保護された少年は善意と称した躾で上書きされる
2023.03.28.Tue.21:00
保護されるその日まで自らの歯を労る行為を一切取っておらず、また加熱処理を全く施していない生肉を中心とした食生活を送っていたから。名目上、その処置はあくまで狼獣人の少年をより良い状態へと導く為の物として扱われている。少年を保護した機関が掲げる理念に基づいたケアの一環として、処置は何の問題も無い物として執り行われている。
しかし、機関に所属している者達は、現在実施されている処置を誰一人としてケアなどと認識してはいない。四本の脚が床と一体化している金属製の椅子に暴れる少年を無理矢理に腰掛けさせ、決して清潔とは言えない裸体をその椅子に遊び無く縛り付け、視界を閉ざす黒革の目隠しと牙を使い物にならなくさせる金属で作られた開口具を装着させた男達は、善意の通報を受けて保護という名の捕獲をした少年に与えている仕打ちを優しさとは無縁の物と理解した上で叩き込んでいる。
椅子の前側の脚に括り付けられた足をどんなにもがかせても、地獄からは逃れられない。椅子の背もたれを前後から挟み込む位置を取らされた胴体と腕の自由を足と同じように奪われた少年が幾ら身をよじらせても、ケアと称した無慈悲な責め苦からは抜け出せない。
必死になって手足に力を込めても、それは裸体を椅子に縫い付ける黒革のベルト達を虚しく軋ませるだけ。背もたれの下部に空いている穴に通された白銀の尾を苦しげに揺らし、頭頂部に生えた白銀の耳を痛々しく震わせながらありとあらゆる試行錯誤を繰り返しても、その努力は非道から離れられないという絶望の事実を改めて少年に思い知らせるだけ。
善意を隠れ蓑にした団体に捕らわれ、全力での拒絶を数の暴力で無に帰されながら身動きを封じられてしまった哀れな少年に残された選択肢はもはや、一つしか残されていない。
残忍な組織が管理する獣人の一人として人知れず加えられる無慈悲な調教に、大きく開けた状態に固定された口の中を好き勝手に嬲り倒す強力な淫薬がまぶされた歯ブラシが生み出す異常な悦楽に、口内の汚れと反抗心を跡形も無く磨き尽くされる道しか、今の少年には残されてはいないのだ。
「あぁっ! あっ、あがあぁ! あおぉぉっ!!」
元から人の言葉を紡げてはいなかった少年の口が、恐怖と苦悶に歪んだ甘い咆哮を絶え間無く漏らす。視界を閉ざす目隠しを頭部に固定する黒革のベルトと、上下の歯に二本ずつ存在する牙に引っ掛けられた開口具を構成する金属の器具達と繋がっている留め具を背もたれの頂点に位置する丸い金具へと細い鎖で接続された少年が、振り乱すことすらも不可能にされた頭部を情けなく跳ねさせつつ、口内を襲う歯ブラシをどうにかして遠ざけようと試みる。
無論、そんな努力は徒労以外の何物でも無い。何をしようと、何を行おうとも、少年を縛める厳重にもたらされた拘束達はビクともしない。
人でも動物でもない自由な生物として森で気ままに暮らしていた狼の少年は、全ての自由を没収された姿で為す術無く口の中を淫らに清められ絶頂を容赦無く極めさせられながら、味方のいない施設の中で新たな生活を迎える為の準備を、従順で淫猥なペットとして相応しく振る舞う為に必要な躾を、二度と消えぬ形で刻み込まれることしか出来はしないのだ。
「おぁっ、あおぉ! はっ、はぉ、あおぉぉんっ!!」
自身が塗り込まれた箇所の感度を飛躍的に引き上げ、快楽を得られる器官へと貶める薬品を含んだ歯ブラシが、己を動かす装置の動きに合わせて無防備にさらけ出された少年狼の歯を丁寧に磨いていく。歯だけでなく舌に付着した汚れも優しく丹念にこそぎ落としながら、歯ブラシは少年狼に普通ではあり得ない口での射精を休み無く迎えさせていく。
森にいた時には経験などしたことの無かった口の中への刺激が、気持ち良い。それどころか、自らが発する声すらも気持ち良いに繋がってしまう。その事実を把握していても制御しきれなくなった甘ったるい悲鳴を無様に零し、椅子に固定されている生傷が目立つ裸体を汗と精液で汚しながら、少年狼はやがて自分が拘束と戦っていた理由を忘れ美味い肉とそれにまつわる狩りの知識に満たされていた思考を快感が味わわせてくれる至福に上書きされつつ、機関を悦ばせ機関の顧客を満足させる立派な淫乱ペットへの道を無自覚に転げ堕ちていくのだった。
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しかし、機関に所属している者達は、現在実施されている処置を誰一人としてケアなどと認識してはいない。四本の脚が床と一体化している金属製の椅子に暴れる少年を無理矢理に腰掛けさせ、決して清潔とは言えない裸体をその椅子に遊び無く縛り付け、視界を閉ざす黒革の目隠しと牙を使い物にならなくさせる金属で作られた開口具を装着させた男達は、善意の通報を受けて保護という名の捕獲をした少年に与えている仕打ちを優しさとは無縁の物と理解した上で叩き込んでいる。
椅子の前側の脚に括り付けられた足をどんなにもがかせても、地獄からは逃れられない。椅子の背もたれを前後から挟み込む位置を取らされた胴体と腕の自由を足と同じように奪われた少年が幾ら身をよじらせても、ケアと称した無慈悲な責め苦からは抜け出せない。
必死になって手足に力を込めても、それは裸体を椅子に縫い付ける黒革のベルト達を虚しく軋ませるだけ。背もたれの下部に空いている穴に通された白銀の尾を苦しげに揺らし、頭頂部に生えた白銀の耳を痛々しく震わせながらありとあらゆる試行錯誤を繰り返しても、その努力は非道から離れられないという絶望の事実を改めて少年に思い知らせるだけ。
善意を隠れ蓑にした団体に捕らわれ、全力での拒絶を数の暴力で無に帰されながら身動きを封じられてしまった哀れな少年に残された選択肢はもはや、一つしか残されていない。
残忍な組織が管理する獣人の一人として人知れず加えられる無慈悲な調教に、大きく開けた状態に固定された口の中を好き勝手に嬲り倒す強力な淫薬がまぶされた歯ブラシが生み出す異常な悦楽に、口内の汚れと反抗心を跡形も無く磨き尽くされる道しか、今の少年には残されてはいないのだ。
「あぁっ! あっ、あがあぁ! あおぉぉっ!!」
元から人の言葉を紡げてはいなかった少年の口が、恐怖と苦悶に歪んだ甘い咆哮を絶え間無く漏らす。視界を閉ざす目隠しを頭部に固定する黒革のベルトと、上下の歯に二本ずつ存在する牙に引っ掛けられた開口具を構成する金属の器具達と繋がっている留め具を背もたれの頂点に位置する丸い金具へと細い鎖で接続された少年が、振り乱すことすらも不可能にされた頭部を情けなく跳ねさせつつ、口内を襲う歯ブラシをどうにかして遠ざけようと試みる。
無論、そんな努力は徒労以外の何物でも無い。何をしようと、何を行おうとも、少年を縛める厳重にもたらされた拘束達はビクともしない。
人でも動物でもない自由な生物として森で気ままに暮らしていた狼の少年は、全ての自由を没収された姿で為す術無く口の中を淫らに清められ絶頂を容赦無く極めさせられながら、味方のいない施設の中で新たな生活を迎える為の準備を、従順で淫猥なペットとして相応しく振る舞う為に必要な躾を、二度と消えぬ形で刻み込まれることしか出来はしないのだ。
「おぁっ、あおぉ! はっ、はぉ、あおぉぉんっ!!」
自身が塗り込まれた箇所の感度を飛躍的に引き上げ、快楽を得られる器官へと貶める薬品を含んだ歯ブラシが、己を動かす装置の動きに合わせて無防備にさらけ出された少年狼の歯を丁寧に磨いていく。歯だけでなく舌に付着した汚れも優しく丹念にこそぎ落としながら、歯ブラシは少年狼に普通ではあり得ない口での射精を休み無く迎えさせていく。
森にいた時には経験などしたことの無かった口の中への刺激が、気持ち良い。それどころか、自らが発する声すらも気持ち良いに繋がってしまう。その事実を把握していても制御しきれなくなった甘ったるい悲鳴を無様に零し、椅子に固定されている生傷が目立つ裸体を汗と精液で汚しながら、少年狼はやがて自分が拘束と戦っていた理由を忘れ美味い肉とそれにまつわる狩りの知識に満たされていた思考を快感が味わわせてくれる至福に上書きされつつ、機関を悦ばせ機関の顧客を満足させる立派な淫乱ペットへの道を無自覚に転げ堕ちていくのだった。
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