら、男達は縛られた裸体同士を一生懸命に擦り付け合い、縄を解こうと頑張り続ける。
口に詰め込まれている自らの唾液に塗れた布に歯を立て、その上から鼻と口を隙間無く覆う形で施された布の下で屈辱に表情を歪ませながら、男達は自身と仲間から行動の選択肢を大きく削ぎ落としている縛めを振り払おうともがきにもがいている。
けれど、二人の必死さとは裏腹に裸体へと這わされた縄は緩む素振りすら見せない。二の腕の部分を胴体へと括り付け背中で重ねさせた肘から手首までの部分をきつく一まとめにする上半身の縄も、足首と太ももを短く結合し左右の足に折り畳んだ形を強要している下半身の縄も、自由の奪還を欲する男達の勢いを嘲笑うかのような軋む音を立てるのみで全く解けはしない。

「んうぅぅっ! ふぅ、むぐうぅぅ!」
「うーっ! あぉ、むあおぉ……!」

早くしなければ、敵達がやって来てしまう。焦りを恐怖と怯えに移り変わらせながら、男達はひたすらに手を動かし仲間を締め上げている縄の結び目と戦う。両手の力を合わせなければ、到底解けそうに無い。無慈悲な現実に絶望しながらも、男達は背中合わせで床にあぐらをかいた裸体を無我夢中で動かし、敵に拉致された事実から逃れようとする。
しかし、やはり二人は縄から離れられない。拘束の事実を欠片も動かせない男達は、敵の帰還という絶望の展開をただただ、受け入れるしか無い。
それが常識を越える異常な形でもたらされたとしても、何をしても覆せない形で支配下に置かれた惨めな男達はもはやそれを、為す術無く弄ばれるという惨めな方式で受け入れさせられるしか無いのだ。

「っ、ぎゅうぅ……っ!?」
「あぉ、も、ごほおぉ……っ!?」

突然に、自分達から見て天井に当たる部分が開いた。勢いよく差し込んできた光に眩んだ目を固くつぶり、再び開いた時に視界へと飛び込んできたのは、縄塗れの裸体を寄せ合っている自分達を見つめる男の顔だった。
あの顔は、自分達を攫った組織を束ねる男の物だ。嫌というくらいに知っているはずの情報に思い至ることも出来ない程に男達が驚愕し、戦慄する。それでいてはっきりと理解出来る自分達の身体が何かしらの手段で縮められているというあり得ない情報に打ちひしがれつつ、二人は自分達を眺めて微笑む男に拒絶と哀願を乗せた視線と呻きを寄せる。
もちろん、敵の総統である男はそんな意思表示程度では許しなど抱かない。それどころか残忍な思考と嗜好を有する男は有能な部下に注文した通りの状況が自室に用意されていたことに対する充足の笑みを零しつつ、目障りだった敵対組織の男達を自分専用の淫猥な人形として弄ぶ至福を噛み締めながら片方の男を左手でやすやすと持ち上げ、その様を為す術無く見上げることしか出来ないもう一人の前でじたばたと悶える男を、右手に握った筆の毛先に含まれている淫蕩な薬品の力を借りた責めでいたぶり始めてしまった。

「おぉぉぉーっ!? んっ、もおぉ! んぎゅぅぅぅっ!?」

男根を包み込み細かく動く筆が、淫薬を用いた発情を強要しつつ望まぬ快楽を苛烈に叩き込んでいく。
元の身体でも辛く苦しい刺激を小さくなった男根全体に流し込まれている男が、暴れる余裕を一瞬で砕かれた裸体を冷酷な男の左手の上で痙攣させながら、あっという間に絶頂へと上り詰めさせられていく。
憎き敵の総統に弄ばれていることも、仲間に自分の今の状態を見られていることも忘れる程に甘く激しい悦楽に翻弄させられつつ絶頂に迫っていく男の恥部で筆を巧みに操りながら、無慈悲な男は目を逸らすことも出来ずに仲間の悶絶姿を呆然と眺めていたもう一人にイく寸前の男を接近させ、自らが惨めな玩具の立場に貶められたことを呼吸を蝕む方式で仲間に思い知らせる猿轡に向けての射精を、左手に持った男に迎えさせていくのだった。






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