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飾られたペットはベランダで一人反省を促される

2023.03.03.Fri.21:00
左右の腕を背中で伸ばしきった状態に固定させる黒革製のアームバインダーが与えられていなかったとしても、その拘束は自力では外せない。
金属製の棒の両端に取り付けられた黒革の枷を左右の足首に嵌められ足を肩幅に開いた形に固定させられている事実が無かったとしても、鍵が手元に無い以上自分は何処にも逃げられはしない。
山中に構えられた邸宅にあるベランダの手すり上部に設置された金属製の輪を首にあてがわれた青年は、前にも後ろにも移動出来ず部屋の方に向かって無防備に露出させられた恥部を突き出す体勢を強いられた屈辱色の現実に為す術無く誇りと尊厳を打ちのめされながら、自分に惨めな姿を強要した無慈悲な男の思惑通りの痴態を窓の外で無様に披露させられ続けていた。

「んぉっ……もっ、おぉぉ……っ!」

視界を閉ざす黒革で作られた目隠しの下で悔しげに、苦しげに眉根を寄せながら、青年がギャグボールを噛まされた口から飲み込みきれない唾液と共にくぐもった唸りをだらしなく零す。
目を覆われていなくても、元から背後の様子は見えない。それでも、あの男は部屋の中でくつろぎながらベランダに飾った自分が苦悶する様子を愉しんでいるのだろう。
背中で一まとめにされた腕を力無く揺らし、閉じることを禁じられた足を震わせつつ拘束以外を纏うことを許されていない裸体をくねくねとよじらせながら、青年はありとあらゆる情報を遮断されていてもこれまでの経験から理解出来る今の男の状況に怒りを募らせつつ、丸出しにさせられた恥部を観察されている恥辱を、淫猥な薬品をたっぷりと仕込まれ気が狂う程の疼きを掻き立てられている尻穴を苛む地獄を必死で誤魔化し続けている。

「はぉ、んぉ、あぁぉっ」

憎き男の躾によって雌の快楽の虜へと貶められた尻穴が、残酷な薬品の効果も相まって自覚出来るくらいにヒクヒクと収縮を情けない収縮を繰り返す。尻穴の悶絶に伴って溢れ出た淫薬混じりの腸液を浴びた青年の男根が尻穴よりはわずかにマシである強烈な疼きに嬲られながら、張り詰め切った自身を絶え間無くビクビクと脈動させ続けている。
行動の選択肢を大きく削ぎ落とされている以上、無駄な反抗を捨て去って屈服を示した方が遥かに楽だ。それを理解していながらも、非道な男の計画に沿った陥落になど至りたくない青年はベランダに飾られた無様極まりない裸体をみっともなく踊らせつつ自らを余計に苦しめるだけの結果しか引き寄せられない忍耐をひたすらに保っている。
室内から見える光景は肥大化させられた欲望に喘ぎ鳴きながら本能を剥き出しにした腰振りを一生懸命に行って快楽という名の慈悲を望んでいる誰が見ても明らかな敗北宣言だというのに、まだ自分は逆らえると誤認している青年は必死に哀願を寄せる肉体の意思を無視した拒絶を滑稽に維持し続けている。
本当に、この青年は遊び甲斐がある。青年を飼い始めてから幾度と無く胸に抱いた思いを改めて膨らませながら、部屋の中で悠然とした佇まいでの観察を堪能していた男は、ソファーから立ち上がり密かに用意した新しい責め具を笑みの醜悪さを深めつつ手に取ると、青年が間抜けに悶え苦しむベランダへと続くガラス戸を開け自分に何もかもを支配された現実を未だに認められない物覚えの悪いペットの元へと歩み寄り、答えの分かり切った問いを笑い混じりにぶつけてやった。

「そろそろ、反省出来たかい? もう二度と、逃げようなんて」
「うぅぅ! んぐぅぅっ!!」

問いの途中に言葉を遮る形で返ってきた青年の叫びは、想像通りの否定で。求めていた反応を示したペットに充足の感情を剥き出しにした残忍な表情を浮かべた男は、いつものようにめちゃくちゃに弄ばれたいと強情な持ち主の代わりにおねだりを行っている無防備な尻穴を嘲笑いながら、勝手な逃走を試みたことに対して反省することはおろか己の願いに正直になることすらも出来ないペットに罰を与えるべく新品の責め具を、フックのような形状をした器具を、青年の尻穴へとねじ込んでしまった。

「ご主人様がしゃべってるのを邪魔するなんていけない子だ。そんな子には、お仕置きをしてあげないとねぇ」
「あごっ、も、うぅぅ……っ!」

緩やかなカーブを描いている無数のイボを携えた責め具が、淫薬の力によって腸壁を掻き毟られたいという欲望を増幅させられた尻穴をずぶずぶと難無く埋め尽くしていく。尻穴に意識を注いで窄めることで異物の侵入を拒もうとしても、連日の調教ではしたなく緩まされた尻穴は異物を拒めない。それどころか、穴を窄めれば窄める程青年は体内を抉りつつ奥までを満たしていく淫らなフックの摩擦を一層激しく感じさせられ望まぬ至福へと近付けさせられてしまう。
心でどんなに嫌がっていても、肉体はこれ以上無く素直だ。尻穴を貫かれながら男根の硬度を一段と高めた青年ペットを味わいつつ、男は淫猥なフックの端に存在している金属の輪に鎖を接続し、その鎖を青年の首を縛めている手すり上部の輪へと伸ばしていく。
腕を拘束するアームバインダーの指先部分に用意されている輪を経由し、青年の首を囲った後で南京錠を施された輪へと結わえられた鎖に遊びなど一切存在しない。下手に腕を動かせば尻穴がほじくられ、少しでも足の力を緩めれば腸内に苛烈な圧迫が走るよう設定された鎖は、全身を駆け巡る欲望の波を誤魔化すことを目的とした腰振りさえも不可能にさせている。
じっとしていても苦しい。身悶えたらもっと苦しい。そんな拷問を青年にもたらして満足そうに頷いた男は、隠しきれぬ絶望を呻きに漏らしている愉快なペットに冷酷な就寝の挨拶を告げつつ、誇りを捨てた返事すら待たずに室内へと帰って行ってしまった。

「それじゃ、お休み。今日は一晩中そこで反省させてあげるから、これまで以上にたっぷりと苦しむんだよ? 明日の朝起きた時にまだ反省出来てなかったら、お尻にもっともっと強いお薬を仕込んだ上で、頭がおかしくなるまでお預けしちゃうからね?」
「んうぅ!? ふぐ、あぶうぅぅっ……!」

背後でガラス戸が閉じられ、続いてカーテンが閉じられる。それらの音に打ちひしがれながら、隷属の日々からの脱出を画策した青年は自身の愚かさを一分一秒ごとに思い知らされつつ残りわずかだった理性を己の内に蓄積していく淫欲にすり潰され、己の反抗を悔やむ鳴き声を放ちながら腰と腕を激しく振って自らの尻穴を淫具で慰める痴態で、決して絶頂には至れない刺激を一生懸命に追い求めつつ自らを生殺しの苦しみに追いやっていく滑稽な音で、自室に引っ込み就寝準備に入った男の耳をカーテン越しに悦ばせていくのだった。






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