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無慈悲な観察者達はよがり狂う牛達の前で推理を巡らせる

2023.07.04.Tue.21:00
頭部全体を覆うように装着された物体のせいで、周囲の様子を知ることは出来ない。同じ物体の内側に突き出た棒を噛まされているせいで、意味のある言葉を放つことも叶わない。
見ることとしゃべることを禁じられた状態で目を覚ました男は、自身が捕らわれの身に堕とされた事実を一瞬で理解し焦りを募らせながら脱出を求める行動を取り始めた。意識を取り戻すと同時に喉近くまでを貫く棒の先端から染み出始めた正体不明の液体を嚥下させられながら、男は時間の経過がそのまま状況の悪化に繋がると本能で確信させられつつ自由の奪還を目的とした試行錯誤を行い始めた。
だが、男が幾ら努力しようとも望む結果は近付く気配すら見せない。指先から腕の付け根まで、そしてつま先から足の付け根までを隙間無く覆う眠っている間に着せられた衣装の上から四肢を拘束する金属を振り払おうと暴れても、頑丈な器具は軋む音をかすかに立てるのみでビクともしない。左右の手首と足首、そして両肘と両膝の部分にあてがわれた内側にクッションが仕込まれている金属の器具はX字に引き延ばされた肉体を男がどんなにもがかせても、口内に注がれる液体の影響で無様に火照らされ体積を増した乳首と男根を跳ね回らせながら身悶えさせても外れる気配すら見せない。

「うぅーっ……ふぅ、ぶむおぉ……!」

自分はもう、この縛めを与え惨めな姿を強要した者達の思惑通りに扱われるしか無い。徒労に終わった足掻きがもたらした疲労と、無理矢理に摂取させられている液体が引き起こした熱によって消耗しきった肉体をぐったりと脱力させた男が胸に諦めと絶望を募らせる。
自分が逃れようとする音を耳にして目を覚ました者達が放つ恐怖の唸りと無駄な頑張りが立てる音を聞き、閉ざされた視界の向こうに感じる観察者達の気配と嘲笑に屈辱を抱かされながら、男は己が非道な存在達に嬲られる側に回ったことを嫌でも思い知らされていく。

「ふぅ……んもおぉ……!」
「あおぉ、むもおぉ」

手も足も出せない格好に変えられ、口枷を通して飲まされた特殊な淫薬の効果に屈して発情へと仲良く追いやられた間抜けな身体をくねらせている男達。牛を真似た柄となっている衣装を四肢に纏わされ、牛の見た目に寄せたマスクを頭部に被せられ、何をされても抗えない滑稽な牛として飾られている男達。
そんな牛達が必死に繰り返す拘束との格闘を眺めていた者達は、自分達を招待した組織の人間が無言で示すショーの開始を告げる合図に気付いて目を細めると、何度見ても飽きない淫獄の開始の瞬間を見逃さないよう無防備にさらけ出された牛達の恥部に視線を集中させた。
床にある小さな扉達から現れた残忍な装置が、自身と繋がったチューブ類を蛇のようによじらせながら守る物を失った牛達の弱点へと迫っていく。牛の尻尾を模した装飾が底の部分にあしらわれている男根型の装置が牛達の尻穴に迫り、長い筒状の装置が硬く張り詰めた男根へと、短い筒状の装置がビンと尖りきった乳首へと接近していく。

「んもっ、おぉ、あおぉ」
「ふぐぅ、まおぉぉっ!」

何も見えない牛達は残酷で甘い拷問がもうすぐ訪れることを知る由も無い。その拷問を数えきれぬくらいに加えられた古参の牛達も、今日新たに見世物として拷問を加えられることになった元捜査員の牛も、地獄の到来に覚悟することさえ許されない。
故に、罪無き男達を拉致しありとあらゆる方法で淫猥に作り変えて売り飛ばす理不尽な組織の手に堕ちた牛達は薬の力ではしたなく緩まされていた尻穴を偽の男根に一息で貫かれ、両乳首と男根を無慈悲な器具に包囲され、淫らな悲鳴を上げる暇さえ認められぬまま快楽を用いた責めへと、雄の白濁と本来吐き出せない雌の白濁をひり出しながらイき狂わされる連続絶頂の苦悶へと、抵抗や忍耐を挟むことさえ出来ぬまま突き落とされてしまったのだ。

「うもぉぉぉぉーっ!? おっ、ぶもおぉぉっ!!」
「ふもぉぉっ! あもっ、むもっ、ふぎゅぅぅぅぅっ!!」

作り物の男根が荒々しく首を振り、自身で埋め尽くした牛達の腸内の肉をめちゃくちゃに掻き毟っていく。
筒の内部に流し込まれる残忍な電波が生成する快感によって強制的に頂点へと至らされている男根が淫薬のせいで枯渇と無縁にされた精液を延々と放出する射精の地獄に苛まれ、男根の物よりも短い筒に囚われた乳首が同じ淫薬の効果で噴出出来るようにさせられた母乳を絶え間無く分泌する異常な悦楽に狂わされていく。
そんな愉快な絶頂ショーを堪能しながら、男根と乳首から断続的に溢れ出る淫らな白が装置に接続されたチューブによって回収される様に笑みの黒さを深めながら、観察者として招かれた男達は眼前で繰り広げられる痴態を目と耳と鼻で味わいつつ、ショーの主催である組織から提示された全商品の永続的な優先購入権を得る為、あどけなく笑う牛のマスクの下で情けなく蕩けているであろう表情を想像しながら一人だけいる元捜査員の牛はどれかと、よがり狂う牛達の前で推理を巡らせていた。






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