fc2ブログ

少年は誤魔化しの快楽を無意識に追い求める

2023.08.22.Tue.21:00
「ヒーロー君、そろそろ観念したら? 素直にお尻痒いから思いっきり引っ掻いてくださいっておねだりすれば、僕は優しいからそのお願いを聞いてあげるよ?」

口元に柔和な笑みを浮かべ、瞳に一方的な加虐を嬉しがる残忍な感情を宿しながら、悪の幹部に属する青年が捕らわれの身に堕ちたヒーローの少年に対して愉しげに問いかける。
与えられた拘束のせいで手も足も出せない。仮に四肢が自由な状態だったとしても、ヒーローとしての力を引き出す為に必要不可欠な変身デバイスを没収された立場では攻撃も逃走も行えない。そんな無様な状況に追いやられた少年を勝者として観察しながら、悪の青年は陥落を促す言葉を嬉々として幼き正義に浴びせかける。
だが少年は、青年が放つ追い打ちの恥辱に対して屈服とは真逆の反応を返す。それは、正義の意思を熱く燃やしながら紡がれる気高き拒絶の反応だ。

「誰が……そんなこと、言うもんか……っ! 絶対、負けない……悪になんか、絶対……っ!!」

荒く息を乱しながら叫ばれる敗北を否定する言葉は、虚勢などではない少年の本心からの思いを表わした物だ。
どんなに辱められようとも、屈しない。どれだけ惨めな姿を引きずり出されようとも、悪の思い通りになどならない。そんなヒーローとしての心を強靱に示す答えを、少年は憎き悪に身を置く青年に浴びせ返している。
それは間違い無く正義に相応しい強く芯の通った態度だろう。悪に拉致され力と身動きを封じられるという危機に追いやられながらも折れない誇りを伝える立派な態度以外の何物でも無いだろう。
であるが故に、悪の青年はより濃い滑稽さを感じている。左右の手首に嵌められた黒革製の枷を地下室の床へと短い鎖で結合され、左右の足首に巻き付けられた手の物と同じ枷を長い鎖で地下室の壁へと接続されている情けない格好で、強気に振る舞っている。腕を頭上へと伸ばしきった形に固定され、左右の足を限界まで開脚させられ、成長過程にある小ぶりな男根と強烈な薬をたっぷりと注がれ気が狂うような痒みに絶えず嬲られている尻穴を無防備に露出させられた体勢で、あの少年ヒーローが正義としての己をひたすらに守り抜いている。
そのアンバランスさと無様さを堪能し加虐への欲望を一層激しく燃え上がらせた非道な悪の青年は、未だに敗北を認めようともせず尻穴の痒みを耐えに耐えている少年を眺めて笑みの醜悪さを増幅させつつ、強情な正義を負けへと導くことを目的とした責めを上乗せし始めた。

「ふふっ、頑張るねぇ。僕はヒーロー君みたいに無駄に頑張って余計に苦しんでる人が大好きだよ。だから……もっと苦しめさせてあげるね」
「っひ!? うぁっ、あぁぁっ!?」

青年の右手が、無防備にさらけ出されていた少年の男根を緩く包み込む。そうして優しくも心地良い圧迫に包まれた男根は、手と自身の間で生まれ始めた摩擦が引き寄せる快楽に襲われ出し、少年は尻穴を奥深くまで蹂躙する痒みだけでなく望まぬ悦びにもいたぶられていく。

「っ、やめっ……やめろっ! 擦るなぁ……っ!!」

気持ち良くなどされたくない。恥辱を嫌がりながら少年が男根への攻撃を停止させろと要求する。堪えきれぬ甘い喘ぎ混じりの声を飛ばしながら、少年は男根を擦る右手の持ち主である青年に向かって甘い責めを終了させろと請う。
けれど、悪の青年はその要求に応えること無く邪悪に歪んだ満面の笑みを足元近くにある少年ヒーローの汗と涙と唾液に塗れた顔に落としながら、絶望の事実をとぼけた口調で指摘し始めた。

「何を言っているんだい? 僕は何もしてないよ? 僕はただ、君のおチ○チンを握っただけ。腰をみっともなく振って自分のおチ○チンを気持ち良くしているのは君自身でしょう、ヒーロー君?」
「っあ!? あぁ……っ!?」

残酷な声音で言われ、少年がようやく気付く。顔を見上げた際同時に視界に入った悪の青年の右腕は、ほとんど動いていない。少なくとも、男根に摩擦を注ぐような動きを見せてはいない。
今自分の男根を快感で嬲っているのは、他ならぬ自分自身だ。認めたくない情報を認めざるを得ない形で提示され絶句する少年ヒーローを味わい尽くしながら、悪の青年は自覚に至っても制御出来ない前後運動を繰り返し男根を淫らに責め立てている腰を鑑賞しつつ、言葉を途切れさせた少年目掛けて反撃と称した言葉の刃を次々と投げかけ始めた。

「お尻が痒いのが苦しすぎて、おチ○チンを握られただけで勝手にヘコヘコ腰を振るようになっちゃったね。負けたくないって言ってるのに、身体はもうとっくに負けちゃってるね。素直に認めてさっき言ったおねだりをすればきっと楽になれるよ? 変な意地張らずに、さっさと諦めて僕に敗北しちゃいなさい」
「やっ、やだ、いや、やらぁぁ……っ!?」

腰をとめたくてもとめられない。尻穴をいたぶる痒みを誤魔化そうと考える本能は、誤魔化しの材料となる男根への刺激を引き寄せる無意識の腰振りを我慢出来ない。
かといって、敗北を許容することも出来ない。まだまだ正義としての自らを大きく保っている少年はそれが地獄からの解放に繋がると知っていても負けを受け入れられず、痒い痒いと鳴き喚く尻穴と気持ち良いと嬉しがる尻穴が味わわせてくる苦悶と至福の矛盾に理性を蝕まれていく。

「ひっ、ふっ、ぎいぃ!? あぁ、やりゃ、イぐ、イぎゅうぅ! こんにゃの、いやら……っ!」

迫る来る絶頂に絶望しながら、隠しきれない愉悦を表情と声に滲ませている少年の痴態を独占する悪の青年は、まだ求めたおねだりを口にしていないというのに絶頂を迎えようとしている哀れなヒーローに目を細めつつ右手を男根から離し、射精寸前で快楽の中に放置された事実に困惑の悲鳴を上げながら悶え狂うみっともない姿勢に維持させられた汗塗れの裸体が痙攣する光景と、激しい収縮を披露する尻穴の近くで射精を欲するように脈動する男根の光景を満室しつつ、淫蜜に手の平を濡らされた右手で再度男根を包むタイミングを見計らっていくのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示