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無実の罪で少年ヒーローは処刑される

2014.04.02.Wed.21:00
この作品はジョーカーさんのリクエストを元にして書かせていただきました。リクエスト、ありがとうございました!



薄紫色の空の下にある、城下町。地球ではない場所の町の中で、地球を守る為に戦っていた少年ヒーローは、残酷な処刑にかけられていた。
それも、事実無根の罪状によって。

「んむっ、ふ、うぅぅ!」

呻く少年。その口には、特殊な口枷が嵌められている。
地球の技術では作りようの無い仕掛けが組み込まれた棒状の口枷は、少年が持つヒーローとしての力を奪い取り。なおかつ、それを強力な催淫効果のある液体として変化させ、少年の体内へと流し込んでいた。

力を失い、全身の熱を強制的に高められて悶える少年を眺めているのは、町の住人達だ。
彼らは憎しみを込めた視線で少年を取り囲み、檻の天井に手枷を繋がれ、立った姿のままくねる憐れな裸体を、手を伸ばして思い思いにいたぶっていた。

「良い気味だな。極悪人に相応しいぜ」
「んんんっ!」

極悪人。一人の住人が口にした言葉に、少年は反応する。
違う。それは事実と違う。心の叫びは誰にも届かず、たとえ届いたとしても誰も信じてくれないだろう。

真の悪人は、彼らの王達で、少年はその王達の魔の手から地球を守っていたという事実は、ここでは捻じ曲げられているからだ。

「王様達を傷付けておいて、死刑にされないだけありがたいと思えよ?」
「まぁ、快感無しでいられなくなるまで嬲り物にするこの刑罰と比べてどっちが辛いのかは、知らねーけどよ」
「んぐっ…!」

さらりと、信じられない、信じたくない言葉が放たれ、少年は恐怖に支配される。

「でも喜べよ? お前が壊れても、王様がお前を肉便器として使ってくれるそうだぞ?」
「慈悲深いな。動物の餌にされてもおかしくないのに」

それを皮切りに、嬲っていた全員がうなずいて流石だ、などと王を褒め称える。
その瞬間、少年は確信した。自分には、知り合いも味方もいないこの世界で快楽に狂わされる道しか残されていないのだと。

「なら、王様の為に俺達がしっかりこいつを淫乱にしておかないとな」
「ん、ぅ…っ」

冤罪をかけられ、檻の中で処刑される少年ヒーローの絶望に満ちた喘ぎは、異世界の町中に哀しく響いていた。




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コメント
素敵
久々に五月雨さんの作品を一気読みしようと思ったら…うわああああ!リクエスト作品もうアップされてる!!
お仕事早い!!
少年ヒーローの痴態…楽しく読ませていただきました!

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