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降り注ぐ湯は脱力した裸体を甘く打ちのめす

2023.08.29.Tue.21:00
順当に敵の組織の一員として潜り込むことに成功した。歓迎会と称した醜悪な見世物を交えつつの催しにも、捜査員としての正義を悟られぬような態度を貫き通すことが出来た。
潜入計画の第一段階を突破した男は、今日以上に辛く息苦しい明日からの生活に思いを馳せつつ、自身に割り当てられた個室内でシャワーを浴び始めた。眼前にいるのに助けられない。悪の組織が用意した甘く非道な調教に晒されている罪無き男達を目にしていても、救い出す以前に嫌悪感を表情に滲ませることも許されない。そんな状況に己の身を置きつつ行う情報の奪取に対する決意を新たにしながら、男は捜査員としてではなく悪の構成員として迎える初日の睡眠に向けて汗を流し始めた。
心地良い温度の湯が、浴槽に立った捜査員の頭部を濡らし、裸体を清めていく。明日からの計画を脳内で反芻しつつ指で髪を梳く捜査員の肉体を、勢いよく噴き出る湯が伝い落ちていく。
その何気無い入浴の光景は、突然に異常なものへと変化した。捜査員は前触れ無く訪れた強烈な快楽に全身を苛まれつつ、シャワーの水音に困惑色の喘ぎを混ぜ合わせながら、意に染まぬ絶頂へと達してしまったのだ。

「はっ、ぎぃぃっ!? か、は、ひはあぁ……っ!?」

ほんの数秒前まで、快楽など欠片も感じてはいなかった。そのはずの肉体が忍耐の意志を挟む暇さえ認めない速度で淫らな頂点へと押し上げられた事実に驚愕しつつ、捜査員は浴槽内に尻餅を付く形で裸体を脱力させた。
しかし、快楽はとまらない。この望まぬ悦びの原因がシャワーにあると快感に翻弄させられている頭で見抜いた捜査員を嘲笑うかのように快楽を生み出す物体となった湯は容赦無く裸体を打ちのめし、次の絶頂を無理矢理に極めさせていく。

「くっ、はぁっ! あ、あぁ……うぁぁぁぁっ!?」

早く逃げなければ。そう考えながら裸体を動かすと、湯の攻撃で感度を増幅させられた裸体が浴槽と擦れ更なる悦びが発生し、湯の範囲からの脱出を手に入れるよりも先に浴槽内に再び倒れ込む弛緩の展開へと至らされてしまう。

「はっ、はぶあぁ! ぶっ、ぼあぁ、えぶあぁぁぁっ!!」

ならば、湯を停止させれば。そう判断を切り替えても、捜査員が欲した状況は作り出せない。シャワーの湯の量を調節する機構がシャワーヘッドの真下に位置している以上、停止をさせるためには自ら湯に近付かなければならない。それは、より激しい湯の責めに自らを晒すのと同義で、捜査員は顔面を打ちのめし口内を鋭く叩く湯の打撃に狂った悦楽を注ぎ込まれながら健闘虚しく絶頂へと上り詰めさせられ、自身がひり出した精液と湯が薄く溜まった浴槽に再度裸体を転がす状態へと追いやられてしまう。

「あぶっ、は、んっ、はぁぁぁっ! だ、だじゅげっ……んひぃぃっ! まりゃ、イぐぅぅぅっ!!」

目の前に見えている浴槽の縁に手を掛けることすらままならない。力を振り絞って手を掛けられても、身体を起こす力は絶頂によって絶えず萎み空回りした腕は摩擦を生みつつ縁から滑り落ち絶頂に繋がる鮮烈な快感を作り出してしまう。
もはや、誇りを捨てて助けを望むことしか出来ない。捜査員としての自覚以前に人間としての理性を削り落とされる程に苦しい淫獄に翻弄させられている男はもう、普通ではない湯に身体中を嬲られイき地獄を味わわされながら間抜けに慈悲をねだる以外の行動を取れはしない。
昼間の歓迎会で挨拶した先輩にあたる男達が、後輩を祝福する偽りの態度を捨てすでに計画を看破されていることも知らずにまんまと敵だらけの空間に飛び込んだ滑稽な捜査員を嘲笑う態度を剥き出しにしている悪の男達が浴室に現れても、イきっぱなしの捜査員は震える右腕を伸ばしながら、救いを請うことしか出来はしないのだ。

「だっ、だじゅげ、でぇ……! あぁ、イぐっ、イぎゅっ! ひぎゅぅぅぅぅぅーっ!!」

悪意を露わにしてやって来た自分達を目にしても助けての思いを寄せることが精一杯な捜査員。何もかもを観察されている状態だと理解していても抑えられない絶頂に流され、精液を迸らせながら甘く鳴き叫ぶ無様な捜査員。その愉快極まりない捜査員の様子を味わいながら、自分達を内側から崩そうとした正義を生け捕りにした悪の男達は浴びた箇所に強烈な疼きと暴力的なまでの感度の増幅をもたらす淫薬が混ぜ込まれたシャワーの効果を自らが受けない為に嵌めたゴム手袋越しに自分達へと縋るように伸ばされた右腕を始めとしたあらゆる箇所を掴み、浴槽からの自力での逃走を不可能にさせる為の拘束を嬉々として装着し、捜査員を淫猥なシャワーの湯に打ちのめされながら一晩中イきまくらせる拷問へと放置するための準備を、手早く整えていくのだった。






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