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地下空間で抗えぬ兄は弟に溺愛される

2023.04.15.Sat.21:00
指の使用を禁じる機構を備えた黒革製の手袋と一体化している左右の手首同士を短い鎖で繋ぐ黒革の枷を絶え間無く軋ませながら、男が縛めからの脱出を試み続けている。手首と同じように足首同士を結ぶ黒革の枷と鎖を鳴らし、輪状の金属と黒革の本体を組み合わせて作られた開口具を与えられた閉じられぬ口から唾液と共に言葉にならない呻きを零しながら、男は地下室の扉を眺めつつの試行錯誤をひたすらに繰り返し続けている。
背中で自由を奪われた腕を一生懸命に暴れさせ、走っての移動はもちろん普通に歩くことすらもままならない状態に追いやられた足を拘束と格闘させながら、男は捕らわれた立場から逃れようとする。しゃべることを禁じられた口から意味を持たない叫びを涎と一緒に溢れさせ、地下室に唯一置かれた家具であるベッドの上で無様にのたうち回りながら、男はもうすぐやって来る辱めの時をどうにかして拒もうと足掻きに足掻いている。
だが、頑丈な拘束に行動を制限された男が幾ら努力を積み重ねても状況は全く変わらない。拘束以外を一つ残らず奪われた裸体をどんなに動かしてみても、男は地下室から逃げ出す以前にベッドから下りることさえ叶わない。
手も足も出せず、言葉も思うように発せない。そんな存在に追いやられた男はもう、扉から聞こえてきた鍵を外す音に戦慄するしか、笑顔と残酷な食事を携えつつ地下室へと帰ってきた男の意向に沿って抗えぬ裸体を責め立てられるしか無い。
何をされても逆らえない姿に変えられた哀れな男はもはや、淫猥な薬品が混ぜ込まれているとすでに知っている食事を為す術無く摂取させられながら、尊厳を破壊する恥辱への準備を整えられるしか無いのだ。

「兄貴、おはよう。今日の朝食だよ」
「あおぉ……うあぁ」

満面の笑みでスープを掬ったスプーンを開きっぱなしにさせた口へと運ぶ弟に許しを請うても、無駄だ。幼い頃から知っているはずの弟に、自分と同じ顔をしている弟にもうやめてくれと懇願の意思を乗せた声を飛ばしても、夢破れ帰郷した男に薬を盛って意識を奪い両親がこの世を去る形でいなくなった実家の地下へと監禁した弟は狂気を孕んだ恋情を露わにした知らぬ男の表情を浮かべながら、発情を強いる薬品入りのスープを兄である男に優しくも有無を言わせぬ態度で飲み干させていく。

「兄貴、美味しいかい? 大好きな兄貴の為に作った特製スープだよ。兄貴が都会で頑張ってる間、早くこっちに帰って来てくれないかなって思いながらレシピを考えたんだ。美味しいでしょう?」
「んぐっ、あぉっ、んくぅっ」

開かされたままの口を酷使させられながら、男は次々と注がれるスープを胃に流し込んでいく。
確かに美味しいと感じる味以上に恐怖と火照りを強く意識させられながら、男はこの地下室に閉じ込められた日から覆い隠すことも認められない男根を硬く膨らませつつ、弟が自分を淫猥に追い詰める目的で作り上げたスープを一滴残らず嚥下させられていく。
そうして空っぽになった皿を、ベッドから離れた位置の床にスプーンと共に置いた弟は、上手に完食した兄に心からの褒め言葉を寄せつつ、絶望と怯えと無理矢理に掻き立てられた淫欲に震えている裸体へと愉しげに触れ始める。
監禁生活の中で知り尽くした愛しき兄の弱点を丁寧に苛む弟の指に襲われ出した男は、どうすることも出来ぬまま望まぬ悦楽に翻弄させられることしか出来ない。人として、兄としての矜持を砕き尽し、拒絶を上書きする程の幸福の到来を把握していても一切の対抗策を示せない男は、自分の背後に陣取り嬉々として甘い攻撃を開始した弟の思惑に従った痴態を晒しながら、今日も弟への屈服を深められるしか無いのだ。

「綺麗に食べ切れたね、兄貴。それじゃあ、そんな良い子の兄貴には……兄貴が一番駄目になっちゃう乳首弄りをたっぷりしてあげようね。ほら、乳首気持ち良いでしょう? 俺の手でくりくりこねこねされて、幸せでしょう? この前みたいに、乳首で好きなだけイって良いよ。嬉しそうに乳首で精液漏らしちゃう可愛い兄貴を愉しみながら……じっくりとこのエッチな乳首を苛め抜いてあげるからね、兄貴?」
「あぁっ、あおぉ、んあおぉ……っ!」

弟に飼われ始めるまで知らなかった急所を、男根に負けず劣らずの性感帯へと育て上げられた乳首を指に弾かれ、捏ね回されながら、兄である男は早くも体積を増し射精へと近付き出した己の男根に打ちひしがれつつ諦め悪く悲痛な唸りと首振りで弟に慈悲をねだり、幾ら目にしても飽きずむしろ興奮と独占欲を加速させてくれる兄の惨めな懇願を見聞きした弟は指の動きに不規則な緩急を加えながら、自分だけの兄を邪魔の入らない地下室で溺愛し乳首だけでの射精へと導いていくのだった。






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