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大事な一曲は無慈悲な淫獄の材料に貶められる

2023.01.04.Wed.21:00
視界を閉ざす黒革の目隠しの向こうから、青年達にとって一番大事な曲が流れ始める。それは、二人がグループを組んで最初に発表しスターへの道を開かせてくれた曲だ。
そんな曲を、二人は屈辱と恐怖に震えながら為す術無く聞くことしか出来ない。頭部全体を這う形であてがわれた黒革のベルトによって目隠しと一体化している男根を模した枷を飲み込まされた口では、イントロが開けても歌には入れず、怒りに任せて曲をとめろと要求することも叶わない。
二の腕と胴体を遊び無く結わえ左右の手首を背中で縛る縄を上半身に着せられ、足首と太もも、そして膝の上下を短く括る縄を下半身に施され、腕の自由を奪う縄と左右の足に折り畳んだ状態を強要している縄を繋ぐ上乗せの縄を加えられた青年達は、全身の縄と一人掛けソファーを結合する駄目押しの縄をもたらされたせいで床を這いずっての移動すらも不可能にされた裸体を隣にいるもう一人と共に仲良く無様に悶えさせながら、歌い出しに迫っていく自分達の曲に絶望を募らせるしか無い。
もうすぐまた、さっきと同じ地獄を味わわされる。ありとあらゆる形で身動きを制限された哀れな青年達は諦めに染まった戦慄に打ちひしがれながら、無防備に露出させられた男根と尻穴に固定された淫具の責めに、自分達の声に連動して駆動するよう設定された残酷な淫具の攻撃に、ただただ悶え狂わされるしか無いのだ。

「っ! も、ほうぅ……っ!」

歌が始まる。今歌っている側ではない青年の尻穴に挿入され縄に押さえ付けられたアナルプラグが腸内に埋まっている部分を小刻みに振動させて腸壁に刺激を与え、男根の根元と亀頭近くに巻き付けられた黒革のベルトに内蔵されているローターが同様に振動し、青年に望まぬ悦楽を覚えさせていく。
そんな悦びに翻弄させられながらも、青年は淫らに歪んだ悲鳴を上げること無く唸りを最小限の物に抑えている。餌と称して口から摂取させられ、プラグにたっぷりと纏わせる形で腸内の粘膜から吸収させられた強力な媚薬の効果に高められた肉体は脳を殴り付けるような至福を受け取っているというのに、隣のもう一人に苦悶をもたらしたくない一心で青年は淫具の駆動条件となる声を制御し続けている。
もちろん、その忍耐は無駄以外の何物でもない。幾ら青年が声を堪えても、今の拷問を知る由も無い過去の青年は曲に合わせて自身のパートを冷酷に歌い始めてしまった。

「っ、む、おぉ……っ!」

もう一人の青年も、己を苛む男根と尻穴の淫具に甘く狂わされながら声を無意味に制御する。裸体を拘束しソファーに縫い付け尻穴の淫具の排出を禁じる縄を耳障りに軋ませながら脱出を試みる隣の仲間の様子に意識を傾けて快楽から必死に目を逸らしつつ、青年は枷に歯を立てて溢れ出ようとする喘ぎを己の内に閉じ込め続ける。
そうして惨めに苦しみを減らそうと頑張る青年達を鑑賞しながら、二人で同時に歌うサビへとじょじょに近付いていく曲に怯えつつ何処にも逃げられない裸体を痙攣させる滑稽な青年達を堪能しながら、落ち目となった二人のアイドルを本人達の意思を介さずに交わされた事務所との契約のみを根拠に買い取った男は、煌びやかなステージの上で歌う二人の映像を流している地下室の壁一面を覆うモニターを悶絶する青年達の痴態と同時に愉しむ異常な娯楽にいびつな充足と興奮を湧き上がらせていくのだった。






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