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男根達は己を作り変えた存在の部屋を無様に彩る

2023.01.15.Sun.21:00
四角く赤い箱の上に存在している男根が、苦しげな脈動を見る者に披露しながら地獄からの脱出を求め前後左右に揺れ動き続けている。
悪趣味な作り物ではなく、生きた人間の物である男根が箱の上に被せられた透明な強化ガラス製のケースの中で悶絶しながら、もうすぐやって来るであろう責めから逃れようと必死にもがき続けている。
だがもちろん、それらの頑張りは何もかもが無意味だ。男根と睾丸以外の部分を小さな箱の内側へと本来の体積を無視して詰め込まれ、ありとあらゆる自由を没収された青年がどんなに手を尽くしても状況に変化は訪れない。
手も足も出せず、何も見えず聞こえない。それどころか、許しを請う誇りを捨てた叫びを箱の外側に届けることさえ叶わない。
そんな立場に追いやられた青年に残された道は、一つしか残されていない。ヒーローとして強化スーツを纏った姿で雄々しく戦う自身の写真が側面に貼り付けられているスーツの色に合わせた箱に性器以外を閉じ込められた今の青年が取れる行動は、自分達を捕らえた悪を束ねる総帥の男を愉しませる行動のみだ。
一分間に、一人一回ずつ射精に至る。そんな地獄を四人の仲間と共にもたらされた無様な青年ヒーローは、望まぬ射精を嫌がる自分にしか絶叫を虚しく放ちながら、惨めに飾られた正義の男根の一本として精液を噴き出させる様で非道な悪の総帥を悦ばせることしか出来はしないのだ。
イきたくない。胸の内に膨らませていた拒絶を無視して一気に湧き上がった射精の衝動が、青年の男根に精液を放出させる。箱の機構によって精液の枯渇とも無縁にされた哀れな青年ヒーローの男根が、新たに溢れ出た白濁で己をより無惨に汚していく。
けれど、地獄は終わらない。達しても達しても、青年に休息は訪れない。萎えることさえ認められない男根は、硬度を保たされたまま一分後にやって来る次の射精に向けて持ち主の意思を無視する形で精液を生成させられていく。
助けてと泣き叫んでも、救いはもたらされない。もう射精したくないと喚き散らしても、その声は好みの酒を口に運びつつヒーロー達の絶頂姿を鑑賞している悪の総帥の耳には伝わらない。
もはや、自分達五人は悪の総帥である男の部屋を彩る惨めなインテリアでしか無い。そんな到底受け入れられない事実を一分一秒ごとに受け入れさせられながら、五色の箱の中心に置かれたリーダー格の青年ヒーローは仲間を気遣う余裕も失った脳を無意味な哀願で満たしつつ、ただ絶頂し精液を分泌するだけの存在としての役割を悪の総帥の望み通りに全うさせられていくのだった。






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