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歪められた術式で男は理性溶かす火照りへと追いやられる

2023.05.25.Thu.21:00
貼られた箇所に対して血行の改善を促し肉体の不全を解消する札を扱うマッサージの店は、仕事に忙殺されていた男の耳にも入る程の繁盛を見せていた。
札に込められた妖術に理解のある人間と妖怪の間で好評を博しているその店は、人妖問わず妖術を悪用する者を捕らえ裁く裏の世界で戦う組織に属している男に、久しぶりに得た休みの活用方法として選ばれる程の信頼を積み重ねた評判で勝ち取っていた。
それが、長い長い時間を掛けた遠大な罠であると見抜けなかった男は、敵である者達と内通していた同僚から聞かされたこの店の体験談を絡めて無自覚に入店への抵抗をじっくりと薄められた男は、敵が裏で糸を引いているマッサージ店にまんまと赴き、その身から拒絶の手段を奪い取られてしまった。

「それでは○○様、汗で汚れてしまいましたのでお召し物をお預かり致しますね」
「うぁ……? なん、れ……?」

店の者に促され自らの手で下着一枚となっていた男の肉体から、股間の周りを隠していた最後の布が数人がかりで剥ぎ取られる。
明らかに普通じゃない。正常なマッサージならばそこまで脱ぐ必要は無い。そう頭で理解していても、男の身体は上手く動かせない。汗をたっぷりと吸い変色しきったボクサーパンツを男はされるがままに取り上げられていく。
普通の客相手には用いない、術式にわずかな細工を加えた札を肉体のあらゆる箇所にもたらされた男はもう、心地良いだけの火照りが異常な熱に変化している事実に気付いてもそれに対処出来ない。背に貼られ、太もも付近に貼られ、胸元に貼り付けられた何十という札が生み出した発情という名の淫猥な火照りに肉体の自由を効かなくされ思考を鈍らされた男は、立て続けに加えられる上乗せの札を裸体にされた肉体へと無抵抗のまま貼り付けられていく。

「○○様、お身体うつ伏せにしますね。腕に貼りますので、じっとしていて下さい」
「足にも貼りますね、左右をきっちりと揃えていて下さい」
「ちょ、まっれ、くらひゃ……っ!」

無論、男を無力化した店の者達は手をとめなどしない。この期に及んでまだ事態を飲み込みきれずにいる普段の聡明さを跡形も無く失った男を嘲笑いながら、細長いベッドを取り囲む人間の男と様々な種族の妖怪の男達は、背中で重ねさせた肘から手首までの部分を札で包んで縛り上げ、膝から下を緩み無く札で一まとめにし、手も足も出せない状態を余裕たっぷりに作り上げていく。
これでもう、この男は自力でベッドから下りることも叶わない。けれど、この男には強力な妖術という選択肢が残っている。そんな判断を元にして、店の者達はとどめを担う拘束の札を男に与えていく。それは、視界を閉ざし言葉を封じる札。瞳を用いた術と詠唱を経て行使する術の使用を不可能にさせる駄目押しの札だ。

「はい、○○様。今度は仰向けですよ」
「私達全員で抑えますが、暴れないようお願い致しますね」
「っ……!? な、やめ……んむうぅ……っ!!」

口に、札が貼り付けられる。無理矢理に閉じさせられた目が、札に遮られる。
何も見えない。何も喋れない。恥を捨ててのたうち回る力も紡げない。ようやく危機を認識し始めた思考に合わせて身をよじる無様な男を悠然と眺める店の者達は、組織に仇成す目障りな男をやっと生け捕りにした事実が味わわせてくる達成感を噛み締めつつ、利き手の人差し指と中指を口元に添えて淫獄の開始を宣言した。

「それでは○○様、○○様の為にご用意した当店の特別コースを存分にお愉しみ下さいませ」
「この部屋には音を遮断する術を先程掛けておきましたから、思う存分鳴き喚いても大丈夫ですよ」
「もし○○様が壊れてしまってもご安心下さい。その時はしっかりと総帥への献上品として、淫らに狂った○○様をお届けしますからね?」
「んむうぅ……! ふぶ、ぶぐうぅ……!!」

宣言の後に行われ始めた複数人での詠唱が、男の回転が遅くなった脳に戦慄を抱かせる。間抜けに体積を増した乳首と男根を跳ねさせながらの身悶えを淫蕩な火照りに疲弊した裸体に試みさせる。
もちろん、今更脱出を欲しても全ては手遅れで。男は裸体全体に貼り付けられた札に込められた術を強められながら、触られてもいない男根から精液を情けなく噴き出させ続ける絶頂地獄へと、一層激しく分泌し始めた汗に肌を撫でられるだけでも気が狂うような悦びを覚える快楽の拷問へと、自分を包囲し術を唱える醜悪な笑みを浮かべた者達の思惑に沿って突き落とされていくのだった。






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