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苦悶からの解放を求め男は腰を惨めに前後させる

2023.04.17.Mon.21:00
数時間ぶりに、地下室の扉が開かれた。そしてその向こうからは、醜悪な笑みを浮かべた数人の男が現われた。
視界に映る情報に対して、男は本来ならば怒りの感情を湧き上がらせていたことだろう。自分から衣服と自由を奪い地下室に放置した憎き男達の帰還を認識した男は、左右の手首に嵌められた黒革の枷と天井を繋ぐ鎖を一際激しく鳴らしながら、拘束からの解放を要求する強気な言葉を浴びせていたことだろう。
だが、今の男にそんな反応を示す余裕は無い。残酷で悪趣味な苦悶と共に置き去りにされ一人きりの状態で心と身体を無慈悲に責め嬲られ続けていた男に、怒りと憎しみを思い出す思考はもはや残されてはいない。
尻穴が、乳首が、痒い。非道な薬品の効果によって引き起こされた気が狂うような痒みに理性を削り落とされた男はもう、もどかしい地獄からの救済をもたらしてくれる存在の帰還に対して涙と汗と唾液に塗れた顔を悲痛な安堵に歪ませながら、誇りを捨てた惨めな哀願を叫ぶことしか考えられはしないのだ。

「あっ、うあぁ……! もぉ、ゆりゅじで……がゆい、がゆいの! どうにがじでぇぇっ!!」

頭上に運ばされた腕を力無く振り乱して鎖に音を立てさせ、自らの意思で足をがに股に開いた裸体を悩ましげにくねらせながら、屈服に至った男が薬由来の痒みに殴り付けられている乳首と尻穴を一生懸命に自己主張する。その薬を与えたのが眼前の男達であると認識した上で、男はじくじくとむず痒く疼いている乳首と奥深くまで苦しげに蠕動している尻穴を突き出しながらなりふり構わずに刺激を懇願する。
そんな計画に沿って堕ちた滑稽な男を満足そうに眺めながら、敵達は抗えぬ裸体との距離を詰めていく。無自覚に期待を募らせ瞳を間抜けに輝かせる男を味わいながら至近距離で円を作り汗塗れの裸体を取り囲んだ敵の男達は、言葉と肉体で必死におねだりを繰り返す愉快な痴態を改めて嘲笑いつつ、望まれた刺激を恵む準備を、男を今以上に情けなくみっともない状態へと堕落させる準備を開始した。

「あひっ、はひぃぃっ!? おじり、はいっでぇっ! ふあぁっ!? ちくびぃ……きもひぃ、ぎもぢいぃ……っ!!」

長い時間痒みに狂わされ続け、収縮を強いられることで緩んでいた尻穴に、前立腺を特に狙い撃つ形状をした複雑な器具がつるりとねじ込まれる。左右の乳房に被せられたお椀状の器具が内部の空気を吸い出すポンプの力で男の胸元に吸い付き、内部に仕込まれた柔らかな毛のブラシで乳首をすっぽりと包み込む。
たったそれだけでも気持ち良い。でも、もっともっと弄って欲しい。正気を失った欲望を分かりやすく態度に表わす男を目にした敵達は、思わず口角を吊り上げ無言を解きつつ、最後の準備を嬉々として加えた。

「そんな切なそうな顔すんなよ。すぐに、好きなだけ乳首とケツ穴をめちゃくちゃにさせてやるさ」
「ほら、さっきからエロく揺れてたこの金玉に……ぎゅっ、と。特製のベルトだ。似合ってるぜ?」
「あぅ、ふあぁ……っ」

睾丸を絞り出す黒革製のベルトが味わわせてくる圧迫すら、痒みを紛らわせる至福の感覚に変わる。嬉しそうに蕩けながら己の股間を乳首に固定された器具越しに見下ろす男を観察する敵達は、与えた器具達がしっかり男の裸体に装着されていることを確認すると、ベルトに取り付けられた装置を一人のポケットに入っていたリモコンで作動させ、男に陥落の選択肢を提示した。

「んひっ? はうぅっ? 乳首と、おひりぃ! 急に、ゴシゴシってぇ……ぶるぶるってぇ!」
「乳首とケツ穴に付けてやった玩具は、お前の金玉に付けたベルトに伝わる振動に合わせて強くなったり弱くなったりするから、いっぱい刺激して欲しいならさっきみたいにヘコヘコ腰振ってベルトを揺らしな」
「もちろん、刺激して欲しくないなら腰は振らなくても良いぜ? 今の状態で気持ち良くなったら、もう二度と捜査員として仕事出来ないくらいに壊れちまうだろうしな」
「んぁっ、ふひっ、はひぃんっ! きもひぃ、ぎもぢぃ! もっろ、もっひょぉっ!!」

敵達が語る言葉を正確に認識する力も無くした脳で腰を振れば痒みを誤魔化せる上に快楽へと浸れるという結果のみを汲み取った捜査員の男が恥の概念も忘れた腰の前後運動に耽りながら乳首と尻穴の悦びに溺れる様を堪能しつつ、正義を捕らえ淫猥に壊す愉悦を噛み締める悪の男達はあっという間に勃起した男根を踊り狂わせての絶頂へと向かう捜査員の崩壊を確定させる目的で、自分達と捜査員の興奮と欲望を煽る言葉を口々に放っていくのだった。






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