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淫猥な地獄はわずかな同情を交えつつ加えられる

2023.08.15.Tue.21:00
二の腕と胴体を繋ぎ左右の手首を背中で交差させた形に維持させる縄を加えられた状態でも、青年は強気な反抗を繰り返していた。
足首と太ももの根元を結合し、すねと太ももの中腹を遊び無く括り、膝の上下を短く結ぶ縄を着せられた状況でも、青年は視界を閉ざす黒色をした粘着テープ越しに鋭い怒りの視線を飛ばし口を塞ぐテープの下から抗議の唸りを放ち続けていた。
そんな態度が萎み出したのは、上半身の縄と下半身の縄を背にした地下室の壁に打ち付けられている丸い金具へと後から足された縄で結び付けられ、恥部を丸出しにさせる格好を強要させられ始めてからだった。
男根が、無防備にさらけ出されている。その下で、自分自身でもはっきりとは見たことの無い尻穴が露出させられている。そんな事実をもたらされ、絶え間無い屈辱と恥辱に苛まれ出してからだった。
それを確認した男は、己の立場を理解し怯えを膨らませ始めた青年を小さく嘲笑いつつ、唯一の呼吸孔にさせた鼻をじっとりと湿った白い布で遮った。それを嗅いだ者に、気が狂うような発情を引き起こさせる。そんな残忍な効果を有する淫猥な薬品を染み込ませた布で、男は抗えぬ青年の呼吸を支配した。
その結果は、語るまでも無く明白で。青年は無理矢理に火照らされる己の裸体に絶望しつつ虚勢以外の何物でも無い怒気を乗せた唸りを発しながら暴れに暴れたが何一つとして事態を好転させられぬままたっぷりと淫薬を吸入させられ、手も足も出せず見ることとしゃべることを禁じられた縄塗れの裸体を、淫らに熟成させられてしまった。

「んぅっ、むぐっ、んぅぅんっ」

思考を蝕み理性を溶かす程の発情を掻き立てられた青年は、与えられた拘束と格闘する気力さえ抱けぬまま、間抜けに腰を振って快楽を惨めにねだる存在へと堕ちている。ビンと張り詰めた男根の先端から透明な蜜を滲ませ、男根の脈動に合わせて尻穴をはしたなく収縮させている青年は、閉ざされた視界の向こうにいるのは誰だという疑問さえ思い出せぬまま、顔も名前も声すらも知らない相手に淫らな刺激を全身で懇願している。
だが、その滑稽極まりない発情の様を観察している男は誇りを捨てて示される青年のおねだりを聞き入れようとはしない。必死に行われる腰振りを受けて軋む音を立てている縄に不備が無いかを入念に確認した男は、用済みとなった媚薬布を青年から離れた位置に用意したテーブルの上に畳んで置きつつ同じテーブルの上に固定したビデオカメラの録画ボタンを押すと、肌触りの良い材質で作られた黒い手袋を両手に嵌めながら再び青年の元へと歩み寄り、快楽を欲しがっている青年の男根とまだ快楽とは無縁の器官である尻穴に絶頂への到達の不許可を前提とした責めを、街で見かけ一目で惚れ込んだ青年を淫猥な奴隷に欲しがった好事家の注文に沿った射精を迎えさせない開発を、淡々と注ぎ始めた。

「んもっ、ぶもっ、ふみゅぅぅぅんっ!」

ようやくもたらされた男根への摩擦に、青年が至福の鳴き声を上げる。尻穴を緩くほじくる左の指に困惑することも忘れて男根を扱く右手の刺激に酔いしれている青年は、嬉しそうに腰の動きを激しくさせながら迫り来る絶頂に幸福を覚えている。
これから始まる生殺しの地獄を知る由も無いまま、射精への期待に打ち震えている。そんな惨めな青年を一方的に責め立てながら、男は鬼畜な好事家に気に入られてしまった青年にわずかな同情を抱きつつ青年が人生初であろう寸止めに驚愕し絶望する様がしっかり映像に残るよう意識と身体を傾けながら右手に包んだ男根を擦り、手袋を通していても分かるくらいに情けなく開閉している尻穴を左の指先で捏ね回していくのだった。






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