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男は己の崩壊を淫蕩の中で決定付けられる

2023.03.06.Mon.21:00
天井の滑車から伸びた鎖の先にある黒革製の枷を左右の手首に嵌められた腕を苦しげに跳ねさせながら、男が逞しく鍛え上げられた裸体を無様に悶え狂わせ続けている。万歳をするかのように頭上へと持ち上げさせられた腕を幾ら暴れさせても、手首と天井を繋ぐ頑丈な拘束は外れない。雄々しき筋肉に覆われた足をどんなにもがかせても、金属の棒の両端に手の物と同じ黒革の枷が取り付けられている足首同士と太もも同士を繋ぐ器具はビクともしない。
腕の自由を奪われ、足をがに股に開いた状態で固定された男はもう、自分を捕らえた男達の悪意に為す術無く弄ばれるだけの存在だ。屈強の裸体を用いても振り払えぬ縛めによって抵抗を不可能にされた無様な男はもはや、無防備に露出させられた守りたくても守れない恥部を好き勝手に責め嬲られながらの悶絶を拒めなどしない惨めその物な肉の塊だ。
乳首を捏ね回し、男根を睾丸と共に責め立てる強力な媚薬を纏った筆達に望まぬ快楽を延々と叩き込まれている男は、拘束を解けと要求することはおろか危機からの脱出を求めて拘束と格闘することさえも叶わぬままイきまくらされるだけの、滑稽極まりない遊び道具でしか無いのだ。

「もっ、もぅ、やめぇぇっ!! 筆、とめへぇっ!! ひぎゅっ! イっぐぅぅぅっ!!」

真っ赤に充血し、男の物とは到底思えないくらいに肥大化した乳首が淫猥な薬品をたっぷりと携えた筆でくるくるとくすぐられながら時折上下に弾かれる。ビンと張り詰め絶え間無い脈動を繰り返している男根と、その真下で痛々しく収縮し続けている睾丸が数人の残酷な男が操る筆で丹念に捏ね回され、射精を迎えてもお構いなしで精液を噴き出させている先端の穴の周辺をからかうように筆の淫らに濡れた毛で摩擦される。
それらの甘く無慈悲な攻撃に精神と肉体の両方を殴り付けられながら、男は我慢さえ挟めぬままイき続ける。仰け反らせた頭部を元の位置に戻すことも出来ぬまま、男は天井と手首を結わえる鎖を涙に潤んだ視界で見上げつつ同じ方向に獣じみた甘い咆哮を飛ばしながら淫猥に苛まれている裸体に生物らしからぬ悲痛な痙攣を行わせている。

「ひゃら、やらぁぁぁっ!! イぐの、いやらぁぁぁっ!! もっ、ゆりゅじでぇ! ふでいやぁ! だじゅげでぇぇぇっ!!」

誇りなど、保ってはいられない。限界以上に追い詰められた男は、自分をいたぶる憎むべき敵達への反抗を跡形も無く失ったなりふり構わない哀願を叫び始める。
正義なんて、守っていられない。理性を蝕み自我にヒビを入れる容赦の無い淫獄に打ちのめされた男は、絶え間無い絶頂に上り詰めさせられている裸体をじたばたとよじらせながら媚薬筆による拷問の終了をひたすらに欲する。
だが、非道な男達は屈服と同義である絶叫を耳にしても筆を動かす手をとめない。それどころか、捕らえた正義が予想以上の情けなさを披露しつつ陥落へと突き進む様を堪能している悪の男達は順調に壊れゆく男を嘲る思いを乗せた笑みの黒さを際限無く深めながら、ひっそりと今までの物よりも激しい効果を有する淫薬の瓶を手元に用意し男の正面に集中させていた配置を背面にも分散させ、新たな筆の責め苦を、丸出しにさせた尻穴を始めとしたあらゆる箇所への苦悶を、何の躊躇いも無くあまりにも大きすぎる上乗せとして付け加え出してしまった。

「ふぎぃぃぃっ!? あぁ、あぁぁ!! ひゃら、ひやらぁぁぁぁっ!! おぢり、りゃめぇ! ほじっちゃ、あぁ! んひぁぁぁぁぁぁーっ!?」

尻穴のシワを数えるように動く筆に新鮮な悦楽を注ぎ込まれながら。これまでの人生で淫らな悦びとは無縁だと思っていた背中や、尻肉という箇所に異常な至福を覚えさせられながら。逃げ場の無い淫猥な地獄にただただ頂点への到達を促されている男は媚薬の質が高まったことにより数段上の快感を味わわされ始めた乳首と男根への責めにも思考を掻き乱されつつ、正義としての己の崩壊を、自分という人間の消失を、悪の思い通り終わりの見えない淫蕩の中で決定付けられていくのだった。






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