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淫らな絶望は無慈悲に継続させられる

2023.08.14.Mon.21:00
強化ガラスで作られた壁へとなりふり構わずに拳を打ち付けていた腕は、だらりと脱力し小刻みに跳ねるだけの器官へと貶められてしまった。筒型をした狭い空間の中を忙しなく動き回り、時には拳と共に脱出を禁じる強化ガラスに攻撃を加えて状況の打開を狙っていた足は、背にした壁にもたれかかった上半身を弱々しく支えるだけの物体に成り下がってしまった。
透明な筒の外側から、容赦の無い観察の視線が嬉々として浴びせかけられる。その事実を認識してしていても、気力と体力を跡形も無く削ぎ落とされた男は一切の反応を示せない。憎き敵と協力関係を結んでいる醜悪な男達が、無様な自分を堪能している。それを理解していても、今の男はもはや無防備に露出させられた裸体を覆い隠そうと努力する意思さえ紡げない。
筒の内部に走る非道な電波によって逃れられぬ肉体に異常な変化を為す術無くもたらされ続けている男はもう、滑稽な見世物に変えられた現実に恥辱と屈辱を募らせながら悶え苦しむだけの存在だ。それを浴びた者に望まぬ発情と感度の増幅を引き起こさせる残酷な電波に苛まれる以外の選択肢を没収された惨めな男は、捜査員としての誇りを思い出す暇すらも認めない勢いで襲い来る快楽に狂わされながらイくことが精一杯の愉快極まりない娯楽でしかないのだ。

「あっ、うぁっ、あぁ、ひあぁぁ……っ!」

引き結ぶこともままならなくなった男の口がだらしなく唾液を零しつつ、訪れた絶頂に合わせて間抜けな喘ぎ声を披露する。拒絶や恐怖の感情を込めることも不可能となった口が、疲弊を前面に出しながら観察者達の前で射精と連動した鳴き声を放つ。
無論、絶頂に至っても男の苦悶は終わらない。裸体全体を内側から嬲り倒す電波に絶え間無く犯されている男は、射精を迎えても許されること無く次の絶頂へと上り詰めさせられていく。
自らが分泌した汗が、肌を撫でる刺激すら気持ち良い。狭い牢獄の床や壁に触れた肌が、無自覚の身悶えに合わせて摩擦される刺激がもっと気持ち良い。何より、特に過敏な男根から噴き出した精液が男根自身を伝い落ちる刺激は、そのまま次の絶頂へと到達してしまうくらいに堪らなく気持ち良い。

「ひぁ、んっ、はっ、ふひぃぃ……」

何をしても絶頂に直結した快感に繋がる。そんな拷問に晒される様を様々な方向から視姦される地獄に閉じ込められた男は、限界をすでに大きく超えている。
言葉を作る余裕すらも破壊されているだけで、胸の内には捜査員としての誇りだけでなく人間としての尊厳もかなぐり捨てた哀願の叫びが渦巻いている。
しかし、やはり男を取り巻く絶望は途切れない。不意に淫蕩な火照りを加速させていた電波が消失し、裸体を外界から隔絶させていた強化ガラス製の仕切りが天井に向かって収納される方式で取り払われもたれかかった体勢のまま後ろへと倒れ込んだ捜査員は、責めの終了に期待する淡い思いを床に仰向けとなった自分に歩み寄った男の言葉と指で、自分を生け捕りにし弄んだ組織に属する悪の男の宣言と責めで、粉々に叩き潰されてしまった。

「それでは皆様、ここからはこのみっともなく熟し切った捜査員を直接お愉しみ下さいませ。この通り」
「ふぎっ!? んひぅぅぅっ!?」
「乳首を軽く弾くだけで射精する淫乱となっておりますので、思う存分皆様の手でイき狂わせながら……この哀れな捜査員に引導を渡してやって下さいね」
「く、ひ、はひ、うあぁ……!!」

左の乳首を指先でピンと弄られただけで絶頂させられた。その情報に戦慄しつつ愉悦を露わにした笑みを浮かべながらじょじょに自分へと迫ってくる男達に打ちひしがれる捜査員の男は、ただ余計な快楽を手繰り寄せるだけと知っていながらも己の崩壊をどうにかして避けたい一心で裸体を男達から逃がそうとくねらせ、先程いたぶられた左乳首や色の薄まった精液を自らに伝わせている男根を始めとしたありとあらゆる淫猥に育ちきった箇所を虚しく踊らせる光景で、加虐者達の興奮を更に焚き付けさせていくのだった。






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