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ふわふわの犬達は箱の中で仲良く惨めにのたうち回る

2023.04.08.Sat.21:00
柔らかな綿で作られた箱が、地下室の中央に置かれている。周りを背の低い金属で作られた柵に囲まれ転倒を防止された状態となっている箱が、内部で幾ら騒いでも外部に音が漏れ出ないよう設計された地下空間の中心に設置されている。
そんな箱へと運ばれていく男達は、焦りと危機感に歪んだ唸りを放ちながら脱出を求めてひたすらに身をよじらせる。折り畳んだ形から抜け出せないようにされた四肢に力を込めて暴れながら、自分達を運ぶ憎き敵の男達の悪意を否定しようと抵抗を試みる。
だが、二人の努力が報われることは無い。白犬と薄茶色の犬を模した着ぐるみに全身を隙間無く閉じ込められた男達がどんなに身を悶えさせても、伸ばすことを禁じられた手足の自由は取り戻せず、犬のマスクと一体化している内側に突き出た棒を噛まされた口は同じ姿に変えられた仲間しか味方のいない地下室に哀しく反響するだけの本物の犬のような無様な唸りを発することしか出来ず、必死の試行錯誤は目の部分に穴が開けられている犬のマスクを被せられた頭部と股間部分に開けられた穴から丸出しにさせられた男根と睾丸を間抜けに振り乱すという敵達の目を悦ばせる惨めな結果しか引き寄せられはしない。
敵に捕らわれ、抵抗や逃走はおろか自害さえも不可能にされた無様な犬の男達はもう、迫り来る悪意を拒む行動を何一つとして取れぬまま、裸体を覆う物と同じふかふかの綿で形作られた箱の中へと仲良く無慈悲に押し込められるしか無いのだ。

「んぅっ! んぐうぅ!!」

片方の男が、腹を天井に向けた仰向けの体勢で箱の底へと転がされる。諦め悪くもがく男を協力して箱に放り込んだ敵達の満足げな笑みを睨み付けながら、犬の男は床の硬さを感じられぬくらいに柔らかく分厚い箱の中で思い通りに動かせぬ手足をバタつかせ箱を内側からめちゃくちゃに叩く。
そんな無意味な頑張りを悠然と堪能している敵達とは反対の側から、もう一人の犬の男を運ぶ敵達が箱へと迫っていく。先に箱へと入れられた白犬の仲間を見つめながら、箱の直前で仰向けに運ばれていた肉体を縦にも横にも半回転させられながら、茶色の着ぐるみに封じられた犬の男は想像を超える敵達の残酷さに気付いて一際激しい抗いの意思を示したが当然逃げることは叶わず、茶犬の男は箱の底でもがく仲間の上に覆い被さる形で、自身の性器が仲間の顔面にのし掛かり仲間の性器が己の顔面を下から押し上げる形で、自らも箱の中へと詰め込まれてしまった。

「んふうぅ! んぶっ、むおうぅ!」
「あぉ、おうぅ! ふぶうぅ!!」

犬の耳飾りが頭頂部にあしらわれたマスク越しに、仲間の性器の弾力が顔面に伝わる。口を塞がれているが故に強いられている鼻呼吸の度に鼻腔を嬲る仲間の雄の匂いが、二人にこれ以上無い屈辱を味わわせていく。
しかし、敵達の用意した悪意はここで終わらない。呼吸を抑えながら滑稽に着ぐるみ入りの肉体を箱の外に逃がそうと動かす犬達を笑みの黒さを際限無く引き上げつつ鑑賞した敵の男達は、何の成果も得られぬ努力を重ねる二人に絶望を叩き込む為の追い打ちを開始してしまった。
それは、綿の箱を閉ざし外界と遮断するファスナーをしっかりと施し、更にその上から箱の下部を囲う金属の柵にファスナーを施された蓋を上から押さえ付ける器具を接続し、箱からの解放に繋がる可能性を欠片も残さず叩き潰す上乗せの拘束という追い打ちだ。

「むぐうぅ!? んもっ、ぶむおぉ!」
「あぉ、あぉぉっ!! うー! ふぐぅぅ!!」

自分達の上に被せられた蓋に施されるファスナーの音を暗闇の中で耳にしながら、男達は呼吸の制御も忘れお互いの男根の匂いを次々と肺に取り込みつつやめてくれと制止の唸りを叫ぶ。ファスナーに続いて聞こえてきた金属音を聞きながら、身悶えに合わせて箱に身体がぶつかる度に増えていく箱の外に付け足される金属の存在に打ちひしがれながら、犬達は敵意を寄せていた男達に向かって哀願の意思を乗せた絶叫を飛ばす。
無論、そんな声でとまるような敵達では無い。救いを望まれた程度で手を緩める者達ならば、初めからありとあらゆる選択肢と共に捜査員としての誇りを奪い取る犬の着ぐるみに二人を追いやったりなどしない。
ほとんど檻のような見た目となった金属達に達成感をあらわにした表情を浮かべ、箱の蓋を彩るあどけない犬の刺繍達を指先で撫でた男達は、悪の手に堕ち愉快な監禁を加えられた捜査員達の鳴き声を嘲りつつ、二人を地獄へと突き落とすスイッチを何の躊躇いも無く起動させてしまった。

「むぎゅぅっ!? ぶぉ、あむおぉっ!?」
「おぶっ、もほっ、あうおぉぉっ!?」

着ぐるみに付いている犬の尻尾飾りの根元にあしらわれた装置が、捜査員達に見えない着ぐるみの内部で淡く輝き出す。光を浴びた箇所に意に染まぬ疼きを引き起こし、淫猥な衝動を無理矢理に掻き立てさせる非道な効果を有した装置が、二人の尻穴を容赦無く責め立て出す。
その攻撃を遠ざけたくても、遠ざける手段は無い。着ぐるみに内蔵されている装置である以上、振り払うには自力では脱げなくされた着ぐるみを脱ぐという道しか無い。
我を忘れて箱の中で二頭仲良くのたうち回ってもかつて捜査員だった白犬と茶犬は事態の好転に結び付く糸口すら掴めない。過剰に重ねられた悪意と縛めに囚われた正義の犬達は尻穴への刺激に屈して硬度を増し始めた男根と睾丸を仲間の顔面に擦り付けながら、乱れた呼吸に合わせて襲い掛かる二人分の汗と淫臭に理性を蝕まれ強制的に加速させられた淫欲に狂わされる過程を、支配者に君臨した悪に幸福を届ける娯楽として為す術無く捧げさせられていくのだった。






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