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淫らな悶絶は繁栄の為に淡々と分析される

2023.03.11.Sat.21:00
左右の手首同士と二の腕同士を背中できつく一つにまとめ、肘の部分を胴体へと縫い付ける縄を与えられた男の腕は、縄を解こうと試みるもがきさえも満足には行えない。
足首同士とすね同士、そして太もも同士を遊び無く結合する縄をもたらされた男の足は左右を密着させられた状態から逃れられず、移動以前に自力で立ち上がることさえも不可能にされた状況から抜け出せない。
そんな抵抗と逃走の選択肢を没収された無様な裸体に、男を捕らえた存在達は更なる縛めを何の躊躇いも無く加えてしまった。全ては一切の拒絶を欠片も残さず削ぎ落とす為。自分達に都合の良い作業の環境を整える為だ。
左右の手に握り拳を強要し指を使えなくさせる機構を有した鍵付きの黒革手袋を被せられた男はもう、縄の結び目に触れることさえ許されない。二の腕同士を括る縄と足首同士を縛る縄を後から足された別の縄で繋がれ、手首と太ももの縄も同様に結わえられ、緩い海老反りの格好を強いられた裸体を仰向けの姿勢に固定させる縄を施された男はもはや、台の上で無様に男根を晒し続ける恥辱から脱出出来ず、頭部に被せられた視界と言葉を同時に取り上げる醜悪な黒革のマスクを毟り取ることさえも叶わない。
黒に遮られた目では何も見えず、黒に押さえ付けられた口は開くことさえさせて貰えない。縄塗れにされた裸体をなりふり構わずに悶えさせても、その動きは肌に縄が食い込む圧迫の痛みと露出させられた男根が惨めに跳ね回る屈辱の変化しか引き寄せられない。
非道な存在達の手に堕ち様々な道を丹念に叩き潰された男に残された選択肢は、一つしか無い。それは、自分を管理する支配者が作業と称している苦悶に為す術無くよがり狂わされる選択肢。自分を実験体としか認識していない無慈悲な人間族の男達による淫猥な拷問にただただ嬲られ、意に染まぬ絶頂を失神するまで強要される選択肢だ。

「んーっ!! んぐっ、むぐうぅ!! んぎゅぅぅぅぅーっ!!」

黒革のマスクに囲われた頭部を情けなく振り乱し、人間とは違う尖った口を上下から締め付ける黒革の中にくぐもった絶叫を響かせながら、淫獄の終わりを憎んでいたはずの人間達に懇願する狼獣人の男。全身を覆う白銀の体毛を汗に濡らし、同じ体毛を有する尾を拘束された裸体の下で苦しげに踊らせながら、反抗心をかなぐり捨てた許しての唸りを飛ばしつつ唯一の自由が残されている足の指を、幾ら頑張らせても縄には届かない位置で爪を揺らすことしか出来ない足の指をひたすらに悶えさせる無様な狼獣人の男。そんな惨めな狼を一方的にいたぶりながら、人間達は淡々と得た結果を記録していく。男根に被せた筒状の白い装置が自身に内蔵された機構で休み無い絶頂を狼に強いる様子を興奮とは無縁の態度で観察しながら、人間達は独り言のように呟きつつ手に入れた情報を次々と手にした媒体へと書き留めていく。

「五回目です。先程よりも十秒早い絶頂。昨日に比べ約四十秒早い五回目の到達です」
「精液の生産量を上げる薬品の効果はまだ見られません。今のところ、射精量に変化は無しです」
「んぐっ! むぎゅぅぅぅぅーっ!!」
「六回目到達、やはり日に日に絶頂への耐性が薄まっているようです」

何故自分がこんな仕打ちを受けなければならないのか。狼獣人だというだけで、どうしてこんなにも残酷な責め苦を注がれなければならないのか。
怒りではなく恐怖と絶望に満ちた問いを思考に募らせている狼の心情を全く汲み取ろうとしない人間達は、じょじょに絶頂の間隔を狭め悲鳴の痛々しさを加速させていく狼を熱心に分析しながら、気を失うまで射精を繰り返し情報を提供することが存在価値となった実験体の哀願を悪意を全く含まない態度で聞き流しつつ、狼を悶え狂わせた先にある人間族の一層の繁栄という目的を達成させる為の手法に思いを巡らせていくのだった。






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