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更なる地獄は無慈悲な白布によって作り出される

2023.09.13.Wed.21:00
左右の腕を背中で伸ばしきった状態に固定する黒革製のアームバインダーを軋ませ、そのアームバインダーの指先部分にあてがわれた丸い金具と床に取り付けられた丸い金具を結合する南京錠に甲高い音を立てさせながら、男は危機からの脱出を求める試行錯誤をなりふり構わずに積み重ね続けた。
左右の足を窮屈に折り畳ませる黒革で作られた拘束具と、その拘束の表面にある金具と床の金具を接続する鎖と南京錠を鳴らしながら、男は伸ばすことも閉じることも禁じられた足をひたすらにもがかせ自由を奪われた事実からの逃走を試み続けた。
無論、頑丈な縛め達は生身の男が幾ら攻撃を仕掛けてもビクともしない。丸出しにさせられた乳首や男根を間抜けに踊らせながら格闘を繰り返しても、男の肉体は無様な見世物に貶められた状況から抜け出せはしない。
腕の使用を封じるアームバインダーと戦っても無駄。足の動きを大きく制限する黒革の支配に抗ってみても無意味。視界を閉ざし口を閉じきった形に維持させる頭部全体をすっぽりと覆う黒革のマスクの頭頂部に用意された丸い金具に地下室の天井から伸びた長い鎖に先にあるフックを引っ掛けられた頭部を狭い範囲で情けなく暴れさせながら努力を続けても、敵の手に堕ちた現実からは離れられない。
手足を拘束され、見ることとしゃべることを禁じられ、マスクの向こうから気配を感じる敵達の悪意を拒めなくされた男はもう、抵抗を不可能にされた肉体を好き勝手に弄ばれるだけの存在でしか無い。無防備にさらけ出された恥ずかしい弱点達を気まぐれに苛み苦悶を味わわせてくる敵達の玩具という惨めな立場に追いやられた男はもはや、マスクを構成する黒革に遮られることの無かった鼻から間抜けな音を奏でつつ悶え苦しむ様を非道な男達に堪能されるだけの、これ以上無く滑稽な娯楽でしか無いのだ。

「んっ、んぎゅっ、ぶうぅ! んみゅぅぅぅっ!!」

誇りを捨てた哀願の唸りを発しつつもうやめてくれと願っても、敵達の手指はとまらない。真っ赤に充血し固く尖った乳首を捏ね、嫌がる思いとは裏腹に刺激に反応して限界まで膨張してしまった無様な男根を巧みな緩急を付けて扱き、アームバインダーに包まれた腕を迂回する形で到達させた指で尻穴の浅い部分をからかうようにほじる敵達の責めは、屈服を剥き出しにした許してくださいをどんなに寄せても弱まる気配すら見せない。
それどころか、無慈悲な敵達は男の絶叫と身悶えを耳にし理性が戻りつつあるという認識を共有すると、恥部に快楽を生み出す手指の動きを更に激しくさせながらプスプスとみっともない音を放っている鼻に、理性の消失を促す残忍な仕打ちを嬉々としてまた施してしまった。

「んふぅぅぅーっ!? むふっ、ぶひゅぅぅぅぅっ!!」

そこを使わなければ、呼吸を行えない。そんな命を繋ぐ器官となった鼻に、じっとりと湿った白い布が押し当てられる。それがどんな地獄を引き寄せるかを身を持って思い知らされた男は当然全力で布を振り払おうとするが、全力で紡がれるその足掻きは敵達をより悦ばせる結果しか作り出せない。この液体を嗅がされたら、また身体を淫らに火照らされ心を快楽に逆らえない物へと変質させられてしまう。その展開を理解していても、ありとあらゆる拘束で厳重に選択肢を叩き潰され残りわずかな自由も甘く苦しい至福に没収されている男は、床に倒れ込むことはおろか爪先のみを床に触れさせ限界まで背筋と腕を伸ばした格好からの脱却も認められなくされた惨めな男は、呼吸の度に改めて強まりゆく発情に心身を狂わされながらその狂いの速度を容赦無く流し込まれる快楽達に加速させられるしか無いのだ。

「ふぶっ、ぶみゅぅぅ! んむ、うぎゅ、もごぉぉぉぉっ!!」

絶頂の到来を自覚することさえ叶わぬまま射精を迎えさせられ、そのまま間髪入れずに次の頂点へと導かれていく男。そんな男を作り出し堪能している敵の男達は、自分達と対峙していた際に見せていた凜々しさを欠片も伺わせない痴態を披露しつつ順調に壊れていく気高き存在に笑みの黒さを深めながら自身が担当している責めの勢いをまた引き上げ、淫薬をめちゃくちゃに吸入しながらよがり鳴く男をただただイくことしか出来ない絶頂地獄へと突き落としていくのだった。






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