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男は意地悪な追い打ちで一層滑稽に仕立て上げられる

2023.06.07.Wed.21:00
「あぁっ!? もぉ、もぅやらぁっ! ゆるじで……もぉ塗っちゃやぁぁぁぁっ!!」

幼子のように泣きじゃくり、表情を怯えと恐怖に染め上げながら、男が誇りをかなぐり捨てた懇願を喉が破れんばかりに叫んでいる。
上手く舌の回らなくなった口を酷使し、縄に縛められた裸体をじたばたと必死にもがかせながら、自分を弄び追い詰める無慈悲な男に対して嬲られる男はなりふり構わない態度で許しを求めている。
そんな滑稽な助けての願いを聞き流しながら、残酷な支配者は左手に握った瓶の中身をたっぷりと吸わせた筆を嬉々として男に迫らせていく。素手で触れたら、自身にもその影響がもたらされてしまうくらいに強烈な薬品を纏った筆を、嬲る側に回った男は何の躊躇いも無く無防備にさらけ出させた乳首へと接近させていく。

「あぁ、やら、やりゃぁっ! だじゅげで! いや、いやいやぁぁぁぁーっ!!」

じょじょに乳首との距離を狭めていく筆に絶望を掻き立てられながら、男は脱出を目的とした身悶えの勢いを分かりやすく加速させる。余裕を失った声音を切羽詰まった物へと変化させながら、男は裸体に剥かれた身体をめちゃくちゃに悶えさせつつどうにかして筆から逃れようと、悪意から抜け出そうと努力を積み重ねる。
だがもちろん、状況は変えられない。厳重に加えられた縄によってありとあらゆる選択肢を封じられた男は、試行錯誤の様子を嘲笑われながら反応を長く愉しむことを狙った緩慢な筆の接近を思惑に沿った反応を提供しつつ為す術無く受け入れさせられていく。
背中で二の腕同士と肘同士、そして手首同士を縛られた腕では近付く筆をはたき落とすことも出来ない。あぐらをかいているかのように重ねさせられた左右の膝から足首までの部分を縄で一まとめにされた足では、ベッドの上を無様に這っての逃走はおろか寝返りを打つことさえままならない。駄目押しとして手首と足を結合するとどめの縄を与えられた男はもう、残忍な男のあぐらをかいた足に頭部を預けさせられた体勢から離れることも叶わない。頭頂部に密着させられている男根の熱を嫌でも感じさせられながら表情の移り変わりを堪能されている哀れな男はもはや、とうとう乳首に付着した筆が生み出す地獄の再設定に涙で濡れた目を剥きながら、再び膨れ上がった苦悶に、乳首を苛む気が狂うような痒みに、恥を捨てたおねだり混じりの悲鳴を上げさせられるしか無いのだ。

「ふっ、ぎぃぃぃーっ!? が、ゆいぃ! ぢぐびがゆいのぉぉぉっ!! おにぇがい! がいでぇ! ぢくびがいでぇ! ひっ、がいでぇぇぇーっ!!」

理性を欠片も伺わせない乳首への刺激を希求する絶叫を堪能しつつ丹念な手付きで両方に冷酷な痒み薬を塗布した男は、使い終えた筆と瓶をベッドの頭側に位置する収納スペースに戻すと自由になった手で責めを欲しがっている乳首の周辺をからかうように撫でる意地悪を付け足し、紡がれるおねだりの質と男の悶絶を一層滑稽な物へと仕立て上げていくのだった。






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