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絶対的な敗北は苛烈な悦びで思い知らされる

2023.06.17.Sat.21:00
幾ら騒いでも内部の音は一切外には漏れ出ない。外部の音も同様にそこには全く入り込まない。外界との隔絶を徹底された地下室の中で、敵の手に落ちた男はどうにかして捕らわれの事実から抜け出そうと休み無く裸体をもがかせ続けていた。

「んぅ……むぐ、ふぶぅっ……!」

口内に詰め込まれた布と、その布を吐き出せなくさせる為に噛まされた布に歯を立てて唸りながら、男は自由を奪われた身体をひたすらに格闘させる。追い打ちで施された鼻と口をきつく覆う白布越しに悔しげな呻きを漏らしながら、男は正面に見える外側から施錠された扉を睨み付けつつ、脱出に向けた試行錯誤を繰り返す。
だが、厳重に加えられた縄は必死の足掻きも虚しく解ける気配すら見せてはくれない。なりふり構わない男の頑張りは、それを嘲笑うかのような縄の食い込みと、汗の分泌を伴った体力の消耗を引き寄せるのみだ。

「んっ、ふうぅ……うぶうぅ……っ」

一体どうすれば、この危機から離れられるのだろう。身悶えの継続を不可能にさせる程の疲労に苛まれた男が言葉を封じ呼吸を阻害する三重の猿轡越しに荒く乱れた息を放ちつつ、ぼんやりと思考を巡らせる。
左右の足の裏を密着させた状態に固定させ、足首と太ももを短く繋いで足を窮屈に畳んだ形へと維持させる縄を涙に濡れた目で眺めても意味は無い。憔悴した頭に敵達への怒りと憎しみを改めて湧き上がらせつつ逃走への意欲を燃やしても、二の腕を胴体へと結合し左右の手首を背中で交差させる縄を解く手段は見付からない。
一心不乱に裸体を暴れさせても、動きをとめ冷静に頭を働かせても無駄。残された手札を最大限に使い切っても状況は変えられない。
それでも尚諦め悪く縄からの解放を追い求める無様な男の耳に、己が立てる物以外の音が数時間ぶりに届いた。それに気付いた男はうなだれていた頭部を勢いよく上げ、猿轡に遮られた顔を反抗と隠しきれぬ絶望に歪ませた。その滑稽な歪みを笑みの黒さを深めつつ堪能した敵の男達は、開いた扉を抜かりなく閉じ直しつつ逃れられぬ惨めな男の裸体に近付き、白々しい言葉を浴びせながら嫌がる男に醜悪な追撃をもたらし始めてしまった。

「あれ、捜査員さん。逃げて良いって言ったのに逃げてなかったんだね」
「ってことは、俺達に苛めて欲しくて逃げずに待ってたってことだね。嬉しいよ、捜査員さん」
「それじゃ早速、苛める準備をしてあげよう。この縄を付け足して、今よりも情けなくて苦しい格好にしてあげるからね?」
「ふうぅ! んもおぉ……!!」

手も足も出せない姿での抗いに、当然効果など無い。捜査員である男の焦りに満ちた反応を味わいつつ狭い範囲で悶える裸体を数の暴力も交えて制した悪に属する男達は、首輪の要領で手早く巻き付けた縄を隙間無く密着させた足裏達の位置へと伸ばしていき、首と足を遊び無く結わえる上乗せの縛めを付け足してしまった。

「うぶっ、もおぉ」

己の足に顔面を近付けた体勢を強要された捜査員が、強まった全身の軋みに悲痛な鳴き声を零す。その弱々しい悲鳴に興奮を滾らせた悪の男達は、あぐらをかいているかのような姿勢で床に座らせていた裸体を協力して背面に転がし、縛られた手が床と胴体の間に挟まれる状態を、隠れていた尻穴が無防備にさらけ出されすでに丸出しとなっていた男根がより観察しやすく弄びやすくなる状態を作り出した。

「良い眺めになったね、捜査員さん。全部露出させられた気分はどうだい?」
「むうぅ! ふぐ、おぉ……っ!」
「おや、恥ずかしそうだね? でも大丈夫、すぐに気持ち良くなれるよ」
「俺達全員でこのチ○コと尻穴をたっぷり苛めてあげるから、捜査員さんは何も心配せずに、ただただ気持ち良くなってなさい。まぁ、それしか出来ないだろうけどね」
「うぶぅぅっ! んー! むぎゅぅぅぅーっ!!」

守る物を失った男根と尻穴に、悪達の指が次々と触れていく。快感を注ぐ技を携えた指が、抗いがたい甘い刺激を過敏な弱点達に流し込んでいく。
その辱めから逃げたくても、縄に拘束され全方位を悪達に囲まれた捜査員の仰向けの裸体は逃げられない。非道な恥辱から意識を逸らしたくても、己の足で作られたいびつな窓の向こうに見える男根と尻穴を狙い撃つ淫らな責めの様子から目を背けることを足と首を結ぶ縄のせいで却下された捜査員は、硬く目をつぶる選択肢を咎めるように指の動きを強めてくる悪達の意に沿って自分を嬲る恥辱を観察させられながらの絶頂へと導かれるしか無い。
悪に捕獲された正義である哀れな捜査員の男はもはや、一人きりで放置されている間にも絶え間無く感じさせられていた絶対的な敗北を意に染まぬ悦びとして思い知らされながら、屈服の末路が待ち受ける淫蕩な地獄を味わわされるだけの存在なのだ。

「もっ、うぅ! ふみゅぅぅぅっ!!」
「おっ、イきそう? 良いよ、イきなさい」
「俺達の望み通りにイくのが捜査員さんの今日からの仕事だからね、我慢せずに思いっきりイきなさい」
「ほらほら、お尻をもっと深くまでほじっちゃうよ? さっきまで指一本すら飲み込めてなかったお尻の中をぐちゅぐちゅしながら、苛めたらものすごく気持ち良い前立腺をぐりぐり抉ってあげる。ふふっ、きゅぅっってお尻絞めちゃうくらいに堪らないね、捜査員さん?」
「ふもぉぉっ!? うぶぅぅ! んもぉぉぉぉーっ!!」

慣れた手付きで自身の恥部を暴いていく悪達の攻撃に翻弄させられながら、ほんの数分前まで異物を飲み込む術すら知らなかった穴を広げ男根に向ける忍耐の意思をやすやすと看破していく悪達の指に甘く追い詰められながら、捜査員の男は不自然な姿に固められた裸体を目前に迫った射精の瞬間に怯えつつ痙攣させ、更なる加虐への意欲を加速させる燃料となる愉悦を非道な悪達に己の痴態で噛み締めさせていくのだった。






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