役目を解かれたテーブル達は己の動きで仲良く嬲り合わされる
2023.06.22.Thu.21:00
壁のモニターから流れてくる映画の内容に意識を傾ける余裕など無い。そんな状況で、二人の青年は無自覚に跳ねようとする裸体の動きを必死で制し続けている。
左右の足首から下の部分を床に置かれた四角く平たい台の上部に開けられた一つの穴の中へと取り込まれた足の震えを抑え、背中で反対の肘を手の平で包んでいるような形を左右の腕に強制した上で自由を奪った上半身と太ももを緩み無く密着させる機構を有した黒革製の拘束具が軋む音を立てないよう己の動きを封じ込め、男根を模した枷に塞がれた口から漏れる呻きのみならず唯一の呼吸孔となった鼻から零れる音すらも可能な限りに絞る青年達に、反抗の意思は欠片も無い。
ソファーに腰掛け悠然とした態度で映画鑑賞を楽しんでいる無慈悲な主の男に対する怒りはおろか、男が自分達に与えた厳重な拘束から逃れようと試みる考えさえも二人からは失われている。
下手に暴れれば、罰が加えられる。恐怖を用いた支配の躾に心と身体を打ちのめされた今の青年達は、口の物よりも太い両端に男根をかたどった装飾が施されている一本の異物に貫かれた尻穴を襲う異物が纏った無数の醜悪なイボの摩擦に望まぬ快楽を覚えさせられながら従順に肉体を律する無様極まりない家具でしかない。隙間無く触れ合う状態を強要された二つの尻肉の上に置かれた菓子や飲み物を鑑賞中絶対に零さないようにと言い付けられた哀れな二人は、屈辱を募らせる余裕さえも認められない忍耐を協力して行う滑稽なテーブル以外の何物でもないのだ。
聞こえてくる映画の音声は、終盤を予感させている。直接映像を見ることも、音声を冷静に認識することも叶わない地獄の中でひたすらに耐える青年達は、許しを求める本能が誤認した終盤をすでに一時間以上感じ続けている。いつまで経っても終わらない。映画も、時折尻肉に乗せた菓子達の配置を換えて安定した忍耐を崩してくる男の悪意も、終わる気配を見せない。永遠に続くかのような拷問に苛まれながら、青年達は不自然な体勢を強いられた裸体をじょじょに理性だけでは留めきれない痙攣へと追いやられていく。
目前に迫った罰の確定に怯え、思わず放たれそうになる悲鳴をわずかに残った正気で堪えながら、青年達は限界の裸体に更なる我慢を重ねさせていく。お互いの腸壁を抉る異物の撹拌がじわじわと激しくなっていく事実に絶望しながら、青年達は残酷な主の男から下されたテーブルの役割を勃起した男根を仲良くぶつけ合いつつ保っていく。
それは、映画よりも遥かに見応えのある惨めその物な鑑賞物で。エンドロールを切り取った複数のシリーズ作品を自身の編集によって一つに繋げたDVDの再生をわざとらしくため息を吐きつつ右隣に置いていたリモコンを使って停止した男は、突然に途切れた映像に気付き瞳を涙で潤ませた戦慄の表情を自分に向けて救いを願う青年達を嘲笑いながら菓子達を二人から下ろし、代わりに高く持ち上げた自らの足を汗ばみ小刻みに震えている尻肉に乗せてやった。
普段とは趣向を変えた口調で優しい主を白々しく演じながら、男は青年達の尻肉を足の置き場として扱いつつ、慈悲に見せかけた罰を命じてしまったのだ。
「そんなに苦しそうに跳ねて、可哀想にね。気持ち良くなりたがってるのにもっと早く気付けてあげられなくてごめんね。もうテーブルはやらなくて良いから、思う存分仲良く腰を振ってイきまくりなさい。私も君達のお尻に乗せた足を動かして手伝ってあげるから、我慢せずにお友達とお尻を玩具で苛め合いながら……気を失うまで射精し続けるんだよ? 私に悪いとか、ちゃんとテーブルしなくちゃとか、そんなことはもう考えなくて良いからね?」
「んぉっ、あぉ、うおぉぉっ!」
「うふぅっ、みゅぅぅ! あぉぉぉぉんっ!」
足を上下に揺らし、前後に動かして尻肉を弄び始めた主の責めに塞き止めていた甘い絶叫を開放させられながら。テーブルの役目を解かれ代わりに仲間同士で腸壁を嬲り合う絶頂地獄を指示された青年達は従わなければならないという男への恐れに突き動かされる形で尻肉を一生懸命にくねらせ始め、ほんの少し前まで映画の音が響いていた空間に粘ついた水音と拘束達が立てる音と淫蕩な鳴き声を奏でつつ、映画よりも愉快な鑑賞の体験を特等席に陣取った非道な主に捧げていくのだった。
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ソファーに腰掛け悠然とした態度で映画鑑賞を楽しんでいる無慈悲な主の男に対する怒りはおろか、男が自分達に与えた厳重な拘束から逃れようと試みる考えさえも二人からは失われている。
下手に暴れれば、罰が加えられる。恐怖を用いた支配の躾に心と身体を打ちのめされた今の青年達は、口の物よりも太い両端に男根をかたどった装飾が施されている一本の異物に貫かれた尻穴を襲う異物が纏った無数の醜悪なイボの摩擦に望まぬ快楽を覚えさせられながら従順に肉体を律する無様極まりない家具でしかない。隙間無く触れ合う状態を強要された二つの尻肉の上に置かれた菓子や飲み物を鑑賞中絶対に零さないようにと言い付けられた哀れな二人は、屈辱を募らせる余裕さえも認められない忍耐を協力して行う滑稽なテーブル以外の何物でもないのだ。
聞こえてくる映画の音声は、終盤を予感させている。直接映像を見ることも、音声を冷静に認識することも叶わない地獄の中でひたすらに耐える青年達は、許しを求める本能が誤認した終盤をすでに一時間以上感じ続けている。いつまで経っても終わらない。映画も、時折尻肉に乗せた菓子達の配置を換えて安定した忍耐を崩してくる男の悪意も、終わる気配を見せない。永遠に続くかのような拷問に苛まれながら、青年達は不自然な体勢を強いられた裸体をじょじょに理性だけでは留めきれない痙攣へと追いやられていく。
目前に迫った罰の確定に怯え、思わず放たれそうになる悲鳴をわずかに残った正気で堪えながら、青年達は限界の裸体に更なる我慢を重ねさせていく。お互いの腸壁を抉る異物の撹拌がじわじわと激しくなっていく事実に絶望しながら、青年達は残酷な主の男から下されたテーブルの役割を勃起した男根を仲良くぶつけ合いつつ保っていく。
それは、映画よりも遥かに見応えのある惨めその物な鑑賞物で。エンドロールを切り取った複数のシリーズ作品を自身の編集によって一つに繋げたDVDの再生をわざとらしくため息を吐きつつ右隣に置いていたリモコンを使って停止した男は、突然に途切れた映像に気付き瞳を涙で潤ませた戦慄の表情を自分に向けて救いを願う青年達を嘲笑いながら菓子達を二人から下ろし、代わりに高く持ち上げた自らの足を汗ばみ小刻みに震えている尻肉に乗せてやった。
普段とは趣向を変えた口調で優しい主を白々しく演じながら、男は青年達の尻肉を足の置き場として扱いつつ、慈悲に見せかけた罰を命じてしまったのだ。
「そんなに苦しそうに跳ねて、可哀想にね。気持ち良くなりたがってるのにもっと早く気付けてあげられなくてごめんね。もうテーブルはやらなくて良いから、思う存分仲良く腰を振ってイきまくりなさい。私も君達のお尻に乗せた足を動かして手伝ってあげるから、我慢せずにお友達とお尻を玩具で苛め合いながら……気を失うまで射精し続けるんだよ? 私に悪いとか、ちゃんとテーブルしなくちゃとか、そんなことはもう考えなくて良いからね?」
「んぉっ、あぉ、うおぉぉっ!」
「うふぅっ、みゅぅぅ! あぉぉぉぉんっ!」
足を上下に揺らし、前後に動かして尻肉を弄び始めた主の責めに塞き止めていた甘い絶叫を開放させられながら。テーブルの役目を解かれ代わりに仲間同士で腸壁を嬲り合う絶頂地獄を指示された青年達は従わなければならないという男への恐れに突き動かされる形で尻肉を一生懸命にくねらせ始め、ほんの少し前まで映画の音が響いていた空間に粘ついた水音と拘束達が立てる音と淫蕩な鳴き声を奏でつつ、映画よりも愉快な鑑賞の体験を特等席に陣取った非道な主に捧げていくのだった。
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