fc2ブログ

許しを請う男は新作の縛めで追い打ちの苦悶を上乗せされる

2023.10.02.Mon.21:00
けたたましい駆動音を立てながら、地下室の床に接続された箱型の装置が自身から伸びた金属製の棒に絶え間無い往復を行わせている。両手両足に拘束を加えられ、その拘束の表面にある金具達と床に打ち付けられた金具達を結ぶ幾つもの南京錠によって自分と同じように床へと接続された男が屈服を剥き出しにした哀願の絶叫を上げても全く意に介すこと無く、残酷な装置は棒に往復を繰り返させ棒の先端に取り付けられている男根を模した醜悪な器具で、無防備にさらけ出された尻穴を延々とほじくり回し続けている。
黒革で作られた拘束によって窮屈に折り畳んだ形を維持させられ床へと南京錠で繋がれた足に力を送っても、男は尻穴を嬲る責めから逃れられない。左右の指先根元近くまでを隙間無く包み込んで締め上げる黒革製の拘束具を纏わされ、正座のような状態から離れられなくされた足の間に通された床へと結合された腕を必死に暴れさせても、男は敵の手で開発され雌の至福の覚え方を刻み付けられた尻穴を蹂躙する偽の男根による掘削から抜け出せない。
手足を封じられ身悶えさえも叶わない姿へと追いやられた今の男はもう、尻穴を征服される悦楽に情けなく狂わされながら絶頂することしか出来ない無様その物な存在なのだ。

「あぁっ! ひっ、ぎひぃっ! まりゃイぐうぅ!! イぎゅ、ひぎゅぅぅぅっ!!」

痛々しく見開かれた目から大粒の涙を零し、引き結ぶことももはやままならない口から荒く乱れた呼吸混じりの絶叫を喉が破れんばかりに発しながら、男が正確な回数すらも忘れた絶頂に至る。手足を床と一体化させられ尻穴を異物に貫かれている者とは思えない勢いで裸体を痙攣させながら、男が黒革に縛められた自らの腕目掛けて白が著しく薄まった精液を迸らせる。
だが、男を苛む紛い物の男根はとまらない。男が惨めに泣きじゃくりながら限界を超えた絶頂に達しようとも、無感情な装置は自身に与えられた設定に従って尻穴への淫らな加虐を継続するのみだ。

「もっ、もぉやら! だじゅげでぇぇっ!! おにぇがいじまずぅっ! もぉイぎだぐない! イぐの、嫌だぁぁぁぁぁっ!!」

このままでは、今日もまたイきまくらされてしまう。精液に含まれる白の量が皆無となっても許されること無く、尻穴だけでの絶頂を極めさせられ続けてしまう。
敵の手に堕ちた日からもたらされた非道で淫猥な拷問の数々によって心と身体に二度と消えぬ形で覚えさせられた地獄に怯えながら、男は誇りを捨てて慈悲をねだる。間抜けな姿勢で尻穴を掻き毟られている自分を取り囲み無言での観察を愉しんでいる敵達に改めて敗北の態度を示しながら、男はなりふり構わずに終わりの見えない拷問からの解放を請う。
けれど、残酷な敵達はそんな反応を堪能しながら、抗えぬ男の眼前に黒革で作られた新たな器具を突き付けてしまった。それは、今朝完成したばかりの冷酷な拘束具。男に合わせて作製された、頭部全体をぴっちりと包囲する全頭マスクだ。

「ひ……っ!? い、いや、やめてぇ! ゆるじっ……んむうぅ! あもぉぉぉっ!!」

顔を振ってマスクを拒絶する男の汗に濡れた髪を鷲掴みにして残りわずかな抵抗を没収しながら、敵達が嬉々としてマスクを男に被せていく。マスクの内側に突き出た尻穴を責め立てている物よりも細く短い偽の男根を男の口に飲み込ませこれ以降の発言を禁止した敵達が、絶望と恐怖に染まった唸りを上げる男を嘲笑い鼻の部分に設けた呼吸用の穴が機能していることを確認しつつ、後頭部に位置する幾本ものベルトを念入りに締め上げて顔を振り乱してもマスクが剥がれない状況を作り上げていく。
手足の自由だけでなく、目と口の自由も奪い取られた。駄目押しの拘束のせいで、男は助けての意思を敵達に寄せることさえ出来はしない。そんな滑稽な男に、敵達はもう一つ拘束を付け足しより愉快な苦悶を味わえる状態を完成させた。非道な敵達はマスクの頭頂部にある金具と尻穴を荒々しく暴いている男根を動かす装置の金具を縄で遊び無く結わえ、男に頭部を休み無く反らし続ける体勢を強要してしまったのだ。

「っぶ、あごおぉ……! もご、あぁ、うもあぁ……っ!!」

手足と床を接続され、尻穴の高さと角度を往復する作り物の男根に固定されているだけでも動きの選択肢は無いに等しかった。そこに頭部を覆い視界と言葉を制限するマスクと男根を往復させる装置を繋ぐ縄まで上乗せされた男は、顔をめちゃくちゃに動かして快楽を散らすことも、大声を上げて甘い苦しみを紛らわすことも出来ぬまま、自分から手を離して立ち上がり無言での観察に戻った敵達の眼下でみっともなく鼻を鳴らしながらの絶頂へと、これまでの日々の中で加えられた責めがまだ有情だったと認識する程に辛い息苦しさに追い詰められながらの不完全な射精へと、為す術無く上り詰めさせられていくのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示