fc2ブログ

飼い主は快楽を増幅させ射精を許可する

2023.02.21.Tue.21:00
耳障りな軋む音を立てながら、金属製の扉が数時間ぶりに開かれた。
それに気付いた男は、地下室の中央に設置された箱型の台の上で裸体を分かりやすく怯えに跳ねさせながら、目前に迫った恥辱からの逃走を求めて今まで以上の勢いを有した拘束との格闘を試み始めた。

「んっ、んぅぅっ! むぶっ、んぐぅぅっ!!」

周囲の様子を伺うことはおろか扉を開けると同時に明かりを点された事実を認識することも不可能にされた目を黒色をした粘着テープの下で恐怖に歪めながら、男は仰向けの体勢に固定された裸体をなりふり構わずにじたばたともがかせる。地下室内に虚しく響くだけの助けてを叫ぶことも、自分を捕らえ欲望のままに辱めている非道な存在に誇りを捨てた哀願を飛ばすことも出来なくされた口を覆う目の物と同じテープ越しにくぐもった唸りを発しながら、男は無意味に許しを請う。
もちろん、そんな足掻き程度では厳重に加えられた縄の拘束は外れない。惨めな唸りを必死に寄せても、残酷な存在の欲望は萎むどころか逆に膨らんでいく。
この男は、自分の責めをどうすることも出来ずに受け入れながら悶え狂う滑稽な肉奴隷だ。地下室での監禁生活を与えた日から幾度と無く味わった愉悦を改めて胸に募らせながら、無慈悲な飼い主に君臨した男は台の上で披露される諦めの悪い試行錯誤を悠然と観察している。
左右の足に折り畳んだ状態を維持させる縄を加えられ、伸ばせなくされた足の内側に密着させられた手を別の縄で遊び無く足へと縫い付けられ、一体化させられた手足を台の側面にあてがわれた丸い金具達へと追い打ちの縄で執拗に結わえ付けられた男はもう、朝晩の食事に混ぜられた淫猥な薬品の効果に火照らされている裸体を隠すことさえ叶わない。監禁の日々が始まった日に比べて明らかな肥大を迎えた乳首を注視されても、ビンと張り詰めきり透明な蜜を滴らせている男根を吐息が触れる程の至近距離で眺められても、異物をねじ込まれていない状況に違和感を覚える器官に貶められ下手なおねだりよりも明確な収縮と滲み出た腸液の洪水を披露している尻穴に男根を押し当てられても、抵抗を禁じられた肉奴隷の男は淫らな地獄に対する絶望を覆い隠しきれぬ期待の反応を無自覚に示すことしか出来ない。
人権を剥奪され、都合の良い性処理道具へと仕立て上げられた無様な男はもはや、宣告すら無しで腰を前に突き出した支配者の男根に尻穴を蹂躙されながら、屈辱を嫌がる理性と尊厳を快楽を嬉しがる本能に蝕まれつつイきまくるだけの惨め極まりない生物でしかないのだ。

「んむぅぅぅーっ!! ぶふぅっ! ふみゅぅぅぅっ!!」

前戯を一切挟まずとも、荒々しく突き入れられた男根に快感を手に入れられる。元の面影を失った己の尻穴に打ちひしがれつつ、言葉にならない喘ぎを地下室に反響させる男。
ただ快感を手に入れるだけでは無くそれに幸福を伴わせながら雌の頂点へと、直接の刺激は欠片も注がれていない男根を射精へと上り詰めさせていく。正常からかけ離れた自身の肉体に反抗を砕かれながら、今日もまた正気を失った痴態へと、肛虐を心から悦び腸壁全体で体内を征服する憎いはずの男根を熱烈に絞め上げ歓迎の思いを表現する状態へと追いやられていく肉奴隷の男。
その最高に可愛く愉快な過程を独占し存分に堪能しながら、男からありとあらゆる自由を奪い飼い慣らす男は男根の硬度を更に高めつつ腰を往復させる速度を引き上げ、媚薬由来の発情の中でもどかしく苦しみ抜いた自分専用の奴隷に今日一回目の射精を、快楽の増幅という形で許可するのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示